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新型PS3、1万円の安さの価値は。

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新たに薄型PlayStation3が発表になりました。
9月3日(土)に発売予定で、価格が現行より1万円安い29,980円となり、これまで買い控えしていた人にはポジティブサプライズだったのではないでしょうか。

そのようななか、ガジェット通信で次のようなエントリーが上がっていました。

 ■ちょっと待て! 新型PS3(29,980円)は本当に安いのか?

このエントリーによると、

・薄型化に伴い、縦置きするには縦置きスタンド2,000円を買う必要がある
・最高画質でゲームするにはHDMIケーブル3,000円を買う必要がある

と述べられています。
つまり、新型プレステ3の価格29,980円のほかにその2つのオプションを購入し、5,000円を上乗せする必要があるというのです。

確かに、現行のプレステ3は大きいのでそのまま縦置きしても問題なく使え、縦置きスタンドは不要です。新型は薄いので縦置きにして使うの難しく、縦置きスタンドが必要になってくるでしょう。
最高画質でゲームをプレイしたり、Blu-rayソフトを楽しんだりするために、HDMIケーブルを買うというのもその通りです。

しかし、縦置きして使うというのは“必須”ではなく、横向きでもぜんぜん平気です。僕は普通の横に倒したままプレステ3を使っていますし、縦置きにする必然性も感じません。要は好みの問題でしょう。そもそも、縦置きにするとテレビ台の高さが足りない場合があるので、憶測ですが横に倒したまま使ってる人は多いのではないでしょうか。つまり、縦置きスタンドは不要です。

また、HDMIケーブルについては、ソニー純正のものが3,000円ということで計算してあるようですが、実際には2,000円以下で売られているようなものもあり、そのあたりの出費はそんなに痛くないはずです。

そもそも、現行のプレステ3だってHDMIケーブルは別途購入する必要があるので、出費は同じです。

と、ここまで読んでお気付きだと思いますが、
新型と現行機種で、出費は同じなんです。

むしろ、このガジェット通信さんのエントリーには、価格・薄型の次に重要な点が抜けているんです。

それは、
内蔵ハードディスク(HDD)の容量が80GB→120GBに増量している点です。

現行機種は80GBのHDD(もっと前の機種は20GBなど)を内蔵していて、新型では120GBと1.5倍に増えており、もちろん、この分お得になっています。
以前と比べてHDDの市場価格が下がっているとしても、120GBに増えたことはユーザーにとって嬉しい点ですよね。

細かい点では、消費電力の大幅な低下も図られており、長期的には現行機種よりも電気代が安く抑えられます。

今後、「ファイナルファンタジーXIII」や「グランツーリスモ 5」、「龍が如く4 伝説を継ぐもの」といった大型タイトルの発売を控え、そろそろプレステ3を買おうかなと思っている人にとっては、今回の新型の発売はまさに願ってもいない朗報だったのではないでしょうか。
プレステ3ではそのほか、これまで体験したことのないBlu-rayならではのフルハイビジョン映像を楽しんだり、Webに接続して昔のプレステのゲームやアニメ動画のダウンロードも可能です。
安くなった新型プレステ3をぜひとも手にしてほしいと思います。

■薄型・軽量に進化し、120GBのHDDを標準搭載した
新型「プレイステーション 3」(CECH-2000A) 2009年9月 全世界同時発売
~ 年末年始の商戦期に向け、充実したソフトウェアラインアップとともに
「プレイステーション 3」プラットフォームの普及・拡大を更に加速 ~
https://www.scei.co.jp/corporate/release/090819a.html

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