2011年6月16日、カゴメは株主総会を開催し、株主から出た放射能問題などの質問に回答しました。
カゴメといえば、「トマトケチャップ」や「野菜生活」など、トマト加工品、野菜ジュース、パスタソースが有名ですよね。
消費者同様に株主にとっても、カゴメの商品に使用されている野菜に対する放射能汚染への不安が高まっているということでしょう。
株主からの質問は「使用する野菜の放射能問題は大丈夫か?」というもの。
それに対するカゴメの回答は以下のような内容でした。
「現在(2011年6月16日)販売している商品は、すべて東日本大震災のあった3月11日以前に収穫した野菜なので安心してほしい。2011年の日本国内産トマトの使用量は1万4000トン(例年は2万トン)。
(放射能対策としては)第一段階として、トマト自体の安全性を検査。第二段階としては、製造設備や使用する水などの安全性を確認。第三段階として、商品自体の安全確認を実施する。」
といった内容でした。
カゴメでは、野菜に対するこれらの詳細な検査を実施するために、5000万円もの費用をかけて検査装置を購入したとのこと。
僕たちが口にする野菜ジュースやケチャップの安全性が多少なりとも知ることができてホッとしました。
福島第一原子力発電所の事故処理がまったく進んでいる感じがしないなか、さまざまな企業がこのような情報開示をしてくれるのは非常に嬉しいですね。
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