2012年4月21日、WordPressの勉強会「第6回WordBench埼玉」に参加してきました!今回のテーマはマルチサイト特集ということで、WordPressで複数のブログ・サイトを運営する方法や、運営上で課題となるWordPressの高速化などを学んできましたよ~!
このブログ「め~んずスタジオ」はライブドアブログを利用しているのですが、僕(@asuka_xp)は他にWordPressで作ったブログ・サイトをいくつか持っているため、今回の勉強会に参加しました。
ということで、メモ程度ですが第6回WordBench埼玉の様子をレポートしたいと思います!
が、あまりにも長いレポートになってしまったので、前半にDNSとマルチサイト化について、後半にWordPressの高速化について、と2回に分けさせてもらいました。
ざっくり判るDNSの基礎(Dozensの松田顕さん)
レジストラーとDNSサーバー
レジストラーはドメインを取れるサービス企業のこと。登録受付業者。
ワイルドカード
マルチサイトをやるときはワイルドカードを1つ設定しておけばいい。
けっこう難しい話で、僕にはちんぷんかんぷんでした。。。すみません。
後ろの席の人も
「今のはけっこうレベル高い話ですよね~。理解できる人ってそんなにいないと思いますよ。」
とおっしゃっていました(笑)
速習マルチサイト
プライム・ストラテジーの大曲仁さん
星野邦敏さん、豊田有さんとの共著で「WordPress 3.x (速習デザイン)」を書かれています。
「WordPressの教科書」も。
■マルチサイトの種類はサブディレクトリ型とサブドメイン型の2つある。
・サブディレクトリ型
WordPressが動作する環境であれば、ほぼ問題なく利用できる。
URLが競合しないように親サイトの固定ページのスラッグの設定に注意する必要がある。
・サブドメイン型
異なるFQDNを同じWordPressで処理できるようにする必要がある。利用できるサーバーが限られる。DNSも。
■使いどころは?
WordBenchなど。WordPressユーザーのSNSを実現。各地域のブログとしてマルチサイト化。
ISTSも。2年ごとに開催される国際カンファレンスサイトで、マルチサイトによって構築時とアーカイブ化のコストを低減している。
東急プラザも。表参道は違うけどw
■使用上の注意
プラグインによっては対応していないかも。管理者権限でもiframeなど特定のタグも使えない。アクセスが多いサイトには向いていない。
サブドメイン型の場合、ワイルドカード設定が必要。自由に登録できるサイトでなければサブドメインごとにレコードを設定してもオッケー。
■WordPressのネットワーク許可
→wp-congfig.phpにマルチサイトのためのネットワーク機能を許可する記述を追加。
define( ‘WP_ALLOW_MULTISITE’, true );
wp-config.php内の
require_once(ABSPATH. ‘wp-setting.php’); よりも前に
define( ‘WP_ALLOW_MULTISITE’, true ); を書き加えると、
ダッシュボードの「ツール」に「ネットワークの設定」が登場する。
画像をアップロードするディレクトリを設定。
.htaccessを設定。
サブドメイン型はサイトルートにインストールされている必要がある。
サブディレクトリ型は公開して1ヵ月以上経過しているとダメ。
■プラグイン
ダッシュボードの「プラグイン」から「ネットワークを有効化」すると子サイトでも有効化される。
ダッシュボード→サイト→編集
それぞれのサイトの編集が可能になる。
マルチサイトのデータベース構造
■WordPressのテーブル構造
シングルインストールのときは11個のテーブル
■マルチサイトのTips
Multisite Global Search
サブディレクトリ型の強制利用
1ヵ月以前の記事が存在する場合でも、wp-config.phpに以下の記述をすれば、強制的に判別をパスしてサブディレクトリ型の選択ができるようになる。
define( ‘ALLOW_SUBDIRECTORY_INSTALL’, true );
前半のまとめ
DNSについてはちょっと難しかったですね。でも、きっと重要なことだと思いますので、今後の課題の1つにしたいと思います。
マルチサイト化については、例えば、大学の学園祭特集のサイトを作るときなんかにちょうど良さそう。2011年、2012年、2013年、といったように毎年サイトを作るような場合ですね。また、単にまったく違うサイトを運営するときにももちろん良いと思います。
後半はWordPressの高速化についてをお届けします。
→ ■第6回WordBench埼玉 レポート【後半】WordPressを高速化させるためのチェック項目はたくさんあるぞ!