感想

「まどマギ」を観たことがない僕が『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語』を観た感想をずらずらと

ページに含まれる広告から収益を得ることがあります
写真 2012-10-10 18 01 50

こんにちは!映画ブロガーの@asuka_xpです。

以前から話題となっていたアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」。ちょうどアニメ放送が終わったあたりに知人から「まどマギ」面白いよという話を聞いてはいたものの、アニメ版をずっと観ていませんでした。

そんななか、2012年10月6日より公開となった『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語』を本日(10月10日)に観てきました。

これまでまったく予告編も観ていませんでしたし、公式サイトで情報を仕入れたわけでもなく、ただ、テレビで数分だけ紹介されているのをチラっと見ただけでした。

前半・後半の二部作になっていて、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編]永遠の物語』はなんと翌週の10月13日より公開されるという異例の早さ。

もし、いきなり後編を観てみたくなったときに、今のうちに前編を観ておかないとおそらく超後悔する!!僕が今日観てきたのは、単にそれだけが理由でした。

今回、そんな僕が『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語』を観た感想を、書きなぐってみたいと思います。
 ※多少のネタバレを含みます。

『まどマギ』知識ゼロの人間が劇場版を観るとどうなるか

平日の昼間、それも「レディースデー」とあって、映画館には女性客が多数。ただ、想像以上に客の年齢は上の層が多く、着物姿のおばあさんも『劇場版まどマギ』を観に来ていました。
そこに混じって、僕をはじめとする20~30代の男性層の姿も。

さて、冒頭に述べた通り、僕はテレビでも「まどマギ」を観たことがありません。
まどかという登場人物がいること、魔法少女の話であること、そのくらいは想像できました。

物語がスタートすると、この作品は小学生が主人公の話かと思いました。
主人公のまどかはまったくもって12~13歳あたりの少女には見えなかったし、泣き虫で、のんびりしていて。でも、それはまどかの弱さを象徴するための種まきだったのではないかと疑い始めたのは随分と時間が経ってからでした。
実際は中学生で、クラスメイトに恋をする親友のさやかや、まどかとさやかを助けるマミのセリフで判明。

物語の最初の方というか、中盤を過ぎるあたりまでは本当に少女マンガっぽい感じで、ちょっと個人的には苦手な感じだった。

魔法少女の悲しい戦い

ただ、次々と登場する“魔女”との戦いはものすごく面白い!

魔法少女たちは各自異なった武器で魔女に立ち向かうのですが、その戦い方が実にユニーク。身体の周りに複数の銃を出して射撃したり、身体よりも大きな槍を出して突いたり。
意外と残酷な倒し方をするのも、序盤の少女マンガっぽさから一転し、良い意味で大きなギャップを感じました。

その魔法少女は、人々を自殺や行方不明にさせてしまう魔女の行動を阻止するのが役目であり、また、自らが魔力を維持し生きていくためにも魔女を倒す必要があります。

街を守るため、魔力を得るため、大切な人を守るため。
それらの目的があって魔法少女たちは魔女と戦っている。

しかし、魔女と戦いたいから魔法少女になったというわけではなく、魔法少女になってしまったから魔女と戦わなければならないんです。

それも、普通の人間とは違う身体になり・・・。
苦しい、怖い、いつでも死と隣り合わせ、そんな状況に立たされた少女たちの苦悩を描いた作品だとわかりました。

魔法少女同士の複雑な関係や各々の持つ隠された過去、謎の少女ほむらの存在、そして、何を企んでいるのかわからないキュゥべえ。『劇場版まどマギ』はそういったミステリアスな要素が多いと思いました。

大人と子供の間を生きる中学生の自立

嘘を付かず、曲がったことが嫌いなまどかに対し、「間違ってみたら?」と言うお母さんのセリフが印象的。
「若いうちはやり直しが効く」「大人になってから間違うと痛いけど、そのためにお酒がある」「大人って楽しいわよ」といった、早く子供の殻を破りなさい的なメッセージが見て取れました。

子供っぽいまどかと対照的に、大人っぽくてカッコいいお母さんが登場するシーンが3~4回あり、それぞれまどかの成長のカギとなる存在であることを強く感じましたね。

周囲の子はしっかり意見を言えるのに、まどかはもぞもぞして消極的。魔法少女になることもずっと怖がっています。
このあたり、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジにも似ているのかも。ちょうど同じ中学生ですし、やっぱり、この年齢っていうのは難しいんでしょうね。

映画作品としての『魔法少女まどか☆マギカ』

邦画では映画『デスノート』が前編・後編の形で公開され、『20世紀少年』が3部作で公開されたのが記憶に新しいですが、冒頭に述べたとおり『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』は前編公開の翌週に後編を公開するというので僕にとってかなり衝撃的でした。

映画の続編を公開する前にBlu-ray・DVDを発売するのがこれまでの当たり前でしたよね。ところが、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語』はBlu-ray・DVDを発売する前に続編を公開し、完結させる。
これがどういう効果があるのか、素人ながら考えてみました。

一番、そうか!と思ったのが、
「どうやって映画館で観てもらうか」。

これにより、TSUTAYAなどでレンタルすることもできないし、テレビ放送もない。

どうせDVDになるしそれまで待てばいいやと思っていた人は、待ってる間に映画では続編が公開され、焦る。
「まどマギ」ファンであれば躊躇せず映画館で速攻観るでしょうけど、“にわかファン”に映画館へ足を運んでもらうにはこれが効果的なのでしょう。

あとは、続きが観たいとファンが思っているうちに続編を投入することの効果や、後編公開直後のランキングに2作品同時ランクインした場合のシナジー効果も狙っていることと思います。

余談ですが、日本の映画館は大作を上映する場合、作品の仕入れ値が高く、映画館側の利益というのはけっこう少ないんだそうです。

そのため、映画館では利益率の高いポップコーンやドリンク、パンフレットの販売は貴重な収益柱。特に、ここ最近のパンフレットは値段がけっこう上昇傾向にあり、昔は500円くらいだったのに近頃は普通に700円、800円します。
この『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語』のパンフレットは900円です。後編もきっと900円でしょう。

映画館に1回だけでなく2回来てもらえれば、フードやドリンク、パンフレットも買ってもらえる機会が増えますし、続編映画というのは映画館にとっておいしいんです。

前編・後編って分かれてると、前編のエンディングはモヤモヤしたりしますけど、僕としては楽しみが増えるのでけっこう嬉しいです。
作品を観ていて時間的にエンディングが近づくと、「もう終わっちゃうのか~」とけっこう残念に感じるくらいです。なので、ちょっと一般的じゃないですけど、後編も楽しみにしたいと思います。

2012-10-10_2157

まとめ

っていうか、まとめようとしてもこれはまとまらない(笑)
率直に言うと、初めて「まどか☆マギカ」を観た僕は意外とハマりそうな感じがしました!昔やっていた「セーラームーン」とか何回か見たことがある最近の「スマイルプリキュア」よりも全然面白い。これならテレビアニメ版も観てみたい!

なお、調べてみたら、ローソンでは10月16日(火)からキャンペーンが始まるらしく、ローソンでのオリジナル商品の販売や対象商品を購入でクリアファイルのプレゼント、伊藤園の商品購入で景品がもらえたりと、いろいろな「まどマギ」キャンペーンがあります。これは気になりますね~!

 → 魔法少女まどか☆マギカキャンペーン – ローソン

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編]永遠の物語』は10月13日(土)より公開です!前編が気に入ったので、後編も絶対に観に行ってきます!

 → 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ

【魔法少女まどか☆マギカ 関連記事はこちら】
ちょ~いい!『劇場版 魔法少女まどかマギカ』の特典フィルムをスキャン&現像するとこんなに感動するぞ!
ローソンの「魔法少女まどか☆マギカ キャンペーン」、深夜にクリアファイルや限定商品をゲットしてきた!
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』、主題歌「ルミナス」をiPhoneでダウンロード購入・再生する方法
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』、前編・後編の公開で僕は勘違いしていた!
なんと完売!『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語』、公開10日目で

【アニメ関連記事はこちら】
秋葉原で開催された香港のアニソンイベント「秋葉東京」が半端なく楽しかった!プリキュア、まどマギの曲も!
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』、ED曲のYES「ROUNDABOUT」がカッコいい!
アニメ「ソードアート・オンライン」、iPhone5・4S・4、スマホケースが登場!電撃20年祭限定モデルも!
ソードアート・オンライン(SAO)、フェアリィ・ダンス編の新OP曲は藍井エイルの「INNOCENCE」。新EDも公開!

この記事が気に入ったら
いいね ! してね!

Twitter で