今日、映画「ハゲタカ」を観てきました。
巨大マネーを動かし、日本を代表する企業を買収する物語です。
劇中にはさまざまな投資手法が登場し、資本主義がかかえる「会社は誰のものか?」がうまく描かれていると思いました。
株を得ればその会社を取得できる。
その会社の従業員の想いはどうか?
会社の製品に憧れている消費者はどうなのか?
そして、買収を仕掛ける側の真の想いとは、本当にお金だけなのか――。
NHKのテレビドラマで放送されていた「ハゲタカ」。
僕はこれを見たことがなかったのですが、映画版の「ハゲタカ」は十分に楽しめました!!
買収を仕掛けてくるブルー・ウォール・パートナーズの劉一華(リュウ・イーファ)を演じる玉山鉄二がめっちゃカッコよかったです。
クールである反面、元貧乏人である側面も十分に演じられていて、その心境がすごく伝わってきました。
また、劉が掛けていたメガネが超カッコイイ!!あのメガネが欲しくなってしまいましたよ。
人の葛藤に付け込み、それを利用して自分の力を見せ付ける。
その冷酷さがハゲタカにふさわしい感じがしました。
――誰かが言った。人生の悲劇は二つしかない。ひとつは、金のない悲劇。そしてもうひとつは、金のある悲劇。世の中は金だ。金が悲劇を生む。
だけど、投資によって生まれる幸せは多いと思います。
国や企業が成長していくためには、やはり技術力が必要です。
そのためには、よそから技術を提供してもらったり、よそから資金を提供してもらいつつ自国で研究を進めたりしなければなりません。
悪く思えてしまう買収もありますが、けしてそれだけではありません。
買収によって良くなることだってもちろんあると思うんです。
この映画「ハゲタカ」は企業買収を通じて、人々に与える夢や希望、金の大事さ・汚さ、企業のずさんな危機管理体制、格差社会、それらをリアルに描いています。
投資に興味がない人も、これを観たら少しは興味を持つかもしれません。
個人的な感想としてはとても楽しく、熱中して観てしまうほど良い映画でした。
一緒に「ハゲタカ」を観に行ったムジログのわっきぃさんも感想を書いています。
■リアルな日本経済と生き方について考えさせられる映画「ハゲタカ」
■映画「ハゲタカ」、鷲津のメガネ、劉のメガネはこれだ!超クール!!
DVD-BOXはけっこう安いんですね~。
Blu-ray Disc 版の「ハゲタカ」を購入しました!