SIMロックフリー端末

SIMロックを解除できる期間と条件を解説するけど白ロム90日の時限タイマーがクソ

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2015年4月22日にSIMロック解除について発表したドコモとauに遅れ、ソフトバンクが5月19日、スマホやタブレット、モバイルルーターなどのSIMロック解除に関する申し込み方法や解除できる期間を発表。これでようやく主要3社のSIMロック解除方法が出揃いました。改めて見てみるとドコモ、au、ソフトバンクの条件はほぼ横並び。

要するに、スマホを購入してから6ヶ月が経過しないとSIMロックは解除できません。買ってから6ヶ月間はSIMロックがかかったまま使い続けなければなりません。購入直後のスマホを持って海外へ行きたくてもロックがかかったままなので現地のSIMカードを使用できないのです。ドコモはこれまでもiPhone・iPadを除く全機種をSIMロック解除対象としていましたが、5月1日以降発売の機種については下表の新ルールに移行します。

また、解約済みのスマホについては解約日から90日以内ならSIMロックを解除できますが、解約から90日を超えたスマホはSIMロックを解除できないという条件がありまして、まったく酷すぎです。

ドコモ au ソフトバンク
SIMロック解除対象機種 全機種 2015年5月1日以降発売の機種 2015年5月29日以降発売の機種
契約中 端末購入日から180日後
解約済み 解約日から90日以内 無期限で解除可能 解約日から90日以内
SIMロック解除方法 店頭・電話・Web
(2015年4月30日までに発売の機種は店頭のみ)
電話・Web 電話・Web

auは5月1日以降としていますが、4月23日に発売した「Galaxy S6 edge SCV31」もSIMロック解除の対象機種。SIMロック解除について3社ともネットからの申し込みは無料。電話(ドコモのみ)や店頭での申し込みは3,000円(税別)が必要。
(※記事更新当初、auも90日経過後はSIMロック解除不可能と記載していましたが、auは90日経過後も解除可能です。失礼いたしました)

関連:ドコモとauのSIMロックを解除する方法と注意点 ネットは手数料無料

白ロムはすべてSIMロック解除できないのか?

今回3社から発表されたSIMロック解除のルールはすべて2015年5月以降に販売となる機種に適用されるものです。2015年4月30日までに発売となったドコモのスマホやタブレットなどはこれまでと同様に店頭にで3,000円(税抜)の手数料を支払えばその場でSIMロックを解除してくれます。

では、中古ショップで売られている未使用品や中古のスマホ(いわゆる「白ロム」)はどうなのでしょうか?

答えは、ドコモ端末の白ロムはその機種が2015年4月30日以前に発売された端末であれば、今後もドコモショップでSIMロックを即日解除できます。

ただし、一番注意したいのは5月1日以降にドコモから発売する機種です。この日以降に発売となる機種は購入履歴が確認できないとSIMロックを解除できない仕組みになります。中古ショップで売られる端末は以前に他人が使っていたもの。自分ではないので購入履歴が確認できないため、5月1日以降に発売となる機種の白ロムはいかなる方法でもSIMロックを解除できないのです。ドコモさん、厳しいです。。。

ちなみになんですが、単純にMVNOの格安SIMを使いたいだけであればSIMロックの解除は不要です。SIMロックを解除しなくても格安SIMを使えますので、頭の片隅に覚えておいてくださいね。

関連:[第6回] DMM mobileをXperia Z3 Compactで使うための設定方法(APNやMCCなど)

一方、auについては5月1日以降に発売の機種でもauショップに持ち込めば手数料3,000円(税抜)でSIMロックの解除に応じてくれます。

 

本当にSIMロック解除はこれでいいのか

2015年5月からの義務化がいよいよスタートしたSIMロック解除ですが、3社とも利用者の利便性を無視したガチガチの条件を付けてきました。

好きな端末を、いろいろな国で、いろいろなプランで使いたい!を実現できるのがいわゆるSIMロックフリー端末であり、国内端末に当たり前のようにかかっていた(かかっている)SIMロックをなかったことにできるのがSIMロック解除手続きのはずです。

一番納得いかないのが、解約後90日を経過した端末はSIMロックを解除できないという点です。スマホやタブレットといった端末はレンタル品ではありません。端末代を払って購入した個人のものです。2年経てば割賦だって払い終わっているでしょうし、完全に個人のものです。にもかかわらず、自由に使えないというのはどうもおかしい。白ロムを買ってSIMロックを解除してもいいと思うんですがね~。総務省さんにはもうちょっと圧力をかけてもらって、3社にはこれを改善してもらいたいです。

うむむ。。。これまでけっこうキャリアの端末を買ってきたのですが、最初からSIMロックフリーのスマホやタブレットを買う方が賢明な気がしてきました。

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今まで契約していたドコモ、au、ソフトバンクからMNPして、電話番号をそのままMVNOの格安SIM(DMM mobileNifMoなど)に乗り換えてしまった方が幸せなんでしょうね。今後もキャリアの情報は追いかけていきたいと思っていますが、同時に格安SIMやSIMロックフリー端末の情報もどんどん掲載したいと思います。

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