さて、今回は誰もが経験するであろうエロへの目覚めについて書こうと思う。
ありがちなのが、空き地で発見した古雑誌の中に混じったエロ本と遭遇するというものだ。そしてそこでエロとは何かを初めて認識する。確かに俺(俺ら)にもそういった事はあった。しかしそれが初めてのご対面というわけではない!と言うかこの段階ではこれら発見したエロ本、時にはエロビデオ(懐かしい響きだw)は当たり前に回収し、仲間内で取り引きしていたwまあ、これらが当たり前だったのは中学に上がってからだが。因みに(俺ら)というのは、中学時代に集結してしまった最凶軍団の連中を含めた表現でつまり取り引きしていた仲間内だ。この仲間達はこの後に語ることになるであろう数々の事件の中核を担う。当然だが先に語ったjちゃんもこの軍団を構成する重要な存在だ。この軍団についてはまた別の機会に語ることにする。
話しが横道に逸れたが本題に戻ろう。では、俺のエロとの遭遇はいつだったのか?それはまだ、地元の未開発な駅前(メンには分かると思うがいわゆる吉野家の向かい側)に住んでいた幼少期に遡る。その日は珍しく、母親が幼い俺を連れて近所にあった喫茶店に昼飯を食いに行った。この頃の喫茶店というと、漫画や雑誌が今の漫画喫茶程ではないが結構置かれている事があった。その店も結構な量の漫画や雑誌があって、その気になれば一日中過ごす事も出来そうな感じだった。当時の俺はじっとしている事が出来ない子供で、ある時庭で蟻ンコを追っかけるのに夢中で道に出てしまった事に気がつかず、チャリに跳ねられ頭部から大量に出血し救急車に運ばれるような感じだった。(因みに余談だがこの時俺をハねたのは大学生で、ハねた直後に逃走したwその際泣きそうな感じでしきりにごめんね!ごめんね!と繰り返していたのを今でも覚えている。結局彼は俺が運ばれた病院に現れたらしく警察沙汰にしなかったようだ。怪我の方は白シャツが赤シャツになるほどの出血の割に大したことなく、5針縫うだけで済んだ。縫ってる最中に意識があったのだが、冷たい感触が頭部にあ
っただけだったので麻酔をされたものだと安心していた。しかし麻酔をしていなかったらしい。知らされた時は少々驚いたが、幼児の頭部に麻酔をするリスクを考えると当然かもしれないと納得。縫った医師の腕が良かったのだろう。そしてこの傷も後にある出来事を引き起こす事になる)また横道に逸れてしまったw要は、それ程落ち着きがなかったということだ。そんな俺を当然母親は放置しているわけにはいかない。ではどうしたか?手近にあった一番分厚い雑誌を俺に渡したのである。恐らく絵本の変わりのつもりであったのであろう。それも分厚ければそれだけの長い時間俺がじっとしていると考えたからかもしれない。確かに俺は当時絵本が大好きだったし、熱中すると静かだったからだ。でも詰めが甘かった!!渡された俺は興味津々で雑誌のページをめくり始めた。そして静かになった俺に母親はさぞかし満足していた事だろう。しかしそれは長くは続かなかった。何故なら自分がしてしまった過ちに気がついてしまったからだ。幼き息子に渡した分厚いそれは、なんとレディースコミックだったからだ!!察しが良い人ならわかるだろう。レディースコミックとは、大人の
女性が対象であり中にはエロ本と変わらないような内容のモノも存在するのだ。そう、その時俺はエロとの遭遇を果たしていたのである!細かい部分は覚えていないのだが、何より覚えているのが裸で抱き合っている男と女の絵である。幼い俺はその絵に釘付けになった。その絵が意味することはわからない。しかし何故だろうか?妙に落ち着かない。それどころか、まだ操業を始めるどころかまだ生産ラインすら工事中のはずの我が工場に力が漲ってくるのだ!今なら「俺のバティーが!!」と叫んでいたどころだろうが、この時は「オラこんなの初めてだぁ(悟空調)」の感じだった。そんな俺に結局母親は「そういう本は読んじゃダメ!」と言ったものの、渡したのは自分であったのと、取り上げた後に質問攻めを受けて事態を厄介な事にするのを避けたのか、実力行使はしなかった。こうして俺はエロとの遭遇を果たし、バティーの息吹きを感じたのである。
バカだ少年記…エロへの目覚め
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