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リビングの加湿器 プラスマイナスゼロじゃないともったいない!

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ハイクォリティなデザイン家電ブランド「プラスマイナスゼロ」。
BEAMSやパルコ、in The ROOMなどで見かけるオシャレ家電です。

そのプラスマイナスゼロブランドの超センスの良い加湿器がラインナップされているのですが、今回はその加湿器に焦点を絞ったブロガーイベントを、なんと、あの「キャズムを超えろ!」の和蓮和尚氏とプラマイゼロ社が開催するというので参加してきました!

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ブロガーイベントの詳細を説明する和蓮和尚


っていうか、「プラスマイナスゼロ」って何?という人のために、ちょっとここでご説明を。
先にちょっと書きましたが、実は「プラスマイナスゼロ」とはブランド名で、「プラマイゼロ株式会社」という会社のブランドなのです。設立は以外にもまだ5年目のベンチャー企業で、社員は20名程度。家電メーカーなのに人員は開発と営業が大半を占め、工場を自社で持たないファブレスメーカーです。
グッドデザイン賞を毎年受賞(2004年~2008年)しているほか、商品はデザイン雑誌の表紙にも何度も登場しているほど注目の企業なのです!

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奥から加湿器Ver1、Ver2、Ver3

■プラスマイナスゼロの加湿器は常識を超えるデザイン

まず、加湿器というと、冬場の乾燥した季節に蒸気を発生させて部屋中の湿度を上げる機械が思いつくと思います。特に乾燥肌の女性には必須アイテムでしょう。

しかし、機能面だけを重視し、インテリアに最適な加湿器というのは存在していませんでした。

――プラマイゼロ社が動くまでは。

製造者の常識論や効率論にとらわれず、デザインを最重要視するこの会社は、プロダクトデザイナー深澤直人氏のイメージしたものをそのまま忠実に再現しています。深澤氏は加湿器のデザインをやっており、無印良品の家電系のデザインもやっているほか、auの「インフォバー」のデザインも手掛けています。
その深澤氏が提案してきた加湿器の形とは、それまでの常識を覆すもので、プラマイゼロ社の方もそうとう驚いたそうです。

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真っ赤な加湿器もカッコイイ

■このデザインは本当に製品化できるのか?

コンセプトは「水のしずく」。
深澤氏がイメージしたのは、丸い愛らしい今までの加湿器にはなかった形。

ただ、水のしずくにはつなぎ目はないので、つなぎ目をどうやって消すかが超難関に。それをいくつもの家電メーカーに製造を頼んだのだが、全部断られてしまったそうです。
そこで、町工場で日本の職人技を頼りました。下請けの下請けの下請けの塗装会社。なんとか、そこでやってもらえることにはなったのですが、つなぎ目を消すためのパテを付ける溝が仇となり、パテが収縮してしまってそこだけ凹んだ形になってしまったんです。
当初予定していた発売日直前まで必死に磨いたのに間に合わせることができず、結局は延期に。
次は板金屋に頼み、なんとか製造ができるようになりました。延期した発売日の3月31日までには60台を製造できたそうです。

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苦労話を語るプラマイゼロ社の小林さん

作業工程は、
熱溶着→粗削り→パテ付け→パテ磨き→下塗り→上塗り→最終チェック

塗りの工程は車・バイクの塗装工場でやっているとのこと。かなりシビアな最終チェックを行っていて、消費者の手に届く製品はそれらの工程を経て合格したものなのです。

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豊富なカラーバリエーション

そんな手間も苦労も多いプラスマイナスゼロの加湿器。
このことを知っている人はほとんどいないと思いますが、やはり、それだけの試練を乗り越えてきたからこそ、多くのデザイン雑誌や芸能人から注目されたり、世界各国からも称賛を浴びたりと、大きな評価を得ているわけです。

今回は僕の感想はあえて述べずに、プラスマイナスゼロの加湿器、その誕生秘話をとりあげました。
次回は具体的な機能や、意外な事実をお送りします。また、ちょっと辛口のコメントもさせていただく予定です(笑)

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