2011年9月24日、『YouTube x GEO Creator Day』に行って、動画をYouTubeにアップする際のアドバイスなどを聞いてきました!
その中で、いくつかのセッションがあったのですが、今回は“世界中のたくさんの人々へ自分の動画を届けるには?”ということで、多くの人に自分の動画を見てもらう方法についてメモ書きしたものと写真を公開しますね。
動画を良く見られている人の特徴は
- スーパーブランドを持っている人
- 量をたくさんアップロードする
- 工夫して動画の質を上げる
この中でも3の「工夫して動画の質を上げる」が重要なことなんだそうです。
工夫して動画の質を上げる
何千万円のパートナー収入を得てる人もいる。では、たくさん見てもらうためには?
→YouTubeを工夫する
YouTubeはメディアである、と。
例えば、水道管もメディア。電線もメディア。映画館もメディアです。
コンテンツというのは、メディアに依存している。
水というコンテンツは水道管というメディアが必要。
そこで重要になってくるのがメディア、YouTubeの特性を知ること。
では、YouTubeの固有性・機能とは?
実はYouTubeって、アノテーションだったり、どんなデバイスでも再生可能だったり、コラボレーション、自動キャプション機能など、便利な機能を備えている。
どうやってYouTubeをコンテンツ作りに活用するか?
1.最初の15秒で惹きつける
視聴者の心をつかむには、動画再生から15秒以内に面白いと感じさせることが重要
2.ブランディングと本編は後
これは何の動画か、っていう映像を最初におき、タイトルはその後でいい。
3.これは何の動画か?
はじまって数分経ってからこれは何の動画かがわかるようではダメ。
最初の方で何をやるかを明確に発信しておく。
アノテーション
「アノテーション」とは、YouTubeの中に次の動画へのリンクなどを追加できる機能。
1.ストーリ性
例えば、化粧のテクニックを紹介する動画の場合、メイクする過程を1つ撮ってアップし、他のメイクテクニックを見たい方はこちら、みたいな。
2.舞台裏
舞台裏の映像を撮っておいて、最後にアノテーションで舞台裏へ誘導する。
本編の後に舞台裏映像や、前回の動画へのリンク的なアノテーションを置く。
3.ダイジェスト&キュレーション
自分の過去動画をいくつも紹介する動画とか。
他のブログを紹介する動画とかいいかも。
ジェット☆ダイスケさんはダイジェスト版で動画やブログを紹介してる
アクションを呼びかける
1.チャンネル登録
コミュニケーションプラットフォームでもあるので、自分のチェネルを見てくれてる視聴者に呼びかける。
次の動画を見たい人はぜひチャンネル登録してくださいね!と言う。
2.コメント
視聴者にコメントください、と呼びかける。
コメントを次の動画で読み上げるとか。
視聴者からアイディアを募集するとか。
ショートムービーのシナリオを完全に視聴者から募集するとか。
3.評価・共有
もし面白かったらこの動画を共有してください、評価してください、と呼びかける。
YouTubeは主に外部からの流入が多い。ブログとか。
トレンドの波に乗ったコンテンツを作る
流行ってるものや、季節的なものなど。
1.世間の興味関心の波
検索ボリュームを調べればわかる。
「Google Insights for Search」が便利。
例えば、花火で検索すると、夏場の検索数が多い=人々の関心度が高いことがわかる。しかも、外国も調べてみると、日本の検索タイミングよりも、海外のタイミングの方が早く、しかも、花火への関心度が高い。おそらく、独立記念日の花火を見たくて検索するんだろうということがわかる。それに合わせて動画を投入する。
「iPad Magic」の例では、日本でのiPad発売直前に投稿された動画。日本語と英語でそれぞれ投稿し、多くの視聴数を獲得した。
つまり、“トレンド+共感”が大事。
2.スケジュールの作成
イベントのその日というよりも、その直前が良い。
コラボレーション
1.新しい視聴者
AとBがコラボ。Aしか知らない視聴者が、Bを知るきっかけになるし、Bの視聴者もAを知る機会になる。
2.動画レスポンス
YouTubeは動画に対して、動画で応えることができる。
「Hikakin Beatbox With You! – Collaboration Reggae#1」という動画が良い例。
彼のボイスパーカッションに誰かがコラボする、というもの。
コラボした例「Hikakin Beatbox Collaboration Response」
3.グローバル化
YouTubeユーザーは、日本では約3100万人。米国では約1億2000万人。
文化的な背景に依存しないコンテンツが良い。ただ、日本の文化を逆手に取るのもありかもしれない。
英語字幕も欲しいところ。動画のアップ後にキャプション機能を使えばいい。
「Caption Tube」を使うと簡単に後から字幕を追加することができる。
Q&A
英語と日本語のチャンネルは分けて登録した方がいい。説明文などを見てから視聴する人もいいので。
まとめ
- 最初の15秒
- アノテーション
- アクションを呼びかける
- トレンドの波に乗る
- コラボレーション
- グローバル化
こんな感じで、YouTubeの投稿と投稿後にひと工夫することによって、動画の視聴数が増加するとのことです。
僕が特に重要だなと感じたのは、アップしたら終わりではなく、アノテーションを追加することによって関心のある他の動画への導線を引くことや、シリーズものの動画へのリンクを貼るのが効果的なんだなぁ~と。
面白いコンテンツを撮ることだけに力を注ぐだけでなく、ちょっとした編集やYouTubeの機能を活用することでずいぶんと視聴者を引き寄せることができそうです。
なお、僕のYouTubeチャンネルもありますので、よかったら登録お願いします!
【追記】
「YouTube x GEO Creator Day」で学んだ「アノテーション」について、早速試してみました!
■YouTube、動画に「アノテーション」を追加して視聴者数を増やす方法