2012年7月23日、キヤノンが超小さいミラーレス一眼カメラ「EOS M」を発表しました!!
と思ったら、この発表当日の夜、ゲリラ的に(?)ブロガー向けイベントが開催されると知り、キヤノンマーケティングジャパン主催の「EOS M」ブロガー発表会に参加してきました~!!
実際に「EOS M」をたっぷりいじらせてもらい、写真や動画の撮影、レンズ交換、バッテリー、「Eye-Fi」対応、アクセサリーなどもチェックしてきました!!
イベントの様子を記事にまとめましたので、どうぞご覧ください!!
なお、イベント中に登場の「EOS M」は開発中のもので、製品版と異なる場合があることを予めご了承ください。
ミラーレス一眼「EOS M」の特徴
- 高画質
- 小型・軽量
- 業界最多!60種類を超えるEFレンズ群との互換性(アダプタを介することですべての機能を使用できる)
やっぱり、この小ささで、高画質であることが一番のポイントでしょう!
昔と比べたら、「EOS Kiss X5」だってそうとう小さいのに、「EOS M」はもっと小さいんですから!
しかも、重さはバッテリーとSDカードを含めてもわずか約298g!!本体のみなら約262gですよ!!軽っ!!
そして、これまでのキヤノンのEFレンズが使えるのも大きなポイントですね!!あの1万円以下のレンズだって使えちゃうわけですから!!
EOS系の開発企画をしたキヤノン前野氏による説明
撮影領域の拡大、それがEOSの開発コンセプトとのことです。
って言っても、何のことかよくわかりませんよね!
まぁ、高画質・小型・軽量の実現となった肝はキヤノンの光学技術にあると。
小型・軽量化はデジカメの永遠の命題ですが、
まず、高画質があって、次に小型・軽量。
ここで迷うことなくAPS-CサイズのCMOSセンサーを選んだとのこと。画質が良くなくちゃキヤノンのカメラとは言えませんからねぇ!
また、オートフォーカス(AF)は「EOS Kiss X6i」と同等の「ハイブリッドCMOS AF」を使用していますよ!
ピントを素早くあわせ、しかも、精度が高い!
■AF技術のポイント
→ ハイブリッドCMOS AF(X6iにも搭載)
→ 動画撮影時に静かでスムーズなAF
■小型・軽量技術のポイント
→ 強度の高い、堅牢性の高い新開発のMgシャーシとEOSMマウントなど
→ タッチパネルで操作部材を大幅に減らした
豊富なアクセサリーも用意されています!
EOS M専用の交換レンズ「EF-M」シリーズ
高画質、小型、スタイリッシュな標準ズームレンズ「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」と、単焦点レンズ「EF-M22mm F2 STM」(パンケーキレンズ)の2種類のレンズが発売!
■「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」
非常に静かで、動画撮影時にも音が入りにくい。
ちなみに、「EOS M」は夜景の撮影に強いとのこと。
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ISは非搭載だけど薄い!F値が2の大口径レンズです!
最短撮影距離が15cm(最大撮影倍率0.21)と寄れるし、マクロ(接写)の撮影が可能なのが特徴。背景がボケて被写体を際立たせることができるレンズです。
こちらは15%オフ!
AFやISなどEFレンズの機能が使用可能。デカいレンズに便利な着脱式三脚座付き。
これまでキヤノンのレンズを使ってきた人には嬉しい!レンズ資産がそのまま使えます!
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デザインについて キヤノン 川島氏
高画質を維持しながらコンパクトに。
これまでEOSに踏み込めなかったお客様に、ガジェット的な楽しさで敷居を下げようと思ったそうです。
上方向に絞り込む形状は小さく見える造形的処理。と同時に、様々なホールディングを考慮したとのこと。
快適な撮影感を実現するため、光学ユニット・タッチLCD。アクセサリーシュー、三脚座を光軸上にレイアウト。
いろいろな持ち方ができるように工夫してあります!
また、シャッター部分(レリーズ座)は自然にカメラを手にとったとき、指がちょうどいい位置に、ちょうどいい角度になるように何度も試したとのこと。
また、付け替え可能なストラップ金具を新たに採用。ストラップが料理に触れないように、外せるようにしてあります!
操作については、タッチパネルでスマートフォンのように直感的に操作できるようにタッチパネルにしたそうです。
ボディカラーは4色展開。
ブラックの強度はEOS上位機種と同等。シルバーはアルミで金属の高級感。ホワイトは光が入り込まないように気をつけた。レッドは光沢のあるキレイな赤を採用!
■EF-Mレンズシリーズについて
標準ズームレンズ「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」
単焦点レンズ「EF-M22mm F2 STM」(パンケーキレンズ)
■「EOS M」本体のデザイン
こんなにも小さい「EOS M」本体の形状は、100種類以上の案が出て、その中から選んだとのこと!
じっくり選んだ結果、こうなったわけですね~!
「EOS Mのコンセプト」 キヤノンマーケティングジャパン北村氏
この「EOS M」ってどの年代をターゲットにしてるのかなぁと疑問に思ったのですが、それもしっかり教えてくれました!
20~30代のエントリー層がメインターゲット、だそうです!
購入者は画質にボケ味を重視している。
約6割の客が交換レンズを買おうと思っている。
ボケ味に重要なのはセンサーサイズや交換レンズなので、その条件をクリアできる「EOS M」と。
ラインナップで驚いたのがコレ!!
なんと、「ダブルレンズキット」は、「EOS M」本体に、レンズ2本のほか、マウントアダプター、スピードライト90EXも付いたセットになっている!!
初めて一眼を買う人にはこれで問題ないでしょう!
マウントアダプターがあれば、例えば、友人がキヤノンの一眼レフのレンズを持っていれば、それを借りて「EOS M」で使えるしね!!
カメラ・写真の知識や技術も重要!
キヤノンさんでは、「EOS M」を使った特別講座「Hello,ミラーレスEOSスクール」も開くそうですよ!!これは嬉しいね~!
スペシャルサイトも開設されているので、こちらもぜひチェックしてみてください!!
実際に触ってみた!!
パンケーキレンズで十分なボケ味が出てる!
この小ささで、このボケ味が出せるとなると、普段使い用のカメラとして十分な威力を発揮するだろうなぁ!!!
「SERVO AF」をオンにすると、動画撮影時にしっかりピントを合わせてくれる!これは「EOS Kiss X6i」から搭載された機能。
インターフェイス。HDMIミニ端子や、外部マイク入力端子(Φ3.5mmステレオミニジャック)もある!
なお、個別に質問したところ、HDMIで出力中は液晶画面に映っている映像が(Infoなどの映像情報も)そのまま出力されるとのこと。
ステレオマイク、ストロボなどのアクセサリーシュー、電源ボタン、オートモード、カメラモード、動画撮影モードのボタン。
液晶はかなり高精細でキレイ!ワイド3.0型(約104万ドット)
まとめ
ソニーやパナソニックがミラーレス一眼カメラで先行するなか、キヤノンがようやくミラーレスの「EOS M」を発表しました。
最も後発となったキヤノンですが、高画質でコンパクトという面では、かなりポイントが高い機種です。
また、個人的に「EOS M」は、すごく動画撮影に力を注いでいるな~と感じました。
動画撮影中のAFも最新機種「EOS Kiss X6i」と同レベルの機能を搭載しているし、フルハイビジョンの撮影にも対応しています。
要望としては、スマートフォンやタブレット端末との連携をお願いしたい!
「Eye-Fi」を使うことで写真のワイヤレス送信は可能であるものの、「Eye-Fi」を使いたくない僕のようなユーザーもいます。
「EOS M」で撮った写真をiPhoneなどのスマートフォンに転送し、すぐにTwitterにアップしたい場合、そのための有効な手段がないのが残念です。
とはいえ、妥協を許さない高画質さを持ち、とことんコンパクトにして登場する「EOS M」は非常に魅力的なミラーレス一眼。
うぅ、欲しいぃぃぃ!!
発売日は9月ということで、これからじっくりと購入を検討したいです!!
→ 「Canon EOS M」
重さの比較もどうぞ♪
■キヤノン「EOS M」、アレやコレと重さを比較!これは軽いぞ~!
【2012年11月18日更新】
■【レビュー】Canon「EOS 6D(WG)」、「手持ち夜景モード」で三脚を使わずに手ブレしない夜景写真を撮る!