東日本大震災の発生から1年半以上が経過しました。
大地震と津波が発生した直後、日本国内では買い物や行楽などでは自粛ムードが広がり、このめ~んずスタジオでも記事内容にはかなり気を使っていたのを覚えています。
当時、情報が素早く我々の目や耳に入ったのは、TwitterやFacebookなどSNSの存在が大きかったです。また、UstreamやYouTubeといった映像配信サービスもその一つ。
それらを支えているのがスマートフォンやクラウドなどの新しいIT技術です。
どこにいてもスマホ1つで状況を現場から世界に発信できますし、手元にデータがなくてもクラウド上にデータが保存してあれば世界中から情報にアクセスできます。
震災で亡くなった人の身元確認や、復興のための計画、今後の防災など、もはやICT(情報・知識の共有を可能にする通信技術)の利用は必須。
そして、技術は活用されて初めて価値が出るものです。
被災地で「ICT ERA + ABC 2012 東北」が開催
2012年10月20日(土)に、震災被害を忘れない、被災地でのIT産業の振興、防災、交流などをテーマに、ICTによる震災復興支援を目的としたイベント「ICT ERA + ABC 2012 東北」が宮城県仙台市の東北大学で開催されます。
もともと、「ABC(Android Bazaar and Conference)」はAndroidに興味をもつすべての開発者やユーザーを対象に、カンファレンスとバザールでAndroidのいまを伝える国内最大規模のイベントです。
「日本Androidの会」が中心となって企業や団体が協力して開催するもので、今回、参加者みんなで被災地の復興とICTを活用したさまざまな可能性を見出そうという内容。
非常に多くのカンファレンスが予定されていまして、具体的には、
震災支援にSNSがどうやって活用されたのかの考察や障害者のための支援システム、広域医療連携、現場ニーズに基づいたタブレット端末の活用、KDDIによる復興に向けたITビジネス支援についての発表などのほか、世界一簡単なAndroidアプリの作り方や、NFCの未来、RTBを使ったアプリのマネタイズなどといった発表も予定されています。
様々なカンファレンスや、ドコモ、KDDI、インテル、富士通、ソニー、モトローラ、シャープ、NECなど有名メーカーをはじめ50以上の出展ブースが並び、ものすごい賑わいが予想されます。
震災発生から時間が経過し復興は進んできていると思いますが、本イベントは被災地での開催ということで、参加してみると実際に感じることがいろいろ出てくるのではないでしょうか。
きっと、自分でも何かできることはある!
そう思って参加すると一番良いかと思います。
今回、僕もこうやって告知することで、1人でも多く誰かの役に立てたらいいなと思い、協力させていただきました。
これを知ってぜひ参加したくなった!という人がいましたら幸いです。
【ICT ERA + ABC 2012 東北】
開催日時:2012年10月20日(土)10時~
場所:東北大学荻ホール(住所:宮城県仙台市青葉区川内40)
主催:日本Androidの会
共催:東北大学IIS研究センター
→ 「ICT ERA + ABC 2012 東北」公式サイト