こんにちは!イベントブロガーの@asuka_xpです。
2013年3月15日、Androidをテーマにした巨大イベント「ABC 2013 Spring(Android Bazaar and Conference)」が東京・明星大学で開幕(~16日)し、その中で秋葉原支部AD部が行ったワークショップ「『ホモォいじり』ができるまで」を聴いてきました。
「ホモォいじり」というのはキモいキャラクターを育成するアプリで、これまでに95万本もダウンロード(iOS・Android)された大ヒットアプリ。
iOS版はこちら→ ホモォいじり (無料)
登壇者は株式会社アプリカのルシ腐ェルさん。
同社はGREEとかMobageなどのゲームアプリを作ったりしていて、顔パンツカメラとか丸坊主カメラのアプリも出しています。つまり、ソーシャルゲームが主力です。
しかし、これからはソーシャルゲーム以外でどういった収益を上げていこうかを考えたところ、「アプリカゼロ」という誰でもアイディアを出せる場を作ったそうです。
アプリカゼロでは、紙1枚の資料で企画を競うコンテスト(ペラコン)を毎週開催。
ペラコンからは約4ヵ月でアイディアは200本が出され、開発に着手したアプリは17本。リリースは15本。ヒットしたアプリは1本だそうです。
新規事業をやろうやろうと思っている企業は多いが、アプリカゼロは本当にガンガンやっていこうということで実際にやっています。
ルシ腐ェルさんによると、こういった「場」を作ることが重要であると。
ネタを社内で吸い上げる場があるかどうかが企業として大切なんだとおっしゃっていました。
アイディアを持っている人はたくさんいる。こういったアプリがあったらいいな~という思いを受け止める場がない企業が多い。
そんなアプリカゼロの1アイディアから生まれたのが「ホモォいじり」だったというわけ。
この「ホモォいじり」ですが、BLが好きな女子に人気なアプリとなったそうです(笑)
「ホモォ」とは2chなどで見られる腐女子を象徴したAA(アスキーアート)が基になっています。
「ホモォいじり」はまったくプロモーションしていないのに95万ダウンロードされました。
しかも、Android開発の初心者である沖縄の女の子がたった1ヵ月でAndroidアプリとして開発。iOS版への移植はたった2.5日だったとのこと。すごいですなぁ!
こだわったところは、手描きのゆるいモノにした点とのことです。
なお、4月1日から30日まで「ホモォいじり」の100万ダウンロード記念キャンペーンを実施予定!
感想
「場」という言葉がすごく印象に残った発表でした。
わずか1本ですがヒット作を生み出した「アプリカゼロ」。こういった社員みんなから自由にアイディアを吸い上げる仕組みって素晴らしいな~と思いました。
同じようなゲームが乱立しているスマートフォンアプリですが、「ホモォいじり」のように面白いアプリを生み出すにはやはり斬新なアイディアが重要となってきますよね。
社員みんなのアイディアを集め、形にする体制は、他の企業も真似してもいいんじゃないでしょうか!
ホモォいじり
カテゴリ: ゲーム
価格: 無料
なお、「ABC 2013 Spring」は2013年3月16日(土)まで開催されていますよ~!
■Androidの祭典「ABC 2013 Spring」で見つけたカワイイ子!