各社からスマホやカメラの新機種が続々と発表されてて、ガジェット好きとしてはワクワクしながら日々を過ごしているところです(笑)
さて、2014年9月4日からドイツ・ベルリンで開催のIFA2014において、ワコムがペンの新製品3シリーズを発表。
そして、5日には日本のメディア向けに発表会が開催されたので参加してきました。
発表された新製品は以下の3シリーズ。
- Bamboo Stylus fineline(バンブー・スタイラス・ファインライン):9月12日発売 価格6,998(税込)
- Intuos Creative Stylus 2(インティオス・クリエイティブ・スタイラス 2):10月3日発売 価格9,158(税込)
- 第3世代 Bamboo Stylus solo(バンブー・スタイラス・ソロ)、第3世代 Bamboo Stylus duo(バンブー・スタイラス・デュオ):各9月12日発売 価格2,138(税込)・3,218(税込)
上2つはバッテリーを内蔵し、BluetoothでつながったiPad上でメモや絵を描ける入力ペンです。Bamboo Stylus solo/duoはタッチペンで、duoはボールペン機能もあります。
これまでも今後も、ペンは最も重要な入力デバイスに
最初にワコムの小見山氏のお話があり、そのなかでサムスンの「GALAXY Noteシリーズ」には3年間ワコム製のペンを提供し続けており、すでに出荷数は1億台を突破しているとのこと。新製品の「GALAXY Note 4」にも採用されています。
話を聞いて感じたんですが、ワコムはスマホにとってペンは今後も重要な入力デバイスであると見ているようです。
記憶をペンで書き留め、シェアし、その先にある発想の展開につなげていこうと。それをデジタルでやる。そういう考えをワコムでは「WILL」と定義し、デジタルインクをもっとコンピューティングの世界へ導入し、一般的に利用できるものにしたいと考えていることがわかりました。
ここ最近はコクヨやモレスキンも、スマホやタブレットと連携したペンなどの入力デバイスを相次いで投入してますが、ワコムではまた違った視線からニーズを作り出そうとしてるように感じましたね。
クリエイティブなニーズに強く応えた形
発表された新製品3シリーズのうち、Bamboo Stylus finelineとIntuos Creative Stylus 2はiPad専用。それぞれどんな特徴があるのかはワコムの中村氏に解説していただきました。
【Bamboo Stylus fineline】
1.9mmの細さでアイディアスケッチやメモ書きに最適。1,024段階の筆圧に対応。ペンのフタはiPadのスマートカバーに挟むことができるように工夫されている。
カラーバリエーションは5色。その中でワコムストア限定も。
【Intuos Creative Stylus 2】
従来はぷにぷにして太さも6mmのだったペン先が新型では2.9mmの樹脂製となり、より繊細な入力が可能。また、内蔵のバッテリーはUSBケーブルでの充電に対応。2時間の充電で26時間の連続使用ができるそうです。
2,048段階の筆圧レベル。iPadで幅広い表現を可能にする、iPadで絵を描く人をターゲットにしたペン。
【Bamboo Stylus solo(第3世代)、Bamboo Stylus duo(第3世代)】
導電性繊維を採用し、なめらかな書きやすさを実現。アルミニウム製。duoはボールペン機能が付いている。9月12日発売。
それぞれiPad用スケッチブックアプリ「Bamboo Paper」(無料)で使え、紙の上をペンで書くのような書きやすさとなっています。筆圧やサイドスイッチに対応。また、他社アプリも順次対応していく予定。
購入特典と体験イベントについて
購入特典として、Bamboo Stylus finelineとIntuos Creative Stylus 2を買うと、アプリ「Bamboo PAPER」の有償パックが無料でもらえるそうです。
また、発表されたばかりの新製品体験会が実施されます!
9月12日(金)、13日(土)、18日(木)、10月4日(土)には下記各所で新製品とアプリを体験できますよ!
9月13日と10月4日は「タムカイズム」の@tamkaiさんによるワークショップとなっていますので、体験したい人、ラクガキしたい人はぜひ参加してみてくださいね♪
実際に触ってみた感想
会場では気軽にメモを書けるBamboo Stylus finelineと、本格的なイラストを描けるIntuos Creative Stylus 2をそれぞれ試してみました。
Bamboo Stylus finelineはペン先が1.9mmと細いせいか、線や文字が書きやすい!
ペンの中程についているボタンは「取り消す」とか「消しゴム」といった機能を割り当てられ、わざわざ画面上のアイコンを押さなくても、このボタンを押すだけで取り消す・消しゴムの機能が使えます。
ペン上部のゴム蓋を開けるとmicroUSB端子があり、ここから充電できます。
そして、こちらが本格的にグラフィックをやる人にはピッタリなIntuos Creative Stylus 2。
ペン先は従来6mmから2.9mmに細くなり、格段に良くなっています。
機能ボタンは2つあり、消しゴムなどの機能をアプリ側から2つまで割り当て可能。
こちらもmicroUSBで充電できます。
試しに、妖怪ウォッチのジバニャンを描いてみました!(雑過ぎるのは勘弁w)
iPadのカメラで撮った写真や画像を取り込んで、こんなこともできますよ!
タムカイさんはさすがに上手い(笑)
@asuka_xpの感想
記者が旅を取材し、その後、会社にいるクリエイティブ担当が形にしていくデモを見せてもらいましたが、つまりはBamboo Stylus finelineとBamboo PAPERを使用して取材メモをとり、それをクラウド等で会社に送信。デザイナーがIntuos Creative Stylus 2を使ってイラスト化するといった使い方でした。
Bamboo Stylus finelineとIntuos Creative Stylus 2はどう用途が違うのかな~と疑問に思っていたのですが、Intuos Creative Stylus 2の方がデザイナー向けのようですね。
Q&Aがなかなか興味深くて、ワコムでは今後すべてのペンにIDを持たせ、将来的に何かをしていこうと思っているそうで、今回のBamboo Stylus finelineとIntuos Creative Stylus 2にもペンIDが入っているとのこと。アプリとの連動になるかと思うんですが、今後が楽しみです!
また、紙にメモを書くのとタブレットに書くことが違うのは皆さんお気付きだとは思いますが、今回の2製品はiPadに合うよう作っています。そこで問題になるのが、入力ペンのペン先とタブレットに実際に映った線に若干の差が生じること。これをワコムでは誤差がでないようアプリそのものにプログラムを仕込んであるそうです。
最終的なライバルは鉛筆とのこと。もともとペンメーカーであることから、ワコムの書きやすさへのこだわりが感じられました。
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