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笑えるクラシック!元ゴーストライター新垣隆&礒絵里子のデュオコンサートが楽しすぎた!

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2015年3月30日、「新垣隆&礒絵里子 デュオコンサート」の初演が東京文化会館小ホール(上野)で開催されました。

これは作曲家でピアニストの新垣隆さんとヴァイオリニストの礒絵里子さんがタッグを組んで3月11日にリリースした音楽アルバム『ロンド 珠玉のヴァイオリン曲集』の発売記念コンサートです。

新垣隆さんはココ最近バラエティー番組などテレビで活躍中のご存知“元ゴーストライター”。おトボケなキャラとチャーミングな見た目から引っ張りだこで、なかなか新曲が書けないほどすごく多忙なんだそうですよ!

今回、ご縁あってコンサートにご招待いただきました。新垣隆さんの音楽家としての実力を確認でき、凄腕で定評のある礒絵里子さんのヴァイオリンの音色とともに二人の音楽をたっぷりと楽しめるコンサートとなりましたので、簡単ではありますが当コンサートのレポートをお届けしたいと思います。


入場待ちする人で大行列

まず、ホール登場後のオープニングで演奏したのはイタリアの作曲家ヴィットーリオ・モンティによる「チャルダーシュ(チャルダッシュ)」。緩急のある曲で、特にテンポの速いパートでは礒絵里子さんのヴァイオリンが目にも留まらぬ速さ。その音色と新垣隆さんのピアノが相まって実にカッコいい。このコンサートのイメージ全体につながる、カジュアルかつ非常に素敵な雰囲気を予見させる演奏でした。

挨拶では、「最近はテレビによく出ている新垣です」などと会場の笑いを誘う場面も多くありました。
僕は気が付かなかったのですが、新垣隆さんが何やら曲の途中でパフォーマンスをしたようで、「ゴーストっぽくやってみました」とまさかのゴーストライター的な自虐ネタも。

礒絵里子さんは抜群のトーク力で安心して聞いていられました。新垣隆さんをグイグイ引っ張っていくような感じで良いコンビだな~と。

後半の最初には予定になかった新垣隆さんによる即興演奏。
東京文化会館の隣にある上野恩賜公園では桜が満開ということで、「さくらさくら」をアレンジ。これがまた素敵なんだわ!セットリストにもなかったので、嬉しかったです。新垣隆さんは即興が得意なんだそうですよ。

ピンクのドレスで再登場した礒絵里子さんは今後のコンサートツアーについてお話し、「これからどんどん地方を回っていく中で新垣さんのトーク力の上達を期待してるけど、トークよりも音楽で人を笑わせる方がいいかも」との一言に会場は爆笑でした。

後半の1曲目に演奏した「ロンド」は新垣隆さん書きおろしの新作。曲も素晴らしかったのですが、その後のトークでおっしゃっていた「ロンドはまた戻ってくるという意味。私自身いろいろありましたがまたこの場所(東京文化会館)に戻って来られて良かったです」と、ここでも笑いを誘っていましたよ!

もう1つの新作「哀しい鳥」は随所にNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の曲と「さくらさくら」を織り交ぜた特別版が素敵でした!ちなみに、哀しい鳥の演奏はこの日が世界初なんだとか。

どの演奏も文句なしの素晴らしいもので、会場のお客さんはお二人のピアノとヴァイオリンの音に聞き入っていました。

あっという間の2時間で、途中の即興とアンコールも含めて全16曲(だったと思う)を演奏してくれたお二人ですが、クラシック慣れていない僕にとっては想像をはるかに超える楽しいコンサートでした!こういった公演はぜひまた行きたいって思わせてくれるし、これもまた1つのクラシック音楽の楽しみ方なのかな~と新しい感覚がしました。

今回のコンサートで演奏した曲はどれも心地良いものばかり。そんなお二人のデュオアルバム『ロンド 珠玉のヴァイオリン曲集』は3月11日より発売中で、なんとSACDと通常のCDに対応しているHYBRID CDになっています。

SACD対応のプレイヤー(初期型PS3など)で聞くと通常のCDとは比べものにならないほどの臨場感が体感できますよ!ちなみに、普通のCDプレイヤーでも再生できるので心配ありません。

ケータイからはdwango.jp(ドワンゴジェイピー)楽曲配信ページでダウンロード購入できるので、こちらもどうぞ♪

公演後はCDの即売会が行われ、サインや記念撮影に応じるお二人の姿も。ファン1人1人に声をかけて、楽しげな表情が伺えました!

ロンド 珠玉のヴァイオリン曲集
礒絵里子/新垣隆
ソニー・ミュージックダイレクト (2015-03-11)
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