gooが観光名所でたいへん役に立つ&楽しいサービスを開発しました!これは「日光ガイド powered by goo」というサービスで、スマホに「日光ガイドアプリ」を入れて栃木県日光を散策すると、例えば、スマホに突然「すぐ近くに日光東照宮 宝物庫があります」といったプッシュ通知が来ます。
歩きながらつい話に夢中で観光スポットを通りすぎてしまいそうになっても、下の写真のように通知が来るので見どころを見逃さずに済むのです。後述しますが、これがまた非常にエキサイティングするんですよ!!
今の段階では実証実験という形になっているのですが、僕はgooアンバサダーとして実際に2015年10月1日に日光を訪れ、マスコミに混じって実証実験に参加することができました。ということで「日光ガイドアプリ」がどんなものか、また、観光でのどのような可能性を秘めているかをお届けしたいと思います!
歩いているだけで気になるスポットやお店がわかる!
日光ガイドアプリを入れたスマホがあれば、日光を散策中に、日光東照宮や日光山輪王寺など敷地内の有名な門やイベント実施場所の有名スポットではもちろん、日光駅周辺や道にあるお土産屋さんやカフェなどに近づくと、スマホにその名称が記されたプッシュ通知が届きます。
一緒に歩いていたアンバサダーの仲間たちと「◯◯が近くにあるって!これかな~?」なんて言い合いながら、普段の観光しているとき以上に周囲を見ながら歩くことができました。知らない名所がわかっただけでも大興奮!
プッシュで通知が来るのはそのスポットの名称が基本ですが、そこから日光ガイドアプリを起動すると、場所の詳細(歴史やら販売しているお菓子など)がわかるだけでなく、その場に関するスナップ写真やコメントの投稿も可能。また、他人が投稿済みの写真・コメントも閲覧できます。
つまり、観光ガイドとして機能に加え、みんなからのクチコミでさらに濃い情報が蓄積されていくガイドサービスとなるのです。
特筆すべきは、現地に実際に行って投稿したコメントと、現地ではない場所で投稿したコメントの判別ができる点。このことから、どのくらい信憑性の高い情報なのかどうかがわかります。現地で投稿されたコメントであれば、マークがグレーではなく虹色になっています。
プッシュ通知が来る日光ガイドに対応している場所は113スポット(10月1日現在)なのですが、まるでスタンプラリーのように、行った場所には自動的に印が付き、どんどんコンプリートしていきたくなる気分にさせてくれるのも面白いと感じました。下記写真のとおり、行った場所にはスポット名の右側に虹色の印が付きます。
日光ガイドの仕組みは?スマホのBluetoothに反応するビーコンが113ヵ所に設置
さて、gooさんからはこの仕組みを解説していただきました。仕組みはここ最近徐々に浸透しつつある「Beacon(ビーコン)」を活用しているんだそうです。
ビーコンはBluetoothの電波を利用し、Bluetooth対応スマホが近づいたら位置情報を基にして専用アプリへ情報を発信するシステムです。gooの日光ガイドではバッテリーで3ヵ月駆動できるタバコの箱くらいの小型ビーコン端末を日光の113箇所に設置し、日光ガイドアプリを入れたスマホが近づくと情報を発信する仕組み。電波は最大50メートルまで届きます。
散策中に良かったと感じたのは「三仏道に期間限定の新名所『天空回廊』が近くにあります」という、“絶対に見逃すな!”といった気分にさせてくれる通知が来たことで、散策の楽しみを広げてくれたこと。残念ながら今回は立ち寄らなかったですが、こういった通知はありがたいですよ。
下の赤い橋は神橋というのですが、「神橋が近くにあります」といった通知が来たのは橋の通行券の販売所前だったのがなかなか面白かった(笑)
雨が降っていたのでじっくり見られませんでしたが、ちょっと紅葉しててキレイだった!もっと紅葉の時期になったらすっごくキレイなんでしょうね~!
日光東照宮などの歴史ある場所では景観を配慮し、ビーコン端末が目に見えないように隠されています。また、お店ではこんな感じで置かれています。
後になって、「あ!こんな観光スポットもあったのか!」と気づく良いきっかけにも。時間があればまた後で行ってみよう、という気にさせてくれます。
駅前もいろは坂も奥日光も!日光ガイドが役に立つ
昼前からすっかり観光という名の実証実験を楽しんでいるうちに、あんなに天気が良かった日光は後半から大雨になっしまったのが残念。ずっと晴れていたらもっと良かったのになぁ。
さて、最後に僕たちは東武日光駅の前まで行くと、揚げゆばまんじゅうで有名な「さかえや」でもちゃんと通知が来て、実際に立ち寄って揚げゆばまんじゅうを購入。
日光ガイドアプリのリストにも虹色になりました!
散策の最初にお話を伺った日光山輪王寺の中里さんによると、この日光では非常に外国人観光客が増えているそうで、特にヨーロッパからの訪問が多いんだとか。スマホの普及とこういった日光ガイドアプリの利用によってより便利で快適な観光が楽しめることを歓迎している様子でした。
昔からの観光名所である日光ですが、今や海外からの観光客も含め、もっと楽しめるもっとわかる観光地へと変わろうとしています。日光ガイドでは東武日光駅周辺だけでなく、いろは坂、奥日光、その途中の道路や遊覧船、ロープウェイなど、実に113ヵ所でビーコンによるスポット情報を配信しているんだとか。スマホの言語設定に応じて日・英・中・韓といった多言語対応もしているので、より多くの観光客に受け入れてもらえることでしょう。
今回、gooさんからは歴史ある西洋料理 明治の館でのおいしいお食事をいただいたほか、日光山輪王寺や薬師堂の拝観券、湯沢屋茶寮の利用券など、さまざまなごちそうや特典・お土産をご用意いただきまして、ありがとうございました。
この実証実験は10月1日からスタートしたばかり。実験は12月28日までの予定で、初日の参加を終えた僕たちからはいくつか要望を伝えておきましたので、将来的な正式サービス開始に向けてさらに便利になってくれることを期待したいです。こんなに素晴らしいサービスの実験に携わることができ、ブロガーとして、gooアンバサダーとして、非常に嬉しく思いました。ありがとうございました!!
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