AMNさんのキャンペーンで、レノボのノートパソコン「ThinkPad Edge 13”」をモニターする機会をいただいたので、レビューしますね。
ディスプレイは13.3インチ(解像度は1366×768ドット)で、光沢のあるLEDバックライトを搭載。とてもきれいなディスプレイです。
そして、ThinkPadといえば、やはり、キーボードの使いやすさに定評がありますよね。この「ThinkPad Edge 13″」も、「Homeキー」や「PgUpキー」などフルキーボードを搭載しており、“「Fnキー」を押して「Home」”みたいな面倒なことをせずに済むので、これは評価できると思います。
■キー配置に違和感
ただ、僕はこのキーボードのキー配置には違和感があります。
例えば、「PrtScキー」が一番下の列にあり、「スペースキー」がすごく小さくなっていること。なかなか使う機会がない「PrtScキー」に場所を取られる感じで「スペースキー」の幅が削られているように思わざるを得ません。
また、「BackSpaceキー」の上には他の機種ではよく見かける「Deleteキー」がここにはなく、代わりに「Endキー」があります。じゃあ、「Deleteキー」はどこに行ってしまったのか。実は、最上列の右から3番目に追いやられてしまい、とても使いにくい。「Deleteキー」は「Endキー」よりも優先度を上げて、一番右に配置してほしかったです。
■HD動画再生テスト
CPUはAMD製の「Turion Neo X2 Dual Core Processor L625 1.60GHz」を搭載。メモリは2GB。OSは64bitのWindows 7 Home Premium です。
GPUはチップセット「AMD 780G」に内蔵している「Radeon HD 3200」で、動画支援機能がありフルHD動画も再生できるとのことですが、今回、以下のようなテストをやってみました。
ハイビジョン動画(720p)を「ThinkPad Edge 13″」と「MacBook Pro」で同時に再生。スムーズに再生できるかどうかをテスト。なお、使用した動画は僕が「キヤノン IXY 30S」で撮影し、YouTubeにアップした動画。
(※「MacBook Pro」はIntel Core 2 Duo プロセッサ 2.4GHz、メモリ 4GB、NVIDIA GeForce 320Mグラフィックプロセッサを搭載)
(左がThinkPad Edge 13”、右がMacBook Pro)
ご覧の通り、HD動画をスムーズに再生できる「MacBook Pro」に対し、「ThinkPad Edge 13″」はカクカクとコマ送り気味に再生されました。フルハイビジョンどころか、YouTubeの720pモードでの再生でも厳しいようです。ちょっと期待しすぎてしまったか。。。
価格は7万円台後半ということを考えると、ちょっと高級なネットブックという位置づけになります。フルハイビジョンが厳しい点と、キーボードの配置に難点がありますが、Atom搭載のしょぼいネットブックよりは使えると思います。
6月24日に「iPhone 4」が発売となり、いよいよ本格的にモバイル端末によるハイビジョン撮影の時代がやってきます。この「ThinkPad Edge 13″」に搭載されている動画支援機能が活躍する場面がたくさんあることでしょう。しかし、それがどの程度まで有効なのか、というのは使ってみて、実際にHD動画を再生してみないとわかりません。今後、このタイプのノートパソコンにはもっと高性能なGPUや動画支援機能が搭載されることを祈りたいと思います。
【レノボ】「ThinkPad Edge 13”」