いわき市の酒を作らない酒造メーカー 万能調味料「出づ味(いづみ)」を作る【PR】

ページに含まれる広告から収益を得ることがあります

福島県いわき市で、みりんを超えた万能調味料「出づ味(いづみ)」に出会いました。場所はいわき市遠野の地にある櫛田酒造(くしだしゅぞう)さん。

櫛田酒造は明治32年創業の酒造メーカーで、昭和30年代に行政の指導で酒蔵の統廃合が行われるまでは酒造りをしていた企業さんです。

酒造りを県内の二本松市へ移管したのをきっかけに、昭和35年ごろからは酒造りのノウハウを活かして酒粕を使ったみりん「出づ味」の製造へと舵を切りました。

(櫛田酒造の出づ味)

出づ味とは何なのかというと、みりんのようなもの。一般的に、みりんには「本みりん」「醸造用みりん」がありますが、出づ味はその中間に位置づけられる製品です。

業務用の出づ味を主力商品としながらも、近所の主婦たちから販売してほしいとの声を受けて今では家庭用サイズも販売しています。

初体験!食べてわかった「出づ味」の旨さ

今回、みりんという未だかつてレポートしたことのない商品の取材だったのですが、やっぱり気になるのが料理に使用したときの味!

そこで、出づ味を使用した玉子焼きを作っていただきました。

試食してみると、ほんのり甘めの玉子焼きに!美味しくてもう一つ食べたくなります。

カボチャの煮物にもピッタリだそうです。出づ味を煮沸してアルコール分を飛ばして洋菓子に使う人も。なんと、黒蜜の代わりにあんみつにかける人もいるんだとか!

そのまま試飲してみると、確かにめちゃくちゃ甘くて蜜みたい!

これを業務用に使っているところでは、カマボコや蕎麦屋のつゆに入れたり、旅館などでは煮物に入れているそうですよ。

みりんを超えた「出づ味」ができるまで

さて、この出づ味がどのように作られているのでしょうか。

代表の高橋毅さんに伺ったところ、出づ味は仕込みから2ヶ月かけて商品になります。年に2回にわけて製造しているのだとか。

清酒の酒粕をトロトロになるまでじっくり熟成・発酵させ、そのうまみをギュと凝縮。

(櫛田酒造 代表の高橋毅さん)

酒粕の塊を見せていただくと、こんな感じの板状になっていました。なるほど、これを使うのですね。

酒粕由来のアミノ酸や核酸など複数の旨み成分が混ざり、相乗効果で旨みが増す。こうやって誕生したのが「出づ味」です。

合成保存料・着色料・化学調味料不使用。原料の米麹も酒粕も、今はすべて安全な福島県産にこだわっています。

(かつての酒蔵を活用して出づ味を製造)

首都圏で「出づ味」を入手するには?

近所の主婦たちから分けてほしいとの声から家庭用も販売を始めた出づ味ですが、東京ではイベントに出展した際に販売しています。

みりんは非常にアピールが難しく、今まで使ってきたみりんから出づ味に変えるってなかなか簡単なことではありませんが、試したお客さんの中には気に入ってくれた方が多く、リピーターが非常に多いそうです。

残念ながら今は首都圏で販売しているお店はなく、櫛田酒造としては注文があったら発送するという方針。送料を負担いただければご家庭に配送します、とのことです。

出づ味のラインナップは容量の異なる500ml、1,000ml、1,800mlの3タイプ。

ぜひ、試してみたいという方は電話注文してみてはいかがでしょうか!

出づ味(いづみ)の注文方法

電話場号:0246-89-2068
FAX:0246-84-5639

【櫛田酒造(くしだしゅぞう)】
■福島県いわき市遠野町根岸字川畑135-1
■電話場号:0246-89-2068

提供:いわき地区商工会広域連携協議会

福島県・いわき関連記事はこちら

この記事が気に入ったら
いいね ! してね!

Twitter で