HTC日本が国内でSIMロックフリーのスマートフォン「HTC Desire EYE」と「HTC Desire 626」を2015年10月17日(土)に発売します。
実は僕、10月1日に開催された記者会見への参加依頼をいただいていたものの、他の取材の約束が先に入っていたため参加できなかったんですね。そこで、せめて端末だけでもレビューさせていただけないかと思いHTCさんにお願いしたところ、未開封の「HTC Desire EYE」をお借りすることができました。
まだ発売前という段階の「HTC Desire EYE」を1週間ほど使ってみて、その使用感を当ブログの読者さんに向けてお届けできるのは非常にありがたいです。まずはHTCさんにお礼を申し上げたいと思います。
さて、ここからは「HTC Desire EYE」の開封から使ってみて感じたことをお届けしますね。HTCというとauでたくさんのスマホをリリースしてきた大手メーカーですが、正直、さすがだなぁ~と思う点がたくさんありました。それではどうぞっ!
主なスペック
ディスプレイサイズは5.2インチ(1,920 × 1,080ドット)、SuperLCD3、プロセッサはSnapdragon 801 MSM8974、RAM 2GB、ストレージは16GB、Android OS 5.1を搭載しています。
SIMロックフリーでIP57防水防塵に対応している点は嬉しいですね。
サイズは151.7 × 73.8 × 8.5mm、重量は154グラム。
対応周波数帯は以下の通り。
LTE:FDD-700/900/1800/2100/2600/800(FDD-B28/B8/B3/B1/B7/B19)、TDD-2600/1900/2300/2500(TDD-B40/B38/B39/B41)
W-CDMA(HSPA+):800/850/900/2100/1900(B6/B19/B5/B8/B1/B2)
GSM/EDGE:850/900/1800/1900
自撮りに力を入れた作りになっていて、カメラはメインカメラ・フロントカメラともに1,300万画素で2色のLEDフラッシュを搭載。フロントカメラは広角レンズを使っているのも特徴です。
開封
日本語での説明書はありがたいですね。SIMフリーではわかりづらいLTE対応Band表が載っているのも好印象。
同梱品はUSBアダプター、USBケーブル、イヤホンマイク、本体です。
HTC Desire EYE本体
背面はこのようになっていて、TPUのようなやや柔らかい素材で手から滑り落ちにくくなっています。
防水防塵&NFC対応は高評価
HTC Desire EYEは防水防塵(IPX7・IP5X)に対応していて、お風呂でも使えます。
特にNFCマークはないものの、しっかりNFCを搭載。NFC搭載デジカメとタッチしてWi-Fi経由での写真コピーなんかも簡単にできます!
NFC&Wi-Fi搭載のミラーレス一眼カメラCanon EOS M3で撮った写真をHTC Desire EYEにコピーしてみました。
SIMカードとSDカードトレイの取り出しには慣れが必要
防水対応のためか、HTC Desire EYEのSIMカードトレイとSDカードトレイは密閉できるようにピッタリとボディにハメ込まれています。これを開けるときには爪で引っ掛けてトレイを引き出さないといけないのですが、これがややわかりにくかったです。ただ、慣れれば非常に楽に感じます。
SIMカードサイズはnano SIMカードです。
持ったときの握り感がいい
Appleの「iPhone 6s Plus」より一回りコンパクトで、かつボディ背面と側面がPTUっぽい柔らかい素材のため、持ったときの安定感がバツグンに良い!
ディスプレイは5.2インチあるので片手での操作は難しいです。しかし、キーボードの大きさを変えて左右に寄せることが可能なので、文字を入力する際はそう難しくはありません。
液晶ディスプレイがかなり見やすい
約5.2インチ(フルHD)のSuper LCD3を搭載。他社の格安スマホとは一線を画する美しさです。
2ヵ所のスピーカーでHTCらしい妥協のないこだわり
本体前面の上下2ヵ所にスピーカーを搭載。ディスプレイを見ながらしっかりとスピーカーで音声を聞くことができます。このあたりは以前からのHTCっぽい良さを感じますね!
かんたんモードでシニア層も安心
ワンタッチでアプリやメニュー画面をシンプルにすることができ、複雑なスマホの操作を簡単な表示に切り替えることが可能。最初は自分で使い、将来的におじいちゃん・おばあちゃんにスマホを譲るときなんかには良さそうです!
ISO・EV・彩度などを細かく変更でき、カメラ好きには嬉しい
メインカメラは1,300万画素(F2.0)。なんと、ISOやEVの変更が可能なほか、ホワイトバランスやコントラスト、彩度、シャープネスなども細かく変更が可能です。ここまでいろいろいじれるスマホはなかなかないんじゃないでしょうか。素晴らしい!
下はオートで撮った写真。全体的にコントラストが低く、薄い印象。
下はISO800、彩度+0.5、EV-1.0で撮った写真。こちらの方が実際の見た目に近く、色もはっきりしています。
写真作例・文字入力・自撮りは後半に続く!
さて、まずはこんな感じでレビューしてみましたが「HTC Desire EYE」はかなり完成度が高いスマホです。特に日本のスマホに限りなく近い雰囲気と、使っていて何となく感じられる細かい気配りが心地良い!これでSIMフリーなんですから、お値段が少々高くても僕はその価値があるな~と感じました。
実は文字入力の良さも取り上げたかったのですが、それは次回に持ち越したいと思います。また、特徴の1つでもある自撮り撮影機能等、カメラ・写真に関するレビューも次回に詳しくお伝えしたいです。
ちなみに、格安SIMの設定は簡単で、ほとんどのMVNOのAPNが最初から登録されています。
「HTC Desire EYE」はSIMフリーですので、3枚のSIMがシェアできるうえ、料金を値下げしたばかりの「DMM Mobile」や、10月中に契約すると2016年3月までデータ専用プランの3GBなら月額100円で使える「mineo」で利用するにはピッタリ!ぜひ、格安SIMの情報もチェックしてみてくださいね。
関連:格安SIMの情報はこちら
「HTC Desire EYE」の価格は税込み5万7024円。2015年10月17日(土)に発売となります!
【後編のレビューを追記しました】
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