料理

タコ焼きを作りたいときに作る。たとえ材料がなくとも。

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帰ってきた奥さんが「今夜はタコ焼き作りたいなぁ~」なんて玄関で靴を脱ぎながら言った。僕もタコ焼きは好きなので「あぁ、いいよ!」と。戸棚に閉まってあるホットプレートを取り出して、せっせと準備する。

そもそも、我が家はタコを常備していない。大阪の人なら常備しているのかもしれないが、自宅の冷蔵庫・冷凍庫に常にタコが入ってる家庭はそう多くはないだろう。

「でも、タコないよね?」
「ソーセージとチーズで作ろうかと思って。」

なんて言われた僕は少しも疑問を感じず、それでいいか~と準備を続ける。

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我が家で使っているのは焼きそばやステーキなど用のフラットな鉄板プレートと、タコ焼き用のプレートが付属する、長方形をしたコンパクトなホットプレートだ。BRUNOのホットプレート。色がピンクなのは気にしない。

材料はこの際、なんでもいい。
キャベツ、ネギ、チーズ、サイコロ状に切ったソーセージを入れる。タコではない。

「水を入れすぎたかも」

と言うので、けっこう長い時間をかけてじっくり焼く。

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ひっくり返すアイスピックみたいな棒も我が家にはないが、菜箸でどうにかなる。格好を重視して爪楊枝でやろうものなら、熱くて火傷するのでオススメしない。焼き鳥の竹串があるなら代用品としてはベストだ。

もし、外はカリカリ内は柔らかめの歯ごたえがお好みなら油を多めにひくといい。

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出来上がりは決してキレイではないが、焼いたのは僕ではない。奥さんが焼いてくれたので感謝している。なので何ひとつ文句は言わない。

焼いている最中、とっさに思いついて撮影した。撮影に使ったカメラはiPhone 7 Plusだ。一眼カメラではない。

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幸いこのホットプレートのレビュー記事はすでに2015年12月に書いているので、今日は単にタコ焼きを楽しめばいい。タコのないタコ焼き。

奥さんは何も言わなかったが、小麦粉を混ぜているときにダシを入れていた。特に僕の目を盗んでダシを入れていたわけではない。これは「千代の一番」という、我が家でリピ買いしてる和風ダシだ。ひとつひとつがティーパックのようにパック袋になっている。

少しでもおいしいタコ焼きを作りたいという彼女なりのこだわりなのだろう。

だしパックの袋を破って、中身を調味料のようにかける。野菜炒めや肉炒めなど、何に入れても料理を美味しくしてくれる。今回もそうだ。小麦粉を混ぜるときに、この千代の一番が加えられている。

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我が家ならではの美味しいタコ焼きができあがった。タコは入っていない。

あとはソースとマヨネーズ、かつお節をかけて完成。これで大抵はおいしいタコ焼きになる。我が家に青のりはない。

 

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