毎年、讃岐うどんを食べることだけを目的として飛行機に乗って香川県・高松まで行っている僕。ときには日帰りで食べてくる、なんてこともありました。もうね、讃岐うどんがめちゃくちゃ好きなんですよ~!超絶おいしい。
香川で製麺機の販売から始まり、うどん屋さん向け麺の製造を経て、今ではおいしい讃岐うどんを提供する評判店の仲間入りをした「亀城庵(きじょうあん)」というお店が坂出市にあります。
亀城庵は香川県宇多津町に本社を置く讃匠(さんしょう)という企業が手がけるうどん店で、製麺機を販売していたのはこの企業です。
比較的新しいお店ですし、知らない人も多いかもしれません。それもそのはず。香川には800もの製麺所やうどん店があり、そのなかでも毎年100店が潰れ、毎年100店が開業するほど生き残りが激しい業界なのです。関東ではお馴染みのあの「丸亀製麺」が香川県1号店を出店からわずか3年で閉店させたのは記憶に新しいところでしょう。
2015年6月30日、讃匠さんが本当の讃岐うどんを知ってほしいという想いで開催したブロガー向けの試食イベントにご招待いただきまして、家庭で極限までおいしい讃岐うどんを作るコツと亀城庵の提供するうどんへのこだわりを都内某所で伺ってきました。
※さぬきうどんの亀城庵のPR活動に参加中
このイベントには参加者全員一律で交通費相当の現金(後日振込)をいただいて参加しましたのでタイトルに[PR]表記をさせていただいておりますが、記事内容はすべて僕の率直な感想やレポートであり、第三者による修正等は含まれていないことを宣言しておきます。
讃匠がつくる麺の特徴
今回のイベントのゴールはあくまでも家庭でおいしい讃岐うどんを食べる点にあります。“慣れ”で適当にうどんを作るのと、しっかりポイントを守って作るのとでは、まったく味が異なるんだとか。
麺の断面が四角いのが讃岐うどんの特徴なのですが、お土産屋さんで買える讃岐うどんにはこの角が取れてしまっているものが多いんだそうです。そこで、讃匠ではちゃんと角がある麺を楽しめるように半生麺タイプの麺を製造。
一般的には保存の効く乾麺タイプと、おいしい生タイプがありますが、半生麺ではこの両方のメリットを備えています。賞味期限は約2ヵ月と余裕があり、通販で買っても長く日持ちがします。そして、讃岐うどんならではのコシの強い麺に。
讃匠は麺を作るときに一手間かけています。具体的には塩水を入れたあとに1度熟成させ、足踏みしてからもう1度熟成させるんだそうです。こういった二段階熟成によって、よりコシのあるおいしい麺になるとのこと。
おいしい讃岐うどんを作るコツ
さて、ここからは実際に麺を茹でるコツを教わりましたので、読者の皆さんにもお教えしたいと思います!
ポイントはこの3つ。
- ケチらずにたっぷりのお湯を使う
- しっかりと時間を計って茹でる
- 冷水で素早く冷やす・ぬめりを取る
大きな鍋でたっぷりのお湯で茹でる!
うどんの量の10倍以上の水を沸騰させ、たっぷりのお湯で茹でることで余分な塩分を落とすのが第1のポイントです。よく、讃岐うどんの麺はしょっぱいと言う人がいますけど、それはこの基本を守っていないからなんだとか。麺の中の塩分を外に出さないといけませんよ!
1人前の麺120グラムなら、水は1.2リットル以上。3人前の360グラムなら3.6リットル以上です(麺の量はお好みで)。
茹で時間はしっかりと!うどんの種類で変える
讃岐うどんのレシピは非常にたくさんあり、ぶっかけうどんとか、釜玉うどんとか、皆さんも御存知かと思います。この食べ方と麺の太さによって茹で時間は変わりまして、通常の太さなら「並切麺」で8分が目安です。
これからの時期は「ひやひや」の冷やしぶっかけが多くなると思いますが、その場合、茹で時間はだいたい9~10分。温かいかけうどんの場合は7~8分、ぬめりを楽しむ釜揚げうどんは6~7分です。
キッチンタイマーやスマホのタイマーアプリを使って、細かく時間を計って茹でましょう。
よくやってしまう人がいるようですが、「差し水」は絶対にやってはいけません。
あぁ、茹でている間ってどうしてこうもワクワクするんでしょうか。でも、慌てたらダメ。
冷水でゴシゴシ洗う
タイマーで計った時間が訪れたら、サッとお湯を捨ててザルで洗います。
うどんを洗う?とビックリするかもしれませんが、讃岐うどんはこれでもか!というほど、冷水で洗い、何度も水を変えて塩分とぬめりを取ります。
ゴシゴシ洗えば洗うほどコシが出ます。最終的にキュキュッと鳴るくらいまで洗えばOK。
ただし、逆にぬめりを楽しむ「釜揚げうどん」の場合は洗わずにそのままでどうぞ。
実食!凄まじいコシの強さがうまい!
薬味には「讃岐細ねぎ」と高知の「黄金生姜」。
讃岐細ねぎは細ネギなのに切っても輪が残るほど厚みのあり、食べても食感がはっきり感じられます。醤油とかつお節で猫まんまで食べるのもおいしいネギなんだとか。高知の黄金生姜はいつまでも変色せずに黄色で、香りが強いのが特徴。高知でも一部の農家でしか作ってないんだそうですよ。
さて、麺は本当にコシが強い!透明感があるのですが、観音寺市に店を構える「安並(やすなみ)」のようなグミタイプではないんです。角がしっかりしてて、ツルッと。おいしい!
香川県の人は麺をあまり噛まずに飲むのが通と言われますけど、僕は噛む方が好き。この食感がたまらなく心地良いのですよ。
たっぷりのお湯で、きちんと時間通りに茹で、冷たい水で何度も根気よく洗う。これによって讃岐うどん本来の味を家庭でも楽しめることがわかりました。そして、やっぱりネギと生姜が合う!
これで讃匠の讃岐うどんを自宅でも味わえる!
毎年毎年、香川に行って本場の讃岐うどんを楽しんでいる僕ですが、今回のイベントで家でも讃岐うどんをよりおいしく食べるためのポイントを知ることができました。これなら「亀城庵」のお店と同じうどんを自宅で作れる!
個人的にたいへん勉強になるイベントで、ますます讃岐うどんが好きになりましたよ。
讃匠はこの亀城庵の讃岐うどんをセットにしてWebで通信販売しています。
10人前(10袋)がたったの2,140円(税別)と、たいへんリーズナブルです!だいたいの地域へは送料が540円で済むので10人分の讃岐うどんが3,000円以下で食べられるんだから、正直ビックリしました。
きっとお中元にもピッタリだと思うので、お世話になっている人にお中元を送る際には、ぜひ、「め~んずスタジオのこの記事を参考にしておいしく作ってね♪」とURLと一言メッセージを添えてお贈りください!
販売ページはこちら。
関連:亀城庵 半生讃岐うどん並切麺120g×10袋10人前 お徳用つゆ付セット
※写真はすべてキヤノンさんからモニター試用させていただいている「Canon PowerShot G3 X」で撮影しました。