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CASIO EX-Z400、モニターレポート1 – 操作性に難あり

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CASIOのEX-Z400には「ダイナミックフォト」という、動画と静止画、または静止画と静止画を、このデジカメ単体で合成できる機能が搭載されています。
今回、AMNさんからこのCASIO EX-Z400をモニターとして長期間お借りすることができたので、レポート&レビューしますね。

基本はデジカメなので、一般的な操作で他社のデジカメと同じように撮影や再生ができるのですが、
このEX-Z400の特徴である「ダイナミックフォト」機能を使っていろいろ合成して遊ぶためには次のような操作となります。

1.まず、ベストショット機能の「BS」というボタンを押す。
2.メニューの3番目にある「動くキャラクター」を選択。
3.EX-Z400を固定し、撮りたい人や物をブレないように撮る。
4.人や物をEX-Z400のフレームからはずして背景だけにする。
5.背景だけを撮る。

この手順を行うと、写真から人・物と背景が分離されます。
そして、次に、

6.合成したい別の背景を撮影する。
7.「再生」ボタンを押す。
8.「MENU」ボタンを押す。
9.「再生メニュー」の2番目にある「キャラクター貼付け」を選択。
10.背景となる写真を選び、キャラクター(人・物)の写真を選んで位置などを指定して合成。

どうでしょうか。
EX-Z400の一番のウリであるはずの「ダイナミックフォト」を使うためには、ここまで複雑で面倒臭い操作をしなければなりません。
最初の「BS」ボタンはベストショット機能の選択肢を呼び出すボタンなのですが、いわゆるシーン撮影モードを選択するメニューなんですね。
この中に「ダイナミックフォト」がある。
一番のウリであれば、ユーザーにはそれ専用のボタンが欲しいと思います。
だって、その機能を使いたいからそのデジカメを買ったんでしょうし、でも、その機能を使うための操作が一苦労って、すごくもったいない。ユーザーインターフェースの甘さが伺えました。

ダイナミックフォトはこんなにたくさんのボタンを押さなければならない

UIだけではありません。液晶も物足りなさを感じました。
EX-Z400は3インチの液晶を採用しているのですが、解像度は約23万ドット。
ちなみに、2008年9月にソニーから発売された「サイバーショット DSC-T700」は3.5インチで、約92万ドットです。

実は「ダイナミックフォト」は「動くキャラクター」を選択して人・物を撮ると、撮影したイメージが半透明になって液晶に映し出されます。
背景だけを撮影するときにこの半透明イメージは親切で評価できるのですが、なにせ23万ドット。
画素の荒さが目立っていて、そこまで使える液晶じゃないです。明るいのは良いと思いますが。

半透明になるのはありがたいのだが。。。

操作にようやくなれたところで、次回は「ダイナミックフォト」の作例をアップしたいと思います。

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