投稿:アスカ

モーニングスター、Twitterを始める。ただ・・・

ページに含まれる広告から収益を得ることがあります
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モーニングスターは総合的な金融投資情報をWebで提供してる会社です。数年前には証券専門紙「株式新聞」を買収しています。

そんな同社がTwitterに公式アカウントを作成しました。
アイコンには「MS Bird」というキャラクターを使っていて、同社英語表記の「MORNINGSTAR」の「MO」から、クチバシ部分に「M」を、顔の部分に「O」を模したそうです。

同社のTwitterアカウントでは株式ニュースやファンドのニュースをつぶやいていますが、実はニュースの内容ではなく、そのニュースに関連した回りくどい言い方に変えてPOSTしているため、つぶやき内容だけではニュースが把握できないようになっています。結局は同社サイトへのURLを踏むことで詳細を見に行かなくてはなりません。

企業アカウントなのでサイトへ誘導しようとするのは珍しくはありませんが、投資家やTwitterユーザーにとってはクリックする分のユーザビリティが損なわれてますよね。詳細を見たい人向けにURLはあった方がいいですが、せめて、140字内にニュースのヘッドラインだけは表示するとか、パッと見てニュース内容がわかるようなつぶやきをしてほしいものです。

例えば、

「お~いお茶」でおなじみ伊藤園。さらなる上昇のためにはさらなる材料がほしい感じですね。https://bit.ly/eyTeH

とPOSTされたつぶやき内容の文末にあるhttps://bit.ly/eyTeHをクリックすると、

「伊藤園、モルガン証は投資判断を引き上げ」

と、モルガン・スタンレー証券が伊藤園の株に対する投資判断(レーティング)を上方修正したというニュースにリンクされていることがわかります。

この「伊藤園、モルガン証は投資判断を引き上げ」をTwitter上で見られれば投資家は嬉しいはずなのに、わざわざ「『お~いお茶』でおなじみ伊藤園。さらなる上昇のためにはさらなる材料がほしい感じですね。」と言い換えているんです。ユーザーの注意をひきつけてリンクをクリックさせるのは間違いではありませんが、ニュースを提供するのならもっとわかりやすさや見やすさを優先すべきです。

他のニュースサイトなどもRSSフィードをTwitterに流してますが、自社サイトへ誘導するのは同じような手法ですね。まぁ、モーニングスターが買収した株式新聞は赤字でしょうから、Webで売上を補填するために頑張りたいという気持ちがわかります。(モーニングスターのサイトとはベルに株式新聞もWeb事業を行っている。主にケータイで。)

同社のプレスリリースにはこのように書かれています。

“モーニングスターは、わかりやすい金融情報をタイムリーに投資家へ提供することが投資家の的確な資産運用には重要であると考え、「twitter」をリアルタイムのコミュニケーション・ツールとして活用していきます。”

同社のこれまでのTwitterへのPOSTを見たところ、(2009年8月25日14時現在は)一方的なPOSTしかしておらず、コミュニケーションとは言い難いですね。
一方、Yahoo!ショッピング楽天トラベルといった他社の公式アカウントでは実際にユーザーとの会話をTwitter上で行っており、僕も会話したことがありますが、これこそがコミュニケーションと呼ぶのだと思います。

また、リンクを踏ませることを第一としているようなので、リアルタイム性も若干損なわれているのもわかるでしょう。同社がリリース文で言っているような“リアルタイムのコミュニケーション・ツール”とはかけ離れています。

ニュース系サイトのTwitter進出はこれからもどんどん進むと思われます。
ただ、そのあり方が問題です。
ユーザーに最新の情報を提供できるのが利点のはずのWebで、収益のため間に1クッション置くことで余計な手間を掛けさせ、ユーザーを不快に思わせかねません。

それだけでもわかるよう140字以内で簡潔にまとめたニュースとURLをTwitterにPOSTし、詳細を知りたい人はWebサイトへどうぞ。と、いうようなスタイルが良いと思うのですが、なかなかそこまでユーザーのことを考えている企業は多くはないのかもしれません。今後の改善に期待したいです。

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