放射線量が高い場所「ホットスポット」が東京都内や柏、松戸、流山、三郷など複数の地域で見つかったと報道されていますね。ホットスポットを地図で確認すれば一目瞭然ですが、福島第1原子力発電所からこんなにも離れているのに放射能の危険が高まっていることに驚きます。
そこで、テレビなどでよく見かける放射線量を測定する携帯端末「ガイガーカウンター」ってどんなものがあるのか調べてみたところ、Amazonや楽天などのオンラインショップでは非常にたくさんの種類が販売されていて、価格も意外と安いので僕たち一般人でも購入できることがわかりました。
すでに購入して使っている方々の感想も多数掲載されているので、もし購入を迷ってる方の参考になればと思い、「ガイガーカウンター」のラインナップの一部と一緒に引用しておきました。
測定できるのは、空間の汚染と表面の汚染であり、空間はガンマ線とエックス線、ケースを外す事で表面のベータ線を測定できます。
福島原発で発生している主な放射性物質の、放射性ヨウ素131、セシウム135、セシウム137は、崩壊の代償としてベータ線を出します。崩壊後の同位体はベータ線とガンマ線を出します。
よって現状の対策としては、十分な機能を発揮すると思います。
全体的にガイガーカウンターは品薄なので、臨時の測定では良いのでしょう。
ガイガーカウンター 放射能測定機 CEマーク付き(マニュアル付属)
本製品は名称の通り、ドーズメーターで、本来の目的が原子炉建屋等の現場での被爆量測定と管理にあるため、その目的で累積被爆量を管理するように作られたソフトが添付されています。現在は皆さん線量率の測定に用いるために購入される方が増えていると思いますが、測定の時定数は長いですが、表示値の安定性が高いため、かなり正確な測定がされています。我が家では0.05μSv/h(寝室)と0.08μSv/h(窓際)の環境では明らかに表示値に再現性があります。
デジタル放射能測定器 米国DoseRAE2【日本語説明書・1年間保証】
低い所(環境測定値0.5未満)では感度はよくないと推測されます(レンジが0.01~150μS/hなので仕方ないかと思います。ホリバ製は0.001~10までなので感度が高いため測定値も高く出るようです)。ただ、福島市内のように他と比べて高い放射線量があるところでは一応の目安になると思います。
中国製という点では精度に少し難があると思いますが、すぐに購入できること・持ち運びに便利なこと・他の商品と比べて価格が比較的低い点では福島県内の高濃度放射能汚染地域で使用される分には悪くないと思います(首都圏などでは環境測定値が低いので測定範囲が低く狭いホリバ製などの機種の方がより望ましいかも知れません)。
放射線測定器 ガイガーカウンターDP802i 日本語説明書付き
人はそれぞれ行動する場所、時間は当然バラバラですし、お天気や風向きも逐一変化します。
なので、その人の通ったルート、滞在時間、ずーっと一緒の携帯電話に貼るという方法は良いと思いました。
その人の浴びた累積放射線量をチェック出来るという意味合いで、このシールにしました。
最低観測値が大きいのに少し悩みましたが、あまり小さくて反応しすぎても気になるし、越えないで欲しい値という解釈で、ある意味お守り役で母に持ってもらっています。
安心感が増したので、良かったと思います。
まだまだ収束する気配すら感じられない東京電力の放射能漏れ事故ですが、東京電力や政府の発表を信じられない人は「このような機器」を使って自らの目で確かめるのが一番かと思います。