2015年1月13日、東宝が2014年3~11月期(第3四半期累計)決算を発表。連結最終利益は前年同期比54.7%増の170億円となり、3~11月期としては過去最高益を更新しました。
映画営業事業の配給部門が同17.2%増の56億円と伸び、「STAND BY ME ドラえもん」「テルマエ・ロマエⅡ」「名探偵コナン 異次元の狙撃手」「思い出のマーニー」などの共同制作・自社製作映画が好調だったようです。映画興行事業ではディズニー映画の「アナと雪の女王」などの大ヒットが貢献しました。
2014年12月~2015年2月期(第4四半期)決算については、やや慎重な見方をしている様子。同社では今期(2015年3月期)決算について従来予想を据え置いています。
そのようななか、2014年12月に公開となった「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」の興行収入が2015年1月4日時点で54億円に達し、凄まじい人気であることが判明。最終的には70億円を超えるヒットとなりそうという話もあり、妖怪ウォッチのヒットは予定通りをしながらも東宝の今期決算は上振れる可能性がありそうと僕は思っています。
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なお、東宝は今期の年間配当を従来計画の20円から25円(前期は20円)に増額修正しました。増配は嬉しいですね。明日の株価動向に注目したいと思います。
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