格安SIMを使い始めてもう2年近くになるんですが、決まったSIMだけではなくいろいろなSIMを試していると似ているようでけっこう違うポイントが見えてくるんですよね。
いよいよこの4月からは各社が一斉に高速データ通信量の増量や料金の値下げなどといったサービスの改定を実施します。
楽天モバイルも従来の2.1GB→3.1GBに増量するなど、各プランのサービスを拡充。僕は現在、楽天モバイルのSIMカードとSIMロックフリーのスマホ「Zenfone 5」をモニターしていまして、3月末時点での感じたことをレポートしたいと思います。
関連:ドコモのエリアを3.1GBで900円で使える格安SIM「楽天モバイル」
翌月繰り越しがないのは痛い
大手ケータイキャリアなら当たり前となっていますが、その月に使い切らなかった高速データ通信量は翌月に繰り越せます。月5GBのプランを契約していてその月は3GBしか使わなかった場合、2GB分が繰り越され、翌月は7GB使えるといった具合です。
契約しているプランにもよりますが、楽天モバイルにはこの繰り越しがありません。4月からは2.1GB→3.1GB、4GB→5GB、7GB→10GBにそれぞれ増量し、嬉しいと思う一方で、使い切れないかもといった心配が出てきます。料金はこれまでと同じなので金銭的な損はないんですが、翌月に繰り越せないのは心理的にもったいない気がしちゃいます。
関連:楽天モバイル 月額料金は据え置きで高速通信容量を大幅増量
この点では翌月への繰り越しができる大手キャリアや一部の他社格安SIMの方が良いな~。
3日間の速度制限はユーザーの敵
2.1GBプランの場合、直近3日間の高速データ通信の合計が360MBを超過すると速度が200kbpsに低速化してしまいます。いわゆる3日間の制限です。
3日間の合計で360MB以上通信したせいか、僕の楽天モバイルSIMは通信速度が激減しました。これでは遅すぎて、テザリングしたMacBook Airでの作業は無理です。
大手キャリアでは通信設備の拡充を進め、この3日間の制限を撤廃しています。一部の他社格安SIMでも撤廃しているので、楽天モバイルも撤廃してもらいたいです。
速度は速くてスムーズ
先日の楽天モバイルのイベントでXenoさんが言っていたのですが、ランチ時間帯の低速化は本当に心配不要でした。
僕はテザリングをよく利用しているので通信速度はMacBook Airでの作業に大きく影響します。実際のところ、IIJmioがお昼に1Mbps程度まで低速化してしまう一方で、楽天モバイルは普通に10Mbps以上出ます。お昼の時間って多くの人がスマホを外で使いますから、どうしても通信が混雑して速度が出ないはずなんですよね。正直、楽天モバイルがここまで速いとは思っていませんでした。
契約しているプランは通信量の上限が2.1GB(4月からは3.1GB)なのでそんなにヘビーには使えませんが、お昼の時間帯だけ楽天モバイルでテザリングし、それ以外はIIJmioでテザリング、なんていうようにしています。
Zenfone5は素晴らしい
実はZenfone5の発表会に取材しに行っていた僕はZenfone5の機能的な良さは知っていたものの、実際にちゃんと触るのは初めて。
使ってみると、このサイズ感がいい。iPhone 6 PlusやARROWS NX F-02Gよりもスッとスマートで軽い。それは数値で比較しなくても明らかで、持った感触も手に馴染んで良いんですよ。
5インチディスプレイ(1280×720ドット)で、クアッドコアのプロセッサー搭載、RAMは2GBで、スペック的には「中の上」といった感じ。あとはカメラがもう少し良くて、おサイフケータイに対応していれば文句なしだったのですが(^_^;)
楽天モバイルではこれを一括価格26,400円で販売しています。一括でこの値段は安すぎる。
@asuka_xpの感想
家にWi-Fiがあるし、データ通信量は月に3.1GBでも十分という人はきっとたくさんいると思います。しかし、ある程度のヘビーユーザーになってくると月の容量よりも3日間の制限の方がネックになります。
やっぱり3日間の制限はダメ!これはユーザーにとっての1番の敵ですから。まだ1年近くモニターすることになっているので、その期間はじっくり様子を見て行きたいと思います。翌月繰り越しに早く対応してくれると嬉しいなぁ。
→ 楽天モバイル