2015年5月19日の株式市場は日経平均株価がプラスでスタート。14時03分には20,087.70円まで上昇し、本日は前日比+136.11円(+0.68%)の20,026.38円で取引を終了しました。日経平均株価が2万円を突破するのはゴールデンウィーク直前の4月28日以来です。
前日18日の米国市場や欧州市場の堅調を受け、東京市場では買いが先行。野村ホールディングスや東海東京フィナンシャルグループなど証券業が上昇したことに加え、日経平均株価への寄与度が比較的高いファーストリテイリングやTDKが買いを集めていたことも投資家心理を向上させました。
一方、18日に年初来高値を更新した三菱UFJフィナンシャル・グループや、株価の好調が続いていた三井住友フィナンシャルグループは利益確定売りに押され、銀行業はさえない展開となりましたが、東証一部上場企業のうち260銘柄が年初来高値を更新するという堅調な相場が続いています。年初来高値というのはその名の通り、今年(2015年)で最も高い株価であることを差します。
本日19日の取引時間中に年初来高値を更新した銘柄(260銘柄)のうち、当ブログの読者さんもよくご存知の銘柄を挙げてみますと、ソニー、三菱電機、ケーズホールディングス、エレコムやハードオフ、日本テレビホールディングス、JR東日本、三井物産、伊藤忠商事、三菱商事、みずほフィナンシャルグループ、スズキ、三菱自動車、富士通ゼネラル、NTT、吉野家ホールディングス、ユナイテッドアローズ、ニトリホールディングス、ライトオン、TOTO、4℃ホールディングス、マルハニチロ、マツモトキヨシホールディングスなどがあります。こんなにも有名企業の株が揃って好調なんですね。
株式相場の世界には“格言”がたくさんあり、そのうちの1つに「節分天井・彼岸底(せつぶんてんじょう・ひがんぞこ)」なんてものがあります。これは株価が2月に高値を付けた後、企業の決算が集中する3月中旬のお彼岸あたりまで株価が下がり安値を付けることをいうのですが、ここ数年は格言とおりに株価が動いていませんね(笑)
再び2万円台を付けた日経平均株価。次の壁としては目の前にある4月23日につけた年初来高値20,252.12円を超えられるかどうかが今後の株価推移について重要なカギとなりそうです。
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