2015年8月28日、NTTドコモが携帯電話やタブレットなどの新規購入とMNPによる新規購入時に一定条件で適用している月々サポートや家族まとめて割などの割引について、適用する回数に上限を設けると発表しました。上限を設けるのは2015年9月1日から。
おそらくこの上限を設定した背景には、契約後たった数ヶ月でドコモと他社間の乗り換えを繰り返す人への措置でしょう。
適用回数に上限を設ける割引サービスはこちら。
- 月々サポート および 月々サポートを増額するキャンペーン
- 家族まとめて割
- のりかえボーナス
- 端末購入サポート
これ以外の割引についても上限を設ける予定としています。ただでさえ「カケホーダイ」が必須になり最低利用料金が底上げされてドコモを選びづらい状況になりつつあるのに、これではますますドコモではなくMVNOへ移る利用者が多くなりそうな予感がします。
携帯電話機購入時の割引適用条件の一部を変更いたします。
従来は割引適用回数に上限を設けておりませんでしたが、適用回数に上限を設け、割引適用回数が当社の定める一定基準を超えた際は、割引適用の対象外とさせていただきます。
■適用回数に上限を設ける主な割引
月々サポート および 月々サポートを増額するキャンペーン
家族まとめて割
のりかえボーナス
端末購入サポート 等注意新規契約、他社からの番号ポータビリティ(MNP)によるお乗りかえ時の、携帯電話機購入時の各種割引を対象とします。
■割引適用条件の変更日
2015年9月1日(火曜)
例えば、「月々サポート」がなくなれば新しくスマホやタブレットを買う際に月額数千円の負担が増えることになります。端末によっては月3,000円を超える月々サポート額(24回で70,000円超)があっただけに、月々サポートが受けられなくなるのは相当な出費となるでしょう。
関連:[ドコモ] スマホが安く買える「月々サポート」とは何かを解説!「iPad mini 2」32GBが実質0円に
これまではスマートフォンやタブレットを購入時に、パケット定額サービス等の加入を条件に適用されてきた各種割引ですが、これからは単なる回数で制限されてしまうのはどこか腑に落ちないところがあります。
ドコモ側が今回発表した内容のなかには、割引適用回数の上限について具体的な数値(回数)は公表されていません。上限の範囲を超えるのはほんの一部の人だと思われますが、ただ、このような上限を設けること自体にどこかモヤモヤするものを感じるのは僕だけでしょうか。
なお、もう1つニュースがあり、ドコモオンラインショップでは9月1日から期間限定で「iTunesコード 10%OFF キャンペーン」を実施するとのことです。