世界を大混乱に陥れたリーマンショックのときに大儲けした人々を描いた映画『マネー・ショート』を観ました!ちなみにこれ、実話なんですよ。
この記事は書いている今、移動中なのでサクッと感想を書きますと、8年ほど株式業界を見つめてきた僕としてはめちゃくちゃ面白かったし、自分はまだまだ知識不足だな~も思わせられる点もあり、もっと株とか債権、不動産などの投資について勉強したくなる作品でした。
たとえば一番身近な株について触れておきますと、株って必ず買い手と売り手がいて成立しますから、儲かる人と損する人が絶対にいるんですよね。だから、リーマンショックのときに大損した人がたくさんいたけど、その逆に凄まじく儲けた人も一部いた。
周りに流されず、自分の目で調べて、今の状況がちょっとおかしいぞと気付けるかどうか。これが大事なんですよ。株価が上がってるからこれからも株価が上がり続ける。そんなわけない。
マネー・ショートは住宅バブルの真っ最中のお話ですから、リーマンショックつまり住宅バブルに端を発した経済の崩壊を予見できた人は早い段階で株なりデリバティブなりを空売りしておけば儲かるんです。でも、空売りで「儲かる」ってことはイコール「世界の終わり」なんですよね。実際に住宅バブルが弾け、ここから世界経済に大ダメージを与えました。本作ではこのあたりの人間心理もうまく描かれていると思います。
わ~、だんだん長くなってきそうなのでここでまとめますが、マネー・ショートを観るといろいろ投資について知りたくなるし、他の株や投資関連の映画も観たくなります!
もしこれからマネー・ショートを観るのであれば、劇中に専門用語が多く出てきますので「空売り」の仕組みを調べておいたり、「MBS」「CDS」「CDO」の違いを理解してから観に行くことをオススメします!
原作本は証券・金融部門でベストセラー1位になってます。
→ 世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)
→ 史上最大のボロ儲け ジョン・ポールソンはいかにしてウォール街を出し抜いたか