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落し物が持ち主に戻るBluetoothアクセサリー「Wistiki(ウィスティキ)」で未来の世界がまた1つ現実に

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iPhone・Androidスマホとワイヤレスでつながり、アプリから音を鳴らすことでモノの場所を発見できるフランス製のアクセサリー「Wistiki(ウィスティキ)」の第1弾「voila!(ヴォワラ!)」が2016年5月に日本国内で発売となります。

ウィスティキは鍵やバッグ、財布など身の回りのモノにつけてオシャレに飾れるまるで香水のボトルのような美しいデザインで、スマホとBluetoothでペアリングして取り付ければ、万が一紛失してしまってもアプリをワンタッチすることで音を鳴らし、音やアプリ上のマップで見つけられるというアクセサリーです。

2016年3月6日、ウィスティキを開発したLussato三兄弟の一人でマーケティングを担当するBruno Lussato(ブリュノ・リュサト)氏がフランスから来日し、インタビューする機会をいただきました。正直、ウィスティキはすでに市場に出回っているBluetoothとアラームを組み合わせた製品とそう変わりないガジェットだろうと思っていたのですが、ブリュノさんからお話を伺うとウィスティキは既成品とはまったく違う製品であることが判明したんです!

ひとことで言うと、あぁ~未来が来たな!と。

ということで、インタビューしてわかったこと、感じたことをみなさんにお届けしたいと思います。

忘れ物・落し物はすべての人の課題

ブリュノさんたち三兄弟が「生活が豊かになる」と思ってウィスティキを考案したのは2013年。まだ学生だったときです。彼らが起業する以前の話で、大切なモノに取り付けることで紛失時に音を鳴らして居場所がわかる便利なアクセサリー、というコンセプトだけで資金調達を実現。彼らの想いに賛同した人が多かったためでしょうか、まだフランスではクラウドファンディングが珍しかった時代で、当時はかなり話題になったそうです。

製品化が決定したウィスティキは瞬く間に人気となり、そして、2015年9月に一般販売を開始した際には発売から数週間で完売。他社からは似たような製品も出ていますが、一番売れている製品がウィスティキです。

ウィスティキはデザインとフランス製にこだわったアクセサリー

ウィスティキは販売して終わりではありません。先に販売したユーザーから寄せられた「美しいものがいい」「用途によって鍵だったり財布だったりペットだったりお子さんだったりの用途ごとにデザインを変えてほしい」「使える範囲やバッテリーなどのスペックについての要望」といったこれら3つの要望を基に改善を進めたのです。

最もこだわっているのはデザイン。実はこのウィスティキのデザインを担当したのは、浅草にあるアサヒビールの金の雲のような「炎のオブジェ」をデザインしたフィリック・スタルクさん!なるほど、それでこんなに素敵なわけだ。

防水機能とデザインのためウィスティキの本体は開けられないようになっていて、バッテリーは交換できません。気になるバッテリー持続時間は約3年。ただ、これは1日に3回音を鳴らすことを前提とした持続時間なので、本当にたまにしか音を鳴らさないのであればもっとバッテリー持続時間は長くなるとのこと。バッテリーが切れても、ディスカウント価格で2台めを購入できるプログラムを用意していて、使い終えたウィスティキはリサイクルします。これはブリュノさんたちがウィスティキをガジェットではなくアクセサリーと見ているからで、この美しいボディを大切にしたいと考えているからなんです。

もう1つのこだわりがすべてフランス製ということ。アメリカやアジアの工場も検討したそうですが、やっぱり100%フランス製にしたいと考え、信頼できるフランスの工場に製造をお願いすることにしたんだとか。そう、ウィスティキはMade in Franceのアクセサリーなんですよ!デザインだけでなく、フランスが持つイメージもブランドとして重要だということでしょう。まるで中身は電子機器ではあるんですが、アパレルショップで販売されていてもおかしくないエレガントさが漂っています。

ついに日本で発売!ウィスティキの基本機能

ここで改めて2016年5月に日本国内で発売となるウィスティキの第1弾製品voila!(ヴォワラ!)の基本機能を見ておきましょう。まず、自宅や自動車の鍵にウィスティキつけておき、忘れたり紛失することを防ぐ目的で使います。

スマホからワイヤレスで操作してウィスティキの音を鳴らし、鍵の在り処がわかる!通信距離は最大100メートルなので、普通の住宅なら問題なく通信できます。また、逆にウィスティキをつけたモノが近づくと音を鳴らすことも可能で、空港のターンテーブルで荷物を待っているときに荷物が近づいたら音を鳴らして自分の荷物がわかる、なんてこともできちゃう!

防水機能があり、水深50メートルの水中に3年間入れっぱなしでも動作可能という素晴らしさ!湖の中に鍵を落としてしまっても、頑張れば見つけられますね(笑)

1つのウィスティキを複数人で管理でき、子供のバッグに付けて夫婦で子供の居場所を安全を見守ったり、ペットの首輪につけて迷子になるのを防げます。

最もすごい機能、ユーザー間でウィスティキの場所を探せることに驚いた!

そして、僕が最もビックリした機能を最後のご紹介したいと思います。

なんと、万が一ウィスティキを紛失してしまっても他人が拾って持ち主に連絡できる機能があるんです!しかも、匿名で。これってすごいですよ!ウィスティキユーザーが他人のウィスティキ付き財布を拾ったら、持ち主に(匿名で)連絡できるってことですから、プライバシーを守りつつ人助けができるってわけ。失くした人も手元に戻ってくるし、こりゃ嬉しいですよ。

さらに、他人のウィスティキアプリをアンテナにして、自分のウィスティキが誰の近くにあるかもわかるようになってるそうで、これなら落とし物をしたときに高い確率で見つかる!マジで未来でしょ!!

そう、最初に「あぁ~未来が来たな!」と言ったのはまさにウィスティキが持つこの機能なんです。ユーザーが増えれば増えるほど精度が上がり、便利になっていく。それによって助かる人も増えるってわけ。

ウィスティキは単に自分の忘れ物を防げるってだけのアクセサリーじゃなくて、落し物をして困っている持ち主のもとへ戻せる自分が落としたときにも戻ってくる、という皆がハッピーになれる素晴らしいアクセサリーなんです!

未来のアクセサリー「ウィスティキ」がもうこの春に手に入る!

日本では2016年5月にオンラインショップやAmazon、家電量販店あたりで発売予定ということで、現在はクラウドファンディングのモーションギャラリーにて支援することで3,900円で購入可能。この3,900円というのが一般販売価格の57%引きということですから、正式販売がされるときには8,000円近い価格になるみたい。欲しい方はぜひ今のうちにモーションギャラリーで支援してゲットしておきましょう!

関連:スマートフォンから持ち物を見つける!100%フランス製Wistiki by Starck コレクション – モーションギャラリー

今回、ブリュノさんからウィスティキの素晴らしさを直接お聞きできてすごく興奮しました。やっぱり、複数のウィスティキとアプリが連携して、落し物をしても見つかる仕組みがすばらしい。市場にはこれまでも忘れ物を防ぐガジェットはいくつかありますけど、ウィスティキが便利なのは圧倒的ですよ。

よく忘れ物をしたり、財布をよく落とす、っていう人は絶対にウィスティキを使った方がいいと思います!ほんと、良い世の中になりましたね~!

関連:Wistiki(ウィスティキ)

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