価格が2万9900円(税込32,292円)という安さであるにもかかわらず、高い性能と充実の便利機能が魅力的に感じたFREETEL(フリーテル)のSIMフリースマホ「FREETEL SAMURAI REI」。
レビュー用にお借りしていた1ヵ月という期日が経過したので、今回はまとめ的な記事です。このまま使い続けたいくらいメタルシルバーのREIが気に入ってしまい、僕としてはかなり好きなスマホとなりました。とはいえ、ちょっと物足りない部分もあったので、良い点・悪い点の両方をふまえてしっかりレビュー記事を書いてみたいと思います。
カメラ性能は普通だけど、シャッター音が消せる!
まずはカメラです。メインカメラは1300万画素、インカメラは800万画素。北海道羅臼町に行ったときに楽しんだBBQでは、夜間の暗い室内にもかかわらずブレずに撮れました。
ただ、スマホ全般でいうと最近のカメラ性能はどれもそんなに大差があるものじゃないし、FREETEL REIの良さはカメラじゃ判断できないな~というのが正直な感想です。もちろん、スマホ選びの際にカメラを重視する人は多いでしょうから評価を言っておきますと、REIのカメラは「並」といったところ。写真は各自の好みになのであまり言っても仕方がないんだけど、REIで撮った写真はコントラストが低いと感じました。もう少しはっきりした色が欲しい。
それと、背景をぼかす一眼レフモードもありますが、擬似的なボケはどうしても不自然に見えてしまいます。
でもね、標準でシャッター音とピントの音が無音にできるのはなかなかすごい。日本のスマホって絶対に音が鳴るものだ、という既成概念を取っ払ってくれました(笑)
関連:[レビュー] FREETEL REI、カメラのシャッター音を消す方法はこちら
改めて思う、片手で快適に操作できる素晴らしさ
FREETEL REIのディスプレイは5.2インチ(1920 x 1080ドット・フルHD)と、ここ最近のスマホはだいたい5インチ前後かそれ以上が定番化しつつあるので、REIの本体サイズは標準的な大きさになっています。しかしながら、画面の大型化で問題となるのは重量が重くなることと片手で持ったときに親指が画面の上部まで届かないことです。
それらの問題をFREETEL REIはボディの薄型化と新ホームボタンで解決。
参考としてiPhone 6sを挙げておきますと、iPhone 6sのディスプレイサイズは4.7インチ。ディスプレイの大きさ=ボディサイズとは言い切れないけど、5.2インチのFREETEL REIは厚みを7.2mmに抑え、重量を136グラムに絞っているのはかなり頑張ったなと思います。iPhone 6sは厚さ7.1mmで、重量は143グラムです。
そして、新たなホームボタン「FREETELボタン」は片手派の強い味方です!
FREETELボタンは指紋認証センサーを搭載したホームボタンで、指紋でロックを解除できるだけでなく、このボタン1つでさまざまな役割を果たしてくれます。
具体的に説明すると、FREETELボタンに軽く1度触れると“戻る”、長押しで“Google Now”、2度押しで“履歴”が開ける。
通常のAndroidスマホではこれら3つの機能がそれぞれ1つずつ独立したボタンに割り当てられていますが、FREETELボタンはこれをたった1つの物理ボタンで可能に。上記の方法で操作できるので、片手で持ったときに親指を左右へ頻繁に動かさなくて済むという利点があります。また、機能の割り当てはカスタマイズもできます。
もしこれが嫌だったら、通常のAndroidボタンに変えることも可能。[設定] → [ナビゲーションバー]から表示・変更できます。しかも、“戻るボタン”・“履歴ボタン”の位置は左右両方が好きな方が選べるのも嬉しい!XperiaとGalaxyで争っていたボタン戦争はとりあえずREIで終戦となります。(いや、そうじゃないw)
関連:FREETELのSIMフリースマホ「REI」、“指が届かない不満”を一気に解消する新ボタンが好き!
便利すぎる「スワイプアップランチャー」
画面の下から上に向けて指をなぞると、フワッとさまざまなメニューが登場します。これがFREETEL REIの「スワイプアップランチャー」。
3段式のメニューになっていて、上段はアプリの履歴、中段はディスプレイの明るさ調節、下段は各種設定メニューがこのランチャー内で操作できます。だから、画面を下からスワイプするだけでやりたいことへはだいたいアクセスできるので便利。便利すぎる!
あとは、下段にある各種設定メニューは自由に順番を入れ替えられたらいいのにな~と思います。
一番オススメしたいのは手に持ったときの気持ちよさ
FREETEL REIの本体価格は3万円ほどと、スペックからしてもコスパの良いSIMフリースマホです。それでいて、アルミボディの採用などデザインにも妥協が感じられません。
この1ヵ月間使わせてもらっていたのはメタルシルバー。フロントガラスの縁はやや丸みを帯びていて、触ってもなめらかなカーブが気持ち良く、サイドはエッジがきれいに削られていて反射する光がとても上品。背面も周囲が優しくカーブしてて、ただでさえスリムなボディがより薄く感じられるのもポイントです。正直、3万円クラスの格安スマホのなかではトップレベルのカッコ良さ。すみません、もうレビュー期限(6月末まで)ですが返却したくありません。いや、ちゃんとクロネコヤマトで送りましたよ!
なお、カラーバリエーションはメタルシルバー、スカイブルー、シャンパンゴールド、ピンクゴールド(7月1日発売)、メタルブラック(7月9日発売)、メタルレッド(今秋)が発売中もしくは発売予定。
【FREETEL REI スペック】
CPU:MediaTek MT6753 Cortex A53 オクタコア(1.3GHz × 8コア)
ディスプレイ:5.2インチ(1920 x 1080ドット・フルHD)
RAM:2GB
ストレージ:32GB
microSDスロット:あり
OS:Android 6.0
サイズ:145.8mm x 71.5mm x 7.2mm
重量:136g
お得なキャンペーンが7月1日からスタート
FREETELのSIMカードを2016年7月1日の10時以降に新規契約すると、翌月から最大3年間299円(ネット基本料)が0円になるキャンペーンがスタート!合計すると10,764円もお得になるので、購入を検討している人はぜひこのキャンペーンを利用してみてくださいね。
さらに、FREETEL REIは『30日間返品保証』が魅力。使ってみて満足できなかった場合には商品到着から30日以内であれば返品可能です。初めてAndroidや格安スマホを使う人にとって、この返品保証は安心感が持てるのではないでしょうか。
普段、僕はFREETELのSIMでiPhoneを使っているですが、この1ヵ月間使っていた「FREETEL REI」はメイン機としても十分使えると思いました。うぅ~、返却せずにこのまま使いたかった~!欲しい!!