最近、企業業績について新聞などでは「四半期決算」とか「4~6月期」という表現をよく見るようになってきました。
特に上場企業は、1年を3ヵ月ごとに4つの期間に分けて細かい業績を発表するようになったんです。それが四半期決算ですね。
第2四半期のことについて述べているとき、例えば「前四半期と比べて利益が30%増加」といったら、この「前四半期」とは第1四半期を指します。7~9月期が第2四半期である企業は4~6月期が第1四半期です。
日本に多い3月期決算企業の場合はこれに当てはまります。第1四半期(4~6月)、第2四半期(7~9月)、第3四半期(10~12月)、第4四半期(1~3月)。
中間決算(上期業績)は4~9月までの半年間のことで、これを四半期で表現すると4~9月期累計決算となります。一方、下期業績は10~翌3月までの半年間です。
ちょっとややこしい四半期決算ですが、
では、中間決算期に貰える配当、つまり中間配当を四半期で表現するとどうなるでしょう。
4~9月期累計配当?
おそらく、そうなるでしょう。
なぜ、「おそらく」とハッキリ断言しないのかというと、世の中にこの表現がぜんぜん浸透していないからです。
実は四半期ごとに配当を実施している企業がいくつかあります。有名なところだとホンダです。3ヵ月ごとに配当がもらえます。
2008年は各四半期にそれぞれ20円、22円、22円、22円、の合計86円の配当を実施しました。
このとき、いわゆる中間配当は第1四半期の20円と第2四半期の22円を足した42円です。
これを4~9月期累計配当と呼ぶにはちょっと抵抗がありますよね。
今回、僕の勤めている会社で、いろいろな企業の業績を当社のWebサイトに掲載するとき、中間期か四半期累計かでひっかかった部分があったので、エントリーを挙げてみました。
出版してる雑誌の方でも四半期に関する問い合わせ、むしろ、四半期とは何?みたいな質問の電話が多いです。
Webで検索しても、Yahoo!知恵袋とか教えて!Gooなどで、四半期決算って何ですか?との質問が多数見られました。
そのくらいまだまだ浸透していない言葉なのかもしれません。
いずれ、四半期ベースでの表現が一般化していくとは思うのですが、今すぐにそれに対応する必要があるのかどうか、もう少し考えてみる必要がありそうですね。
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