こんにちは!@asuka_xpです。
2013年3月5日~9日にかけて、四国にある88ヶ所のお寺を巡るお遍路の旅に行ってきました。
お遍路巡りを体験したのは今回が初めて。「おまえは今までスキャンした本の冊数をおぼえているのか?」の@ushigyuさんと、「nori510.com」の@nori510さんの3人で行ってきたのですが、今回のレポートでは実際どのくらいの費用がかかったのかをお届けしたいと思います。
僕たちは1番の寺がある徳島県・阿波エリアの「霊山寺(りょうぜんじ)」をスタートしてから四国を時計回りに1周し、香川県・讃岐エリアにある88番の「大窪寺(おおくぼじ)」まで5日間で回ってきました。
全日程としては、前日に徳島に来て宿泊した分と最終日の夜に高松に宿泊した分も合わせて、全部で6泊。つまり、7日間です。
ぶっちゃけ言うとけっこうコストがかかる!
まず、お遍路巡りだけ(宿泊費や食事は別)にかかった費用は1人あたり25,000円くらい!
この25,000円という金額のなかには、3人で割り勘したレンタカー代金と駐車場代、高速道路代、ガソリン代、お遍路の衣装が含まれています。
宿泊費や食事などはある程度の個人差があると思いますが、仮に衣装を買わなかったとしても1人20,000円くらいかかるのは高いですね~。
※割り勘できる費用は3人で割った計算になっています。
お遍路巡りの移動費用
さて、数日間にかけて四国を回るということで、全部歩いたり自転車を使ったりしない限りは交通費が生じます。
移動手段ですが、僕たちの場合はレンタカーを使用しました。
お遍路は徒歩で各寺を回り、何日もかけて行うもの、との認識が強いですが、それはもはや昔の話。
現在でも歩いて回っている人はたくさんいますが、各寺には駐車場が完備され、自動車でのお遍路する人用にちゃんと道路の案内標識も整備されています。
僕たちが利用したのはレンタくんというレンタカーの「八十八ヶ所プラン」。
Mパックで5日間20,880円で利用でき、延長も1日あたり4,880円なので6日間や7日間の日程でも安めです!
自動車を利用すると、寺では一部有料の駐車場があるので駐車場代、高速道路代、ガソリン代などもかかりますね。
そして、自動車で回ると言っても、ロープウェイを使う場所が2ヵ所、ケーブルカーに乗る場所が1ヵ所あります。
これらを合計すると往復5,300円かかります。
なお、85番「八栗寺(やくりじ)」ではケーブルカーを乗って山頂まで行くのが一般的ですが、急な坂道を覚悟するならば徒歩でも登ることもできます。かなりきつい坂なのでオススメはしませんが、歩いて25分くらい。僕たちはケーブルカーの乗り場に着いたときはすでに営業時間が終わっていたので、仕方なく歩いて登りました。
お遍路の道具と服装について
お遍路巡りをする際、特に決められた服装はないそうですが、伝統的なスタイルがあります。
「水曜どうでしょう」を見たことがある人は「四国八十八ヵ所」シリーズを知っているかと思いますが、大泉洋が白い衣装を着て、傘をかぶっていましたよね。
この白い衣装を「白衣(びゃくえ)」とか「白装束(しろしょうぞく)」といい、昔はどこで死んでも構わないように覚悟の「死装束」とも言われたそうです。
文字の入っていない真っ白なものもあるけど、文字が入ってる方がカッコいい!
また、頭にかぶる傘は「菅笠(すげがさ)」。白衣または白装束とこの菅笠を身に付けるだけでもお遍路さんっぽくなります。菅笠は日除けや雨を防ぐにも良いです。
もうワンポイント加えてお遍路の服装を整えるには、「輪袈裟(わげさ)」という袈裟。首から掛けるだけで、よりお遍路さんっぽく見えて良いですよ!
僕たちは上記の3アイテムを購入し、お遍路巡りのときはこれらを身に付けていました。この3アイテムにかかった費用は6,500円。
さらに、「金剛杖(こんごうつえ)」、「納経帳(のうきょうちょう)」、「納札(おさめふだ)」も持って歩く人が多いそうです。
宿泊や食事について
宿泊や食事はやろうと思えば安くできます。
一般的なビジネスホテルを利用すると、シングルでだいたい1泊4,000円前後。2,000円台の格安な民宿もあります。
→ 3,990円!温泉と12畳+リビングの広々した部屋の高知プリンスホテルが良かった!
また、八十八ヵ所の寺には、「宿坊(しゅくぼう)」と呼ばれる宿泊施設を設けている寺がけっこうたくさんあり、ここに泊まることが可能。6番の「安楽寺(あんらくじ)」なんかは温泉に入ることができますよ!
僕たちはiPhoneから楽天トラベルのサイトでビジネスホテルを探し、4,000円前後のところに泊まりました。
食事については。。。まぁ、僕らのプランは参考にならないかもしれません。
朝はコンビニでパンや野菜ジュース。昼はその地の名物を食べ、夜は適当な居酒屋で飲んだり郷土料理屋に行ったり。食事はけっこう高く付いたかも(笑)
そのほかの費用
もちろん、他の都道府県から四国に行く・帰るための費用も必要です。
また、すべての寺で納経したり、お賽銭を入れたり、ろうそくやお線香を買ったりしていたら、数百円×88ヵ所の費用が必要となるので、これをやるかどうかはご自身の判断にお任せします。
僕が四国八十八ヵ所お遍路の旅でかかった全費用
- レンタカー、高速道路、駐車場、ガソリン代・・・1人あたり13,000円(3人で割り勘した額)
- 衣装・・・6,500円
- 太龍寺のロープウェイ・・・2,400円
- 雲辺寺のロープウェイ・・・2,000円
- 八栗寺のケーブルカー(900円・歩いたため0円)
- 宿泊費・・・24,840円(タウンホテル千代 4,500円、ビジネス旅館 あかいし 4,200円、高知プリンスホテル 3,990円、えひめ共済会館 3,900円、ホテルリブマックス伊予三島 3,500円、ビジネスホテル パレス高松 4,750円の6泊合計)
- 食事・・・約20,000円(居酒屋、コンビニ、うどん、回転寿司、定食屋、郷土料理、道の駅、ラーメン屋、途中で買ったジュースやアイスなどを含む)
- 東京-徳島の交通費・・・4,600円(青春18きっぷ2回分)
ということで、この旅でかかった費用すべての合計は73,600円くらい。
うぅ~、高いですね(笑)
僕の場合、ホテルの宿泊に関しては全部ポイントで支払ったので実際には全部で5万円かかっていませんが、それでも5万円っていうのはけっこうな額。
こんなにかかるのなら、海外旅行とか沖縄旅行の方がいいじゃん。。。と思うかもしれませんが、まぁ、人生のうち1度はこういった旅も良いんじゃないかなぁ~と個人的には高くても満足しております!
お遍路の旅は自分を見つめ直す良い機会になりましたし、なにせ、人々の温かみや四国の面白さを強く感じることができたほか、観光地としての四国の魅力がありました。
今回行ったお遍路巡りのレポートは、このあとちょこちょこと書いていきたいと思います!
【更新】
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