カフェ・スイーツ

大台町「ひだまり」、温かいおばちゃんと猫が迎えてくれる楽園のようなカフェだった #大台町PR

ページに含まれる広告から収益を得ることがあります

世の中、しっかり商売としてお店をやっていきたい人と、赤字でもいいからのんびりお店をやって暮らしていければいい人と、本当にはっきり二分されるのがカフェの運営者だと思います。

三重県大台町を訪れたとき、特にカフェの話をしていなくてもなぜか「ひだまり」「ひだまり」ってフレーズを耳にしていたんですよね。話題になっていたもののまだ入ったことがなかった「ゆったりのカフェ ひだまり」へ2017年11月、初めて行ってみました。

▶「ゆったりのカフェ ひだまり」へバスでのアクセス方法はこちら

 

「ゆったりのカフェ ひだまり」

お店をやっているのはもともと大台町生まれの染川きみさん。それまで住んでいた大阪から戻ってきて大台町でのんびりとゲストハウスでもやろうかと思っていた2010年、このログハウスでカフェをオープンしたそうです。

ここはログハウスが立ち並ぶ「クラインガルテン宮川」の一角で、田舎暮らしを楽しむための滞在型市民農園となっています。

決して派手ではないけど、小洒落た雰囲気があり、大台町の他の地域とは一線を画していますね。

贅沢な時間がたった400円で過ごせる不思議さ

「ゆったりのカフェ ひだまり」のメニューはコーヒーと紅茶、ハーブティーの3つのみ。価格はそれぞれ400円です。お勘定が簡単だからそれ以上のメニューは用意しないんだとか。

不思議なことにテーブルにはカゴにたっぷり乗ったお菓子が用意されていて、これすべて無料でいただくことができちゃうんです!

取材に訪れたこの日は北海道から来てくれたお客さんからのお土産があると言い、僕たちにケーキを出してくれました。

。。。い、いったい、どうなってるんだこのカフェは(笑)と、内心ビビりながらもお話を伺うと、

「お客さんに長く居てもらって、もっとお話がしたいのでついつい出しちゃうの。お客さん同士も仲良くなって、この前なんかもこの席とその席のお客さんは初めて同士なのに楽しそうにお話してたわ」

と、溢れんばかりの笑顔で話す染川さん。そのおかげで「ゆったりのカフェ ひだまり」を訪れたお客さんはたった1杯400円のコーヒーを注文するだけで、大台町でなぜか全国のお菓子が食べられるという不思議体験ができるわけです。

 

猫の小物やパッチワークなど趣味で集まる場所に

ひだまりを訪れてすぐに気づいたのが、やけに猫など動物の小物がたくさん飾られていること。完全に染川さんの趣味だそうで、お店の外も中も壁もいたるところに猫!

飼っている本物の猫もいて、ニャーと鳴き声が聞こえました(^^)

カップもスプーンもこんな可愛いの!

そのほかにもパッチワークやハンドメイドが好きなお客さんの交流の場になっていて、小物販売の委託を受けて展示販売することもあるそうです。季節ごとに入れ替る小物商品を楽しみにしてるお客さんもいるんだとか。

訪れる人がみんなファンになるカフェ

他にはどんなお客さんがいるのかな?なんと、毎日訪れるおじいさんもいるし、1日に3回も来てくれる超常連さんも!!この日は大台町のもっとも西に位置する大杉谷からわざわざ来てくれた仲良しおばちゃんの姿もありました。

また、観光客も多く、大台町唯一の温泉ホテル「奥伊勢フォレストピア」に泊まった人やバイクでツーリングするお客さんもたくさん訪れるそうです。この静かな環境にぽつんと建っているカフェだから目立つんでしょうね。

気になって訪れたお客さんはすっかり染川さんの温かさに惚れて、また次の機会にも訪れてしまうってわけ。この店に全国からお土産の集まる理由がわかります(笑)

 

こんなコーヒーチケットは初めてだ!

面白いと思ったのが、コーヒーチケット。いやいや!これが単なる普通のコーヒーチケットだったら別に珍しくもなんともないんです。エクセルシオールカフェとかファーストキッチンでも導入していますもんね。

しかし、この「ゆったりのカフェ ひだまり」のコーヒーチケットは何が凄いかって、お店に置きっぱなしにしておいて自分が来店したときに1枚ちぎる形のコーヒーチケットなんです!

なので、壁には個人のコーヒーチケット(残数)がズラリ!!これならお財布の中にわざわざコーヒーチケットの束を入れておく必要がないし、むしろ、お財布を忘れてもコーヒーを飲みに来られるというわけ。手ぶらで訪れてもコーヒーやお菓子をいただけて染川さんとおしゃべりしていると、親戚のおばあちゃん家に遊びに行く感覚かも。なんだ楽園か!

コーヒーチケットの導入は「わたしのお勘定が楽になる」というのが一番の理由だそうで、間違っても染川さんからは“退蔵益”なんていう考えはどこからも感じることができません。

 

“コスパ”と表現したくない「ゆったりのカフェ ひだまり」の良さ

ちなみに、カフェの名前はこの場所が一日中ずっと陽のあたる場所だから娘さんが付けたそうで、染川さんも気に入っているとのこと。

最後には昆布茶と柿まで出てきて、さらに帰り際に袋の中にどっさり入ったミカンまでいただいちゃいました。

帰りの車のなかではコスパという言葉を使うのが恥ずかしいと思いながら、ずっと何か体験したことのない感情でいっぱいでした。なんか、すごい。

「ゆったりのカフェ ひだまり」はその名の通り、温かいオーナーが迎えてくれて心の中からポカポカできる素晴らしい場所でした。

【ゆったりのカフェ ひだまり】
■営業時間:10時~17時
■定休日:火曜日
■駐車場:あり
■住所:三重県多気郡大台町薗180-1 クラインガルテン宮川内

この記事が気に入ったら
いいね ! してね!

Twitter で