近未来的ディスプレイ：ニコンメディアポート「UP300」「UP300x」

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「UP300」「UP300x」をニコンで実際に装着して来ました！
まず、ニコンといえばカメラです。半導体・液晶露光措置なんかも作ってます。
しかし、いわば「出力」に当たる製品ってニコンでは見かけないですよね？プリンターとか液晶ディスプレイとかは作ってないですし。

そんなニコンがこの12月に投入するのがメディアポート「UP300」と「UP300x」です！
このエントリーでは、おなじみAMNの「メディアポート『UP 300x / 300』ブロガーミーティング」で体感してきたことをレポートしますね。
（機能面は以前のエントリーを参照ください）

・電源を入れると、ニンテンドーDSみたいに「フォンッ」って音が鳴って起動します。

・ディスプレイ内に表示されるのは、ソニーのPS3やPSP、ブラビアで採用されているXMB（クロスメディアバー）のようなインターフェイス。そこから動画や写真、音楽を選択します。

・主な操作にはジョグダイヤルと十字ボタンを使用します。また、モーションセンサーも内蔵されいて、頭を振ったりしての操作もできます（UP300xのみ）。

・意外と親切なのは、右目でも左目でもＯＫなこと。アームを前後に回せるので、どちらの目でも好きな方で使うことができますよ。また、耳元のスイッチで音量や液晶の明るさなども調節できます。

・内蔵メモリー4GB（UP300xは8GB）

・無線LAN、ブラウザ搭載でインターネットも楽しめる

・Podcast再生可能

・外部映像音声入力もある（UP300xのみ）

・バッテリーは２時間

そのほか、「UP LINK」で専用サイトからコンテンツをダウンロードしたり、無線LANでストリーミングコンテンツを楽しむこともできます。

っていうか、個人的に肝心なのは「スカウター」として使えるかどうか。
ディスプレイ部に目の焦点を合わせなくてもぼんやり見えるので、見たいときだけ焦点を合わせればいい。あとは、そこに「戦闘力」が映し出せるかどうかだけど（笑）

ディスプレイはとてもきれいで見やすいです！解像度は640×480なので、けっこうきちんと描画ができてる。
外部入力端子があるので（UP300xのみ）、外から何かをつないでもＯＫです。また、「マルチコネクタ端子」という名のUSB2.0端子が付いています。

UPはヘッドホン型なのも特徴の１つですが、どうやら5.1chではなさそうだけど音質は良いと感じましたね。

あと、ほかに気が付いた人がいたかわかりませんが、
実はUPの中身はWindowsCE Pro 5.0なのです！

内蔵ブラウザはJavaScriptやFlash7に対応。Flash9に対応していればニコニコ動画も見られるんだけどなぁ。。。
無線LANも付いていますし、これらの要素から頑張れば面白いことができそうな予感がぷんぷんします。

あとは、値段のわりに上位機種と下位機種の差があまりないのが残念。
上位機種にはマイクとかGPS機能とかが付いていたら、もっと面白かったのに（笑）
また、カメラがあればWeb生放送・ダダ漏れ専用機としてもかなり使えるモノになるでしょうね～！！

■UPに対するアスカ的“妄想”
今回のUPだと無理だけど、こんなことに使えたらいいな～と妄想してみました。

・同じ映像をみんなで見ながら、UPを使ってボイスチャット。（マイク内蔵の必要あり）

・GPSをぜひ内蔵してもらいたい！UPには4～8GBの内蔵メモリがあるので、無線LANで地図データをダウンロードしてメモリ内に格納しておき、屋外を歩きながらのナビゲーションマシンとして使いたい！

・PCの外部ディスプレイとして使いたい！せっかくケーブルでAV機器とつなげられるのだから、PCのモニター出力とUPをつないで、PCの外部ディスプレイとしても使用できたらいいなぁ～と思います。例えば、電車の中とかPC画面を他人に見られたくない場所での利用には最適かと思います。解像度が640×480だとちょっと辛いですけどね。。。

まぁ、現状は上記のようなことは無理だけど、次のようなことは可能だと思います。

・無線LANでのストリーミング映像再生機能を利用し、展示会などでエリアごとの紹介ビデオをそのエリアに来たときだけ再生する。

・UPにミーティング用の資料を映す。UPを装着したプレゼンターは自由に会場を回りながら説明するこができる。

もちろん、普通に動画を内蔵メモリに入れて動画を楽しむのも面白いのですが、どうせなら今までのヘッドマウントディスプレイとは違った使い方をしたいですよね！

記念にと、10台あったUPをみんなで装着して写真を撮ったり、いろいろな活用方法をブレストしてみました（笑）