9月にお送りした「ニンテンドーDSi 関連銘柄はこれだ!」に続き、
今回はチームめ~ん的投資情報第4弾、「太陽光発電 関連銘柄はこれだ!」をお送りします。
3月5日、三菱商事が世界最大級の総合新エネルギー事業会社であるアクシオナ社が開発した、世界最大の太陽光発電事業への参画を決定したと発表しました。
現在、アクシオナ社はポルトガルのモーラ地区(ポルトガルとスペインの国境付近)で世界最大の太陽光発電所を既に商業運転しており、その敷地面積は東京ドーム53個分、皇居敷地面積の2倍にあたる約250haの広大な土地となっています。
この周辺はEU諸国のなかでも日射量が最も豊富なんだとか。
三菱商事がアクシオナ社との新エネルギー・環境事業分野での提携で、モーラ地区では、総事業費約2億6,100万ユーロ、年間発電量93ギガワットアワー(9,300万キロワットアワー)が計画されおり、年間約8万9,000トンのCO2削減効果が見込まれまれています。
■太陽光発電について [三菱商事のプレスリリースより一部抜粋]
“地球に達する太陽光エネルギーを100%変換できるとすると、世界が1年で消費する全エネルギーをわずか1時間でまかなうことができるとされています。太陽の光を直接エネルギーに変換する太陽光発電は、発電時に温室効果ガスを排出しない上、枯渇の心配もないクリーンな発電方法として、地球温暖化防止の持続可能な解決策の1つと期待され、年率30~40%で市場が拡大しています。特に、欧州市場においてフィードインタリフ導入後、風力・太陽光・太陽熱発電は急速に拡大しており、再生可能なエネルギーとして長期的に見ても著しい拡大が見込まれています。”
1年というと365日、8,760時間です。
太陽光から電気への変換効率が100%の高性能太陽光パネルがあり、また、地球面積と同じだけの太陽光発電パネルがあるとすると、
日照時間がわずか1時間だけで8,760時間分の電気を生み出せるということ。
こんな「地球面積と同じだけの太陽光発電パネル」というと現実的に不可能ですが、もし、巨大な充電池があればエネルギーを蓄えることもできるし、地球上の全ての砂漠に太陽光発電パネルを設置するとかの規模だったら、それらを組み合わせてけっこうな量の電気を賄えるのではないでしょうか。
太陽電池には「シリコン型」と「非シリコン型」があり、シリコン型のうち「多結晶・単結晶型」はエネルギー変換効率が高く、量産性に優れています。「薄膜型」というのもあるのですが、こちらは使用するシリコンの量が少なくて低コストで生産できる反面、エネルギー変換効率が低いというデメリットがあります。シリコンが安く大量に手に入れば「多結晶・単結晶型」の太陽電池が増えていくでしょうね!
次世代エネルギーの1つとして太陽光発電が注目されていますが、ほかにも新しい技術が続々と登場しているようですので、これからもこの分野には期待したいですね!
【太陽光発電 関連銘柄】 ※カッコ内は証券コード
○太陽電池セル・モジュール(シリコンウエハ系)
シャープ(6753)、京セラ(6971)、三洋電機(6764)、三菱電機(6503)、
○太陽電池セル・モジュール(薄膜系)
カネカ(4118)、昭和シェル石油(5002)、三菱重工業(7011)
○シリコン、シリコンウエハ
トクヤマ(4043)、大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)、SUMCO(3436)
○太陽電池製造装置
東洋炭素(5310)、NPC(6255)、アルバック(6728)、エス・イー・エス(6290)、フェローテック(6890)
○インバータ
三菱電機(6503)、三社電機製作所(6882)
○その他
石井表記(6336)、旭硝子(5201)、三井化学(4183)