僕にとって今年１回目となるAMNの「未来のホテルを考える」ブロガーミーティングに参加してきました！
まず、ザ・レジェンド・ホテルズ＆トラストの
代表取締役CEO、鶴岡秀子さんの話がとても面白かったです。
終盤にグループディスカッションがありまして、そのテーマが「どうやってこの『伝説のホテル』を宣伝するか」だったんですけど、
とりあえずの回答は出しましたが、この鶴岡さんがすべての宣伝塔になればいいんないかな～というのが本音です（笑）
さて、
この「伝説のホテル」とはどんなホテルなのか？
実は、まだ姿も形もありません。
CEOの鶴岡さんもホテル業の経験はまったくないです人。
しかし、
「誰も作ったことがない伝説のホテルを作る！」
夢に向かう姿勢とその圧倒される構想、人柄に惚れた人が続々と鶴岡さんの周りに集まってきたのです。
特に「７つの教え」という、いわばスローガンのようなものに共感し、3000坪の土地を提供してくれた人も出現。
その「７つの教え」とは、
1. 自然に感謝し、その偉大さを受け入れること
2. 常にエネルギーを充電しつづけ、いつでも分かち合うこと
3. 出会うこと起こること全てに意味を見出し、発展させる努力をすること
4. 世界が変わるのを待つのではなく、自分が変わることで世界を変えようとすること
5. 違いを尊重し、人との対話の中から新しい発見をすること
6. 人を心から信頼し、信頼される自分になること
7. どんな時も、すぐに気持ちで恩返しをすること
人ともっと長く接していられるホテルをやりたい、と鶴岡さんは強く感じてらっしゃいました。
ホテルが建設される場所は、
千葉県いずみ市、九十九里の海に面した20mの高台。
そこにある3000坪の敷地です。
そして、どんなホテルが建つのかというと、
なんと、3000坪のこの広大な敷地に、たった24室しかないというホテル！！
厳密にはホテルは10個のヴィラ（集落）で形成されており、１つのヴィラに１人のオーナーがいます（最大４人の共同オーナー制もあり）。
その10個のヴィラの部屋数の合計が24室なんです。
もっとも、この伝説のホテルの目玉は
お客様と接する時間を長くすることとチャリティー。
通常、少ない従業員で効率良くホテルを稼動することが利益につながりますが、あえてそのようなことはしない。
お客様と仲良く接し、一緒に遊んだり、昔話を伺ったりするというのです。
また、ホテルには「100個の壷」があり、１つ１つに独自コインを入れられるようになっています。その壷にはそれぞれ異なる世の中の役に立つ活動が記載されており、宿泊者は自分の共感した活動の壷にコインを入れます。
伝説のホテルはそのコインの入った壷の通りの活動を実施するというのです。
例えば、貧しい国にワクチンを提供すると書かれた壷があったら、そこにコインを入れると伝説のホテルが実際にワクチン提供の手配をしてくれます。
「Ｗ購入」という商品購入制も取り入れています。例えば、ホテルの売店で100円のノートが200円で販売されており、そのノートを購入すると１冊は自分に、もう１冊が貧しい国の子供たちへ提供されるというものです。
さらに、10個あるヴィラの各オーナーはお客様と一緒に自分の名前でもチャリティー活動に参加できるシステムもあります。
売上の一部がホテル側の費用として募金されるのです。このことによってオーナーはヴィラの売上を減らすことなく、貧しい国への支援に協力できます。
つまり、ホテル（ヴィラ）の宿泊者はこの伝説のホテルに泊まることによって、さまざまな体験をしつつ、世界の貧困の解決に向けた活動に協力できるのです。また、ホテルのヴィラのオーナーになることによって、同時にチャリティーに参加できてしまいます。
宿泊料金は１室あたり８万円。
１人あたりの料金ではないので、３人で泊まっても合計８万円です。
この伝説のホテルを一緒に築いていくヴィラのオーナーのほか、
株主となってくれる投資家も募集中とのこと。
グリーンシート銘柄として４月15日より株式を上場予定。
３月13まで申し込み希望申請を受け付けており、その後、申し込み書類の提出や株式割り当ての抽選を経て、同社に出資することができます。
気になる価格は、11万円（1100円×100株）から株を購入することができます（証券コード：1890）。
時価総額は807億円です（３月６日現在）。
20年後には77番目のホテルをバングラデシュに誕生させるという大きな夢を持ってるこの伝説のホテル。
建設前からこのような幸せな気分にさせてくれるのは、やはりCEOの鶴岡さんの熱意が僕に伝わってきたからだと思います。
これほどまでに人のぬくもりや世界の幸福を考えたホテルはほかにはないでしょう。
他のホテルと違い、泊まるだけでも世界のためになる伝説のホテル。
きっと、この伝説のホテルによって多くの笑顔が生まれることだと思います。
2010年、その開業を楽しみにしたいです。
