2014年1月5日よりスタートしたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」。いきなり第1話でハマってしまった人も少なくないと思います!となると、気になるのが物語の舞台となった場所・ロケ地でしょう。
大河ドラマ「軍師官兵衛」が始まった1月5日、偶然にも青春18きっぷで関西エリアを旅していた僕(@asuka_xp)とコブヘイ(@kobu0203)。
大阪から滋賀県大津市にある建部大社に寄った後、コブヘイの一声で長浜駅に行ってみようということになり、この長浜城に行ってきました!
黒田官兵衛と長浜市
僕は知らなかったのですが、主人公は羽柴秀吉(豊臣秀吉)の軍師でもある黒田官兵衛で、黒田家の発祥の地というのが現在の滋賀県長浜市にある木之本町黒田(近江国伊香郡黒田村)という所。
さらに、秀吉と柴田勝家との戦いが行われた「賤ヶ岳の戦い」には官兵衛も参陣していて、まさにその賤ヶ岳古戦場(しずがたけこせんじょう)は長浜市に位置します。
そして、官兵衛の息子・黒田長政が人質として過ごしたのが長浜市にある秀吉が築城した長浜城なんです!
長浜城の歴史
昔、長浜は今浜という地名でした。そして、長浜城はもともと今浜城という名で秀吉が築城したもので、琵琶湖にある竹生島などの木材や領内の石材が使用されたそうです。天正3年(1975年)に秀吉は小谷城からこの今浜城に移り、地名を長浜に改名したことから長浜城になりました。
天正10年(1582年)には清洲会議によって長浜城は柴田勝家のものとなり、勝家の甥である勝豊が入城。しかし、秀吉はそこに攻め込んで同年の冬に奪い取っているんですね~。翌年の天正11年(1583年)の4月に行われた柴田勝家との「賤ヶ岳の戦い(しずがたけのたたかい)」では秀吉はこの長浜城を軍事拠点として活用しました。
湖北(滋賀県の北部)は石田三成の支配下に入り、その後は内藤信成や内藤信正と城主が移っていくと、元和元年(1615年)には湖北支配の役割は彦根城へ譲ることになります。長浜城は廃城となり、跡形もなくなりましたが、昭和58年(1983年)に再興され、今では城の形をした「長浜城歴史博物館」になっています。(参考:長浜城歴史博物館パンフレット)
城は長浜市長浜城歴史博物館に
上記の通り、現在、長浜城は「長浜城歴史博物館」になっています。滋賀県・JR長浜駅から徒歩5分程度です。
秀吉が今浜城(長浜城)を築城する際の資料や歴史、鉄砲や屏風などが展示されています。歴史を解説したビデオ映像には目を釘付けにして見てしまいましたよ!
残念ながら、館内は撮影禁止。ただし、5階の望楼は戦国パノラマ展望台になっているので景色を楽しむには十分でした。
目の前にある琵琶湖を眺めることができるほか、山頂で世界一の積雪量を記録した伊吹山(1927年に山頂積雪11.82メートル)、姉川の合戦場、賤ヶ岳合戦場など戦国時代の歴史的な地を覗くことができますよ!
@asuka_xpの感想
ん~、やっぱり館内の写真が撮れなかったのは残念だなぁ~と思いつつも、何気なく行ってみたわりには十分に楽しむことができました。美しい琵琶湖と伊吹山や関ヶ原古戦場などに囲まれている長浜は日本史が好きな人にはたまらない場所だと思います!
大河ドラマ「軍師官兵衛」は始まったばかりですが、この長浜はぜひともチェックしておきましょう!
徳間書店 (2013-12-20)
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