2014年7月5日にauから発売された10.1インチタブレット「Xperia Z2 Tablet SOT21」。もう店頭で触ってみた人はこの薄さに驚いてしまったんじゃないでしょうか。
14日にはソニーモバイルコミュニケーションズによる「Xperia Z2 Tablet」の開発秘話や機能説明をメインにしたXperiaアンバサダーミーティングが開催されまして、僕は「Xperia ZL2 SOL25」に引き続き3度目の参加をしてきました。
参加するたびにイベントの濃さが増しているように感じるXperiaアンバサダーミーティング。ソニーモバイルコミュニケーションズの各担当者さんが特徴についてそれぞれ解説してくださるんですが、ポイントを絞った解説がものすごくわかりやすかったです!
僕としては「Xperia Z2 Tablet」のボディやディスプレイについてのお話が面白かったので、その注目のポイントを解説したいと思います。
防水なのに約10.1インチで世界最薄・最軽量
まずは商品企画のごとうさんが登壇。「Xperia Z2 Tablet」のデザインについて、防水・防塵なのに439グラム、6.4mmという約10.1インチの大画面タブレットで世界最薄・最軽量であることを強調。言われてみれば、水が侵入してくるのを防がなきゃいけないのにこんなにも薄くできたのって不思議でしょうがない。
常温の水で1.5メートルの水中で30分耐えられるそうです。防水って聞くとすぐにお風呂で使うことを思い浮かべるけど、お風呂では少しのお湯に浸かるくらいは大丈夫かもしれませんが完全に湯船に浸けて使うのはちょっとやめた方がいいかも。。。一応、常温での防水性ってことらしいので。
厚みが6.4mmしかない側面に注目するとユニボディ構造によってサイドパネルが美しく、丸い電源ボタンは本物のメタルパーツを使用。全体的にクールでカッコイイデザインですし、これならスタバでドヤ顔したくなるわ~(笑)
こんなに薄いけど耐久性大丈夫なの?
続いて、構造と設計について取り上げてみますが、「Xperia Z2 Tablet」は毎日バッグに入れて持ち歩けるサイズを目指し、軽く、薄くを追求したそうです。
外装に金属フレームを使わずに強度を出す構造で、強化ガラスで強い面を作り、ナイロン樹脂フレーム、ガラス繊維強化パネルを使用しています。
面と柱を強固にくっつけることで薄くても強いかたまりができる。これを使ったことで、軽くて薄くて頑丈なボディを実現できたとおっしゃっていましたよ。会場には実際に構造模型があったので参考に。
MacBook Air 11インチ(左)と比べてめちゃくちゃ薄いことがわかります。
テレビを目指した美しいディスプレイ
「Xperia Z2 Tablet」には液晶テレビブラビアでも採用している「トリルミナスディスプレイ for mobile」を使用。これは「Xperia ZL2」もそうでしたね!
大画面タブレットなので、動画や写真、テレビを見ることを想定し、テレビ画質を目指したそうで、特に色の鮮やかさを追求。ちなみに解像度はフルHDを超える1,920×1,200ドット(WUXGA)です。
今回初採用した「Live color LED」によって、赤・緑をより鮮やかに表現!
従来は青色のLEDに黄色の蛍光体を塗っていたために赤と緑がにごってしまっていたそうで、今回は赤と緑の蛍光体を塗ったことで、キレイな赤と緑の再現が可能になりました。
人間の写真を撮ったときにやけに赤っぽく写る場合がありますが、「Xperia Z2 Tablet」では人の肌が赤く写りすぎないよう工夫しているんだそうです。記憶色にこだわり、より鮮やかな記憶色を表せるようになったとのこと。
ビックリしたのがテレビ機能。ワンセグ・フルセグが見られるだけでなく、録画も予約録画もできる。特筆すべきは伸縮アンテナが内蔵されている点でしょう。
「Xperia ZL2」は付属アンテナをイヤホンジャックに挿入する必要があったけど、「Xperia Z2 Tablet」は伸び縮みするアンテナが本体に内蔵されているので地デジが見たいときはこいつを伸ばすだけでキレイに地デジが見られる!
さらに、TVアンテナ用同軸ケーブルのUSBケーブルが同梱。家のアンテナ端子とつなげられるので電波の影響を受けないキレイな映像を楽しめます。あぁ~、学生やサラリーマンの人なら深夜にアニメを録画して、翌朝に電車内で見ながら登校・出勤なんかもできそうですね!
@asuka_xpの感想
LTEとWiMAX 2+の高速通信「キャリアアグリゲーション」に対応していることや、ノイズキャンセリング機能の搭載で雑音の少ないクリアな音を聞けるといった性能の高さも忘れてはいけませんが、グループディスカッションでもあったように、やはり多くの人が「Xperia Z2 Tablet」の防水性とディスプレイの大きさ・キレイさを挙げていました。
しかし、タブレットはあくまでも箱でしかなく、これで何をやるのか何ができるのかが一番重要なポイントでしょう。その点では「Xperia Z2 Tablet」が標準でフルセグ・ワンセグの地デジが視聴・録画できるのは大きなアドバンテージであると言えそう。あ、トップの写真にあるように標準でソニーのお絵かきアプリも入っています。
なお、1ヵ月ほどセルラー版の「Xperia Z2 Tablet SOT21」をお借りしてモニターすることになりましたので、またちょこちょレビューしたいと思います!