コミケ(C86)真っ只中の2014年8月16日(土)、素材を自由に組み合わせて誰でもマンガが作れるPC用ソフト「コミPo!(コミポ)」のユーザーミーティングが都内で開催されまして、コミPo!を開発・販売しているウェブテクノロジのコミPo!統括ディレクターである大和智明さんにお声掛けいただき、僕も参加させていただきました!
ヘビーユーザーから初心者の方まで総勢40名近くが集まり、“実はこんなことができるんだよ!”的なトークや開発秘話、パネルディスカッションなどがあり、多くの場でコミPo!が使われているんだなぁ~ということがわかりました。
まさかの行政機関がコミPo!で公式キャラを作成
特に印象に残ったのがパネルディスカッションの内容。京都府精華町の広報担当である西川さんが、コミPo!を使って作成した女の子キャラクターを町のPRパンフレットに採用したっていうお話です。
財務の公表用資料を作っていた西川さんはあるときマンガで資料を表現する手法を知ります。試してみたいという思いとは裏腹に、予算管理の厳しい行政ですからなかなかすぐには手を出せなかったそうです。それでもなんとかコミPo!の導入にこぎ着けたんだとか。
その後、広報を担当することになったわけですが、最初は冊子の挿し絵に使われる程度だったイラストが、今では完全に「京町セイカ」という精華町の広報キャラクターとして成長。今ではテレビ番組内でアナウンサーと一緒に出演してしまうほどです!
実はコスト面についても優秀で、導入には初期費用がかかる一方、ランニングコストが0円で済んじゃう利点が大きかったそうです。さらに、後からいくらでも表情やポーズを簡単に変更できるので、いちいち外部のデザイナーさんに頼む必要もないんだとか。
ちょっと操作を知っていれば町の職員でもできちゃうというコミPo!のメリットをまさに発揮しているなぁ~と感じましたね。
そして、京都府精華町では驚くべきことに、一般の人に京町セイカのイラストやマンガを描いてもらいたいという想いからコミPo!で使える京町セイカの3Dデータや背景データを配布しているんです!これはすごいなぁ。こういった取り組みのおかげで、セイカちゃんのファンも増えているようです。
企業の製品からPRキャラクターが誕生
より良い製品をアピールするためにコミPo!を活用する企業もあります。作業工具専門店ゴッドハンドで広報を担当する高橋さんは自社のニッパーを紹介するオリジナルキャラ「ニパ子ちゃん」を制作。
それまで、楽天市場のショボいデザインだった販売ページをマンガ風にすることを社内で提案し、GOサインが出たことからこのニパ子ちゃんが生まれたんだそうです。
コミPo!を使ってて良かった点としては、版権イラストを1つ作っておけば、後で自由にアングルを変えて使えるので便利と。バナーの作成を依頼されても、すぐに作れて納品できるのでレスポンスの速さが良いと評価していました。
マンガを活用した法律の解説にも力を発揮
また、「魔法でわかる『労働法』 ―間違いだらけの労働現場―」を制作したコミックウェアの曽利さんはも興味深い内容をお話されていて、普段なかなか理解してもらえない難しい法律の内容をコミPo!で作ったマンガを活用することで理解しやすい資料を作ることができると。事例として、相続税の説明会に参加したお年寄りに対してマンガでの説明を行ったところ、居眠りせずに聞いてくれて、その後の個別相談にもつながったそうです。
@asuka_xpの感想
この御三方のお話だけでもいろいろな活躍の場があるということがわかりましたし、自由に素材を組み合わせて使えるコミPo!の良さを十分に発揮していることが伺えました。コミPo!はWindows専用ソフトですが、Macの中にWindowsを入れればコミPo!も使えるので、僕もまたいじってみたくなりましたね(笑)
ユーザーミーティングに参加したことで実際に使っている人たちの話を聞くことができ、良い刺激になりましたよ!
おまけ:コミPo!の追加用新素材がひと足先に公開された!
なお、2014年8月18日にはコミPo用の追加データ「RPGコスチューム」(1,800円)が配信開始となります。男女各10種類ある素材がユーザーミーティングでフライング公開されましたので、ちょこっとご紹介しておきますね。
ちなみに、TOPの画像は敏腕コミPo!クリエイターの「うぐいすもちさん」が作った「艦これ」素材です!
ということで、いろいろ使えるコミPo!に興味を持った人はぜひコミPo!を試してみてくださいね~!
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