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[CP+ 2015] 写真家・鶴巻育子氏の“写真の旅”を聞いて「EOS M3」にワクワクし放題

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パシフィコ横浜で2月15日(日)まで開催の「CP+ 2015」に行き、Canonブースのメインステージで行われた写真家・鶴巻育子さんによるトークショー「写真の旅 EOS M3の実力」を聞いてきました。

EOS M3」は2015年3月下旬に発売予定の新型ミラーレス一眼カメラ。「ハイブリッドCMOS AF III」を搭載し、AF性能が大幅に向上したことが特徴の1つとなっています。

一足先に持って3ヵ国を旅行してきたという鶴巻育子さんから旅にピッタリな「EOS M3」の魅力をたっぷりお聞きすることができたのでご紹介したいと思います。

「EOS M3」で良くなった3つのポイント

まず、「EOS M2」から「EOS M3」へ進化したポイントとして、以下の3点を指摘していました。

  • ダイヤル操作が可能になったのは嬉しい進化
  • EVFが装着できる
  • 内蔵ストロボはそんなに使わないけど、ちょっとしたときにあると便利

確かに、僕が「EOS M3」を先行体験してきた際に、ダイヤル操作は非常に便利だな~と感じたんですよね。これがあるのとないのとでは雲泥の差。

そして、EVF(電子ビューファインダー)。デジカメの多くは基本的に液晶画面を見て撮影することが多いでしょうけど、鶴巻さんは「EVFを装着してファインダーをのぞきながら写真を撮っていると、私は被写体の人から写真家として見てもらえている気がする」とおっしゃっていました。

風景写真と日常のスナップ写真

旅をしていてなんでもない風景を撮るのが楽しみだそうで、今回の「EOS M3」は液晶の角度を変えられることからローアングルで街の風景が撮影しやすかったそうです。風景を見たままに撮りたいときは構図を作りすぎないのもポイントとのこと。

一瞬のものを狙って撮るのがスナップの面白さと語る鶴巻さん。
場面に応じたテクニックやエチケットとして、知らない人を撮るスナップ写真では被写体がこちらに気付いて振り向いたときにシャッターを押して撮りたいとしています。

女性がこちらを向いているからこその味がありますよね。

で、このときに軽く会釈したり挨拶するとお互い気持ちよくなる。「何撮ってんだこの野郎!」とはなりにくいというわけです。

同じ場所でも他人と違った写真を撮りたい

風景では山をメインに撮る人が多いけど、鶴巻さんは風景写真の中にも生活感を表現するためにあえて街を入れ、自分のオリジナリティーを出しています。

スイスの街の中に小さい山があって城と教会がある。この写真を見てわかるのですが、家の窓など解像感がほんとすごい。

下の写真はベルリンの夕日。ホワイトバランスを何もいじらなくてもこのような綺麗なピンクな空が撮れたそうです。すっごく素敵な写真!

空がこの色をしていた時間は1分なかった。「これを撮れるってことが大事」と、旅の最後に「EOS M3」で撮れた最高の1枚にたいへん満足していらっしゃいました。

「EOS M3」は進化というよりもまったくの別物

AFが高速化したことで、撮りたいときに撮れるようになった点を重ねておっしゃっていたのですが、「EOS M3」の性能の高さを象徴する写真がこちらの走る馬の写真だと思います。

馬はめちゃくちゃ速く走っているにもかかわらず、しっかり目にピントが合っています。1/4,000秒で撮った写真です。

もう「EOS M3」はM2→M3への単なる進化というよりも、まったくの新ラインナップと言ってもいいんじゃないでしょうか。

また、初搭載となったクリエイティブアシスト機能を使うと、「明るく」「暗く」というようにわかりやすい表記で撮りたい写真が撮れるますし、初心者に優しい設計となっています。鶴巻さんがクリエイティブアシストで撮ったのがこちらの写真。

クリエイティブアシストは風景の撮影に向いているそうですよ。

ワクワクして写真を撮りたくなるカメラ

最後に、「EOS M3」は一眼レフカメラに引けをとらない良さを持っていて、これ一台で本格的な作品をどんどん撮れるとおっしゃっていました。写真家として一眼レフは手放せないものの、2台持ち歩いていた一眼レフの1台を「EOS M3」に変えて、サブ機として利用するといった使い方をしていきたいとのこと。

旅行に行くときには荷物を少しでも減らしたいもの。でも、せっかくの旅行だからキレイな写真は撮りたいでしょう。かと言って一眼レフカメラは大きくて重いから邪魔です。空港の荷物検査で出すのも一苦労ですし、持ち込み手荷物の重量も気になるところ。一方、スマホやコンパクトデジカメだと残念だったりします。

ちょうどいいのがミラーレス一眼で、「EOS M3」はそこそこ小さいし、M、M2と比べて圧倒的に良くなりました。サイズも性能もちょうどいいのです。いざとなれば、アダプタを使って一眼レフカメラのEOSシリーズ用のレンズを装着できるのも大きなポイントでしょう。

鶴巻さんは講演の中でおっしゃっていた「撮りたくなるカメラじゃないとワクワクしない」という言葉が印象的でした。もうお気付きのとおり、僕はワクワクしっぱなしです!

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