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『マッドマックス』ジョージ・ミラー監督は普段ハイブリッド車に乗っている!

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サブ㈰
ジョージ・ミラー監督

2015年6月20日公開の映画『マッドマックス 怒りのデスロード』。なんと、約30年ぶりの新作(第4弾)となるのですが、まず先に僕が試写で観てきた感想を言わせていただきますけど、この作品は超ヤバイです!

さて(笑)公開に先駆けて6月4日にはジャパン・プレミアが開催。当然、ジョージ・ミラー監督も来日しておりまして、翌5日には六本木のニコファーレにて来日記者会見が行われました。会見の様子はニコ生で生放送されていて、リアルタイムでジョージ・ミラー監督にコメントを送れるようになっていましたよ!

僕はジョージ・ミラー監督の来日記者会見に参加させていただきまして、監督から『マッドマックス 怒りのデスロード』のウラ話をたっぷり伺うことができましたのでレポートしたいと思います!ご招待してくださいった「A La Carte」の柳下さん、ありがとうございました!

サブ㈪

ジョージ・ミラー監督が8年ぶりの来日

ギラギラの電飾が施された会場に黒のレザージャケットに茶色のサングラスで登場したジョージ・ミラー監督。

「日本で温かい歓迎をしていただき感謝している。この作品を作るのはとても大変だった。私が作りたい作品というのは私が観たい作品だし、スクリーンの中に入り込みたい作品を作る。世界中で良い評価を受けているのでとても嬉しい。」

と、『マッドマックス 怒りのデスロード』の好調ぶりをアピールしながら挨拶しました。

ここから早速質問タイムへ。前日のジャパン・プレミアでの様子を尋ねられた監督は

「2週間前のカンヌ映画祭も素晴らしかったが、それを超えるような素晴らしいジャパン・プレミアだった。1,500人がいるなかで炎が出たり(演出がすごく)、まるでロックスターになったような気分だった。」

と、一夜明けた今もまだ興奮している様子。おぉ、っていうかジャパン・プレミアやってたんですね(笑)そっちも行ってみたかったなぁ(^_^;) 募集してたのすら気づかなかった自分のバカバカバカ~!

主題歌を担当するMAN WITH A MISSIONから質問

今作ではMAN WITH A MISSIONの曲が主題歌に採用されているのですが、そんなMAN WITH A MISSIONのメンバーからビデオメッセージが会場で流れました。

MMFR来日会見×MWAM
MAN WITH A MISSION

「作品中にはギターを弾くキャラクターが登場しますが、続編を作るとしたらぜひ僕らを出演させてほしい!」

という、よくある出演したいネタだったのですが、この質問に対して監督は

「彼らの曲は素晴らしい。本当に映画の精神の部分をうまくとらえられていると思った。まずはそれを伝えたかった。本作ではギターリストが一人だけだったので、何人かいても大丈夫かと思うし、ああいった被り物で登場してくれても良いね。」

と、ふわっと回答(笑)さてさて、どうなるのでしょうかね!

また、ジョージ・ミラー監督は撮影の裏話についても触れ、特に撮影で大変だったのはそのままリアルに、本物にこだわった点なんだとか。

「本物の車両を使って本物の砂漠で本物の人を使ってやったので大変だったが、これによって皆さんに本物を楽しんでもらえる。130日連続で撮影したので安全を確保するのが大変だった。」

とおっしゃっていました。

走る車の上でのポールキャッツもCGなし

続いて、記者会見会場から受け付けた質問への回答へ。

ほとんどCGなしだそうですけど、これは無理だと思ったシーンがあるか?といった質問があり、これは僕も気になっていました。だって、CG使ってないと無理だろコレっていうシーンが山ほどあるんですもん!!

「走ってる車の上で長い棒の上に人が乗ってるやつ(ポールキャッツと呼んでいる)が、あれが間違ったらかなりの事故になると思った。最初は無理だと思って、車を停めた状態で撮ってあとからCGでやろうと思っていたら、スタッフが頑張ってくれて、ある日8人が棒の上でやってくれた。最終的にはトム・ハーディーもあのアクションをやってくれた。」

「もう1つ、トラックが横転するシーンも無理だと思った。例えばうまく横転してもカメラの目の前で停まらなきゃいけなかったから。でも、それがうまくいったので良かった。」

本当に“マッドマックス、マジやばい!”っていうのはこれなんですよ。クレイジーなほどに映像がおかしい!良い意味でですよ?ありえない映像ですもん。生身の体でどんだけ大丈夫なのか不思議でしょうがない!

2番めにマッドなのはヒュー・キース=バーン

キャスト、スタッフの中で一番マッドだと思った人は誰か?との質問には

「自分だ(笑)夢を見ていたような感覚だった。撮影が終わって膨大な量の編集をしていると、自分のものというよりももうそれはみんなのもので、客観的にみたときにこれを本当に自分が作ったの!?とクレイジーに思った。独裁者イモータン・ジョーを演じたヒュー・キース=バーンは役のようにスタッフみんなに自分を敬えと支持していたので、私の次にマッドなのはヒュー・キース=バーンだと思う。」

と、やっぱり自分が撮りたい作品だったら自分が一番マッドだということですよね!!

三池監督の質問に「レクサスハイブリッド」と回答

ここでサプライズとして、ジョージ・ミラー監督の作品から影響を受けたという三池崇史監督と中継が。

「どうも。日本映画界の怒りのデスロード、三池崇史です。」

MMFR来日会見×三池監督
三池崇史監督

三池崇史監督は続けて、

「マッドマックスからすごく影響を受けたんですが、それが長い年月をかけて復活したので、期待して観に行ったら期待をはるかに超える内容で、俺は何をやっているのかと。『極道大戦争』も負けてないけどな!と思った。この機会にお伺いしたのは、マッドマックスを観て感じたのは今ある常識や時代が向かっているものに対して怒りや恐れ、不満があって常識を壊そうというのが作品のモチベーションやエネルギーになっていると思うが、このマッドマックスをハリウッドで作ることがモチベーションになっていくのか?続編を作るにあたって、恐れというのはないのか?」

これに対してジョージ・ミラー監督は

「常に恐れを持っている。なぜなら、流動的な部分が映画作りにはつきまとうわけで、コントロールしたくてもなかなか予測不可能でコントロールできない。ちょうど波乗りするのと同じで自分の知識をすべて注ぎ込んで映画を作るわけだが、ジャグリングのように恐れる部分がある。しかし、ワーナー・ブラザーズが非常にこの映画に理解をしてくれて、典型的なハリウッド映画にはならないことに最初から理解してくれ、非常にサポートしてくれた。楽ではなかったけど。」

そして、続けて三池崇史監督は改造車やクレイジーなバイクがたくさん登場し、こんなにもカーチェイスシーンだらけの作品であることから、

「ジョージ・ミラー監督は普段はどういった車に乗ってるのか?」

と質問。それに対してジョージ・ミラー監督は

「レクサスハイブリッドに乗っている。」

で、会場が大爆笑していました!
えぇ~!?ですよね(笑)

最後に三池崇史監督はこのマッドマックスについて「自分の中でベスト1。」だと言い、ここで中継終了しました。

ニコ生のコメントが流れる会見場を楽しんだ監督

メイン

この手のイベントとしては1時間という長い時間にわたって行われたジョージ・ミラー監督の会見もいよいよ終盤。ここで最後にひとこと。

「これ(周りにニコ生のコメントが流れる)は初体験だった。誰かの脳の中に入り込んだみたいで楽しかった。今日は忘れられない体験をさせてもらえた。(ニコ生の観客の)皆さんから褒めてもらえて非常に嬉しい。初めて『マッドマックス』が認められた日本という国に対して深く感謝している。」

と締めくくりました。

僕は公開後にも劇場で3回は観たい!

記者会見場には昔からマッドマックスファンの記者も多くいるのがわかるほど終始明るいムードが漂っていて、非常に楽しかったです!マスコミ試写で観たときに感じていた興奮が再び復活しちゃいまして、6月20日の公開まで待てない気分(笑)

ずっと新作を待ち続けてきたファンが劇場に殺到するのはもちろん、僕のような新しいファンも注目している作品なので、絶対に早めに予約してから劇場へ行ってくださいね!僕は3回は観ます!!!

関連:“クレイジーすぎる!”『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 – シネマズ by 松竹

予告編動画

(C)2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

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