ブロガーイベント

格安SIMのFREETELが提供する、スマホを使った分だけ支払う料金プランは革命を起こすかも

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ドコモ回線のMVNOサービスを展開し、格安SIMを提供するFREETEL(フリーテル)ではこれまでの非相互接続によるサービスの提供をやめ、ドコモとレイヤー2接続による相互接続サービスを2015年7月15日から開始します。

新サービスの提供を直前に控えた7月10日、都内でブロガーイベントが開催されました。FREETELの真の良さを知ることができる素晴らしいイベントとなり、特に画期的な料金プランの詳細について理解ができたのは僕にとって大きな収穫でした。当ブログではイベント内の料金プランについて詳しく触れていきたいと思います。

ドコモとの相互接続開始で、新サービスと高品質通信を提供へ

これまでU-mobileなどと同じくfreetelのMVNE(回線の又貸し)は評判の良くないFreebitでしたし、freetelについては安かろう・悪かろうのイメージを持っていた人も少なくないかもしれません。freetelを運営するプラスワン・マーケティングではこれを相互接続に切り替え、「高い通信品質を維持する」(プラスワン・マーケティング増田社長)としています。

他社のように海外の安いスマホを格安スマホとして販売するような真似はせず、自前でスマホを開発しているfreetelは実を言うと隠れたファンが多いのも事実。SIMフリーのガラケー「Simple」まで開発し、ついにこの夏に発売するのです。


(SIMフリーのガラケー「Simple」)

SIMフリー端末を扱う通信キャリアに

ブランド名をfreetelからFREETELへと大文字に変えて一新。新たに「SIMフリーキャリア」としてのスタートを切ります。なぜSIMフリーキャリアと呼ぶのかというと、ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアとは異なり、販売する機種にSIMロックをかけずに販売するという特徴が挙げられます。

MNPで電話番号を引き継ぎながらも乗り換えが自由な今、SIMロックほど煩わしい措置はありません。FREETELではユーザーの立場でサービスの提供を行い、利便性の高いSIMフリー端末を取り扱っています。これにより、海外旅行に行った際にはすぐに現地のSIMカードを利用できるのです。それに、FREETELはわざわざ顧客を縛り付けるような「2年縛り」もないですし、いつでも解約可能な点も評価できます。

どうしてFREETELはここまでやるのか。それには増田社長の強い想いがありました。

スーパーマーケットでは何十円の値引き品を買うのに、スマホの料金は使いもしない「通話し放題」に無理矢理加入させられるなどで、2年間で20万円くらい支払っていることに疑問を感じているそうです。

FREETELではその通信料金を月額299円に抑えられ、通話・通信の両方できるプランでも月額999円からという料金で提供します。ぶっちゃけ、FREETELという認知度の低い会社がどうしてドコモと同じエリアでドコモよりもはるかに安い料金を提供できるのか、大抵の人は怪しいと感じるはずです。

このことにも増田社長は触れ、その不安を払拭する解説を事細かに話してくださいました。これを聞いた僕は、すっかりFREETELのファンになってしまいました。ちなみに、増田社長はチューハイの氷結が好きみたい。

僕の知る限り、ここまで包み隠さず通信サービスの裏側を教えてくれたのはIIJとこのFREETELだけです。FREETELはこれまでの常識を覆すために打ち出した料金プランが本当にすごい。

契約するのは299円の1種類だけ。「使った分だけ安心プラン」

月額◯◯円で◯◯GBまで使える。そういったプランはこれまでの常識でした。新規契約する際、これから使うのにわかりもしない毎月のデータ通信量をあらかじめ予想して契約しなきゃいけないという不条理さがあったんですよね。

FREETELが新設した「使った分だけ安心プラン」では基本が最低料金299円(通話ありプランは999円)で済むのが一番のポイントです。「◯◯GBプラン」を選ぶ必要はないのです。ぶっちゃけていうと、この1種類しかプランがありません。

たとえ通信を使い過ぎても料金が無限に上昇する心配もなし。なぜならば、最大通信量は10GBと上限があるからです。使用したデータ通信量に応じた料金は以下のとおり。

100MB 1GB 3GB 5GB 8GB 10GB
データ専用 299円 499円 900円 1,520円 2,140円 2,470円
データ専用+SMS 439円 639円 1,040円 1,660円 2,280円 2,610円
データ・通話 999円 1,199円 1,600円 2,220円 2,840円 3,170円

これにより、10GBという最大上限のなかで、自分で使った容量の分の料金を支払えばいいという式になります。

このプランのメリットは使わなければ自動的に月額料金が299円(通話ありは999円)で済むということ。そして、どんなに使っても10GBの上限金額以上に支払うことはありません(通話は別ですが)。大手キャリアなら10GBでふつうに8,000円とか9,000円とかいっちゃいますから、FREETELの安さがおわかりいただけることでしょう。

つまり、普段は安いし、たくさん使っても安心できるということ。それがFREETELの新しいプラン「使った分だけ安心プラン」なのです。よって、契約時には◯◯GBのプランを選ばずに契約するので、変に頭を悩ませることが不要。これって、今までのプランが難しくてわからないという人には超わかりやすいシンプルなプランだと思いませんか?

おさらいしておくと、どんなにデータ通信を使っても月額2,470円(通話ありは3,170円)。使わなかったら月額299円(通話ありは999円)。わかりやすいですよね!

高品質通信の維持には独自の重要アプリ優先接続で

また、プラスワン・マーケティングの篠原さんによると、ドコモとの相互接続によって少なくても3億円くらいの設備コストがかかるそうです。しかし、通信品質はしっかり維持すると。別の機会にお伺いしたのですが、ドコモと相互接続することで可能になった独自の管理機能を利用し、“重要アプリ優先接続”を行って通信品質を守ることができるそうなんです。それほど速度がいらないアプリと速度が必要なアプリを、それぞれ調節できるってことでしょうかね。

増田社長と篠原さんのお話をお伺いして、他社のような時間ごとに全体的な帯域を絞るといった制御はない、といった印象を受けました。

FREETELの素晴らしい料金プランと新端末に期待

今回のイベントレポートではこの画期的な料金プランについて詳しくお届けしたつもりですが、これからはいよいよWindows 10対応端末「KATANA」やAndroidスマホ「SAMURAI」といった魅力的な端末が投入され、安くてわかりやすい料金だけでなく、端末の魅力も認知されることでしょう。


(Androidスマホ「SAMURAI」)

7月15日からはこれまでのWebサイトに加え、ヨドバシカメラやビックカメラなどの店頭でも契約が可能になります。自社内でコールセンターを構え、故障時には素早く取り替え対応したり、オンライン販売では翌日配送をするなど、サポートやユーザー対応もしっかりしている点も見逃せません。

 → FREETEL

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