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ソフトバンク、英ARMを3.3兆円で買収!狙いはほぼ全スマホからのロイヤリティ収入

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ソフトバンクが英ARMホールディングスを買収したと発表しました。買収額は日本円でおよそ3.3兆円。先にスーパーセル株やアリババ株の売却で約1.6兆円もの資金を調達していましたが、それを買収資金に充てるもようです。

ARMは機能のすべてを一つの半導体チップに実装する設計と、省エネなプロセッサの開発に強みを持っていて、全世界の約300社に850以上のライセンスを提供。AppleがiPhoneに搭載している「A9」などAシリーズのプロセッサはARMのアーキテクチャを採用してるほか、その他ほとんどのAndroidスマートフォンでもARMベースで開発したプロセッサを搭載しています。

これによりARMはほとんどのスマホメーカーからロイヤリティ収入を得ています。つまり、ソフトバンクはARMを買収することによって、その旨味を得ることになります。「IoT」の時代を見据えて、今後はもっと多機能な半導体の需要が加速すると見込んだのでしょう。

そして、うまいことにちょうどイギリスは国民投票でEUからの離脱が決まり、対円でポンドが急落。イギリスのEU離脱はソフトバンクにとって従来よりもおよそ30%安くARMを買収できる絶好のタイミングとなったわけです。

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