BOSEが2016年秋に発売したBluetoothノイズキャンセルイヤホン「Bose QuietControl 30(QC30)」をレビュー用にしばらく使わせてもらっていました。QC30は30,000円をオーバーする価格であるものの人気で品薄な状況になっています。このタイミングで使用できたのはラッキーでした。
そんな気になる人も多いBOSEのQC30をレビューしたいと思います!
もうケーブルとはおさらば!あらゆるストレスから開放された
QC30はBluetoothを設定すればワイヤレスでスマホやウォークマンなどとつながり、邪魔なコードを気にせずに音楽を楽しめます。
首に掛ける部分は不思議とぜんぜん苦にならない。いい感じに首の周りにあるため落ちることは一度もなかったし、通常のイヤホンのようなコードが絡むことがないので素晴らしい。ケーブルがぷらぷらして頬に当たらないのは最高です!
飛行機のうるさい雑音を消せるノイズキャンセル機能
特筆すべきはやはりQCシリーズならではのノイズキャンセル機能。ノイズキャンセルは何かと言いますと、イヤホンに付いているマイクから雑音を拾い、その雑音を打ち消して残った音だけが耳に届くといったもの。
飛行機に乗っているときに使用すると、ゴーッといううるさいエンジン音や機内のエアコンの音などはほぼすべて消えて静かに!iPhoneで再生した曲だけがキレイに聞こえました。
ちょうど隣の席に小さいお子さんを連れた親子が座っていたのですが、このお子さんがわりと元気でして(笑)QC30のノイズキャンセル機能が子供の声や子供をあやすお母さんの声をほとんど打ち消してくれて、おかげで隣を気にすることなく機内を過ごせました。
念のため言っておきますと、QC30のノイズキャンセル機能は音を完全に消すわけではなく、不要な雑音だけを消します。なので、機内アナウンスやCAさんの声など最低限の人の声については音量を軽減しながらもしっかり聞き取れるんです。耳元のリモコンでは音量調節や再生・停止といった操作も。
また、ノイズを打ち消すレベルはスマホアプリ「Bose Connect」で調節可能。周囲の音を半分くらいは耳に入るようにしておきたいな、というときには好みの量に調節できます。
ノイズキャンセルは集中したいときに便利
もう一つ、オススメの使い方を言っておきますね。QC30は耳栓として使えるんです!ノイズキャンセル機能を使いたいときは必ずしも音楽を再生しておく必要はなく、QC30の電源を入れて(ノイズキャンセル機能をオンの状態)耳にイヤホンを入れておけばそれだけで周囲の雑音を消してくれます。つまり、デジタル耳栓としても使用できるわけ!
そのほか、図書館やカフェなどで周囲の音を気にせず勉強や仕事をしたいときにも役立ちます。正直、実際に使ってみた立場として、BOSEのノイズキャンセルイヤホン「QC30」は飛行機によく乗る人や勉強・仕事に集中したい人にはピッタリだし、ビシッとオススメしたい!
ワイヤレスにしては長時間のバッテリー駆動が可能
ちなみに、内蔵バッテリーを充電するときには付属のmicroUSBケーブルを直接挿して行います。バッテリー駆動時間は約10時間と、他社のワイヤレスイヤホンが5~6時間のなか圧倒的な長さです!飛行機の中で3時間超ずっと使っていましたが、残りバッテリーは70%以上ありました。なお、バッテリー残量の確認は電源を入れたときに音声で教えてくれるほか、スマホアプリやiPhoneのBluetoothアイコンに残量が表示されます。
イヤーピースはS・M・Lサイズがあって、自分の耳に合うものに使えられます。また、QC30を収納できる付属のケースがなかなか良くて、安心してバッグの中に入れておけます。
気になる音質についてはBOSEの重低音が響く高品質な音楽がワイヤレスで楽しめますし、イヤホンとしてのクオリティは間違いありません。すごくオススメできるイヤホンだと感じました!