パナソニックが東北関東地方大震災の被災地に『ソーラーランタン』(三洋電機製)を4000個提供すると発表しました。
『ソーラーランタン』は三洋電機が“世界の無電化地域に「電気」と「あかり」を届けたい”とのコンセプトで、アフリカの電気のない国々に寄贈している太陽光で充電できる照明器具です。
三洋電機は、中国青海省で発生した大地震やインドネシア・スマトラ島沖地震による被災者への支援物資として寄贈したことがあります。
正確には『ソーラーLEDランタン』で、外付けの太陽光充電器と接続し、約1日~1.5日充電すると最大20時間の点灯が可能なランプです。
これ、買えないかな~と探してみたら、Webで販売していました!!
Yahoo!ショッピング『ソーラーLEDランタン』です!
太陽光パネルも付属してこのお値段ならぜんぜん手が出ますよね!
またいつ来るかわからない震災のために、1台買っておきたいです。
乾電池の増産に期待
電気屋やコンビニなどで単一電池をはじめ、単二電池や単三電池までもが売り切れになりつつあるなか、3月14日、パナソニックが乾電池の増産するための検討を開始したと日経新聞が報じています。
先日の記事にも書いたように、家電量販店には単一電池が姿を消し、僕が今日(3月15日)に秋葉原のヨドバシカメラに行って見たら、電池コーナーには単四電池しか残っていませんでした。もちろん、被災地優先に供給し、早いところすべての消費者に行き渡るくらいの供給量を確保してもらいたいです。
(3月13日の昼ごろ 単一電池はすでに売り切れ)
↓
(3月15日の夜 単四電池しか売ってない)
■東北地方太平洋沖地震、水・食糧とバッテリーなど物資、今後の備えについて
カセットコンロ用ガスも増産!
3月15日、日本瓦斯が東日本巨大地震で被災した地域を支援するためカセットコンロ用のボンベを24時間体制で増産すると発表しました。
滋賀県の工場で、1日あたり20万本を生産する体制がほぼ整ったとのことで、今後はさらに取手工場でも12万本規模の生産体制を目指すそうです。
また、日経新聞の報道では、岩谷産業もカセットガスとコンロの増産準備に入ったと報じており、工場のフル稼働時には月産約230万本の生産が可能であるとしています。
これなら、カセットガスが売り切れる状況は近いうちに解消されるかもしれませんね。
トイレットペーパーも増産へ
これも日経新聞の記事ですが、日本製紙グループ本社など製紙各社はトイレットペーパーやティッシュペーパーなど家庭紙の増産体制に入ったと報じています。
僕の地元では比較的簡単にトイレットペーパーは手に入りますけど、都内のドラッグストアなどではトイレットペーパーの買い溜めをする人が多いようで、製紙メーカー各社は需要増加に伴う増産が求められていました。
その他の増産情報
そのほか、3月17日付の日経新聞によると、
- キユーピーはレトルトおかゆの生産量を5割強引き上げ、生産量を通常よりも月産40万食程度増やす。
- ハウス食品はレトルトカレーの「カリー屋カレー」を子会社などで新たに製造開始。2割程度増産する。
- ユニ・チャームは紙おむつを増産。マスクは数ヵ月分の在庫があるとのこと。
- P&Gも紙おむつと生理用品をフル生産。洗剤の増産も準備しているとのこと。
- 大塚製薬や徳島県と佐賀県の工場をフル稼働させ、「カロリーメイト」を増産する。
- サントリーはミネラルウォーターの「天然水」を増産。
- 日本製紙は西日本の工場中心にフル稼働させ、トイレットペーパーやティッシュを増産。
- 大王製紙は3拠点でトイレットペーパーやティッシュを増産。
- 王子製紙はグループの王子ネピアが3工場をフル稼働させ、トイレットペーパーやティッシュを増産。
東北関東地方大震災による生活への影響はまだまだこれから出てくると思っていますが、買い溜めしなくても大丈夫なような気がします。みなさんも目の当たりにしていると思いますが、このところのスーパーなどでの買い溜めは過剰ですよね。。。
困ってる人がいたらそっちを優先に譲ってあげるくらいの余裕をもって行動したいものです。
被災地では我々が思っている以上に苦しい生活を送っているはずだし、みんなで助け合っていきたいですね!
■東北地方太平洋沖地震、水・食糧とバッテリーなど物資、今後の備えについて