どうですか、新垣隆さんのこの笑顔!
ニコラス・ケイジが好きな僕としては“ゴーストライター”と聞いても第一に映画『ゴーストライダー』を思い浮かべてしまうのですが、2014年に“ゴーストライター”騒動で世間を騒がせた新垣隆さんがご自身としては初となるクラシックアルバムをヴァイオリニストの礒絵里子さんとのデュオでリリースするらしいです。
そのCDは全16曲を収録したデュオアルバム『ロンド ~珠玉のヴァイオリン名曲集』で、2015年3月11日に発売となります。
発売に先駆けて、2月17日には新垣隆さんと礒絵里子さんが出席するというCDアルバムの発表記者会見が都内で開かれ、その様子を見てきましたのでレポートしたいと思います!
記者会見の内容
バラエティー番組でちょこちょこ見かけることが多かった新垣さんですが、会場はギスギスした雰囲気は特になく、会見はとても和やかな雰囲気で行われました。
まず、2人がデュオでCDを出すにあたって、特にゴーストライター騒動がきっかけだったわけではなく、桐朋学園大学に在学中からの仲で今回のストーリーにつながったとのこと。意外と古い付き合いがあるそうです。
注目のCDについては、新垣隆さん描きおろし曲が「ロンド」「哀しい鳥」の2曲で、他は珠玉のヴァイオリン名曲集となっているんだとか。
このCDと各地で開催されるコンサートについての意気込みを質問された新垣さんは「クラシックの音楽家として非常に香り豊かな文化をできるだけ多くの人に伝えたいという思いがあった。一緒に組むことになった礒さんについてはコンサートでは何よりも彼女の自然体の素敵な音色を楽しんでもらいたい。それを自分がサポートして楽しいステージを作っていきたい」とおっしゃっていました。
一方、礒さんは今回オーダーした2曲について、「『ロンド』は可愛らしい曲。もう1つの『哀しい鳥』は不思議な世界に誘ってくれるような曲になっている。100年、200年後にヴァイオリンのマスター・ピースになる曲だと思っています。作曲家、ピアニストとしての新垣さんを見てもらいたい」とのことです。
ゴーストライター騒動のあった佐村河内守さんとの現在について質問された新垣さんは、彼とのやり取りを公表してから1年が経過し、応援してくれているし、今は代理人を通じてのやり取りになっているが具体的なやり取りは特に行っていないとおっしゃっていました。
マスコミから昔の出来事をいじられることはあるでしょうけど、音楽活動には支障はなさそう。音楽が好きな人にとっては嬉しいことでしょうね!
会場で「ロンド」の生演奏
『ロンド ~珠玉のヴァイオリン名曲集』では新垣隆さんが作曲とピアノ演奏し、礒絵里子さんがヴァイオリンを弾いています。僕の中では最近の新垣隆さんという人については、年末の特番で熱湯に入っていた印象が強く残っていたのですが、演奏がほんと素晴らしい。流れるようなピアノの指さばきがカッコ良かった!
そして、礒絵里子さんのヴァイオリンはたいへん素敵な音色で、弾いている姿が実におキレイでした!個人的にクラシックは若干苦手なジャンルではあるものの、こうして生音を聴くというのは良いものですね。
CD発売・コンサートを全国で開催へ
全国20ヵ所以上でCD発売記念コンサートの開催を予定していて、2015年3月30日には東京文化会館小ホールでも公演があります。新垣さんの復活ともいえるコンサートなので、興味がある人はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!
■『ロンド ~珠玉のヴァイオリン名曲集』(2015年3月30日発売)全16曲一覧
- ロンド
- 朝の歌
- 夜の歌
- エストレリータ
- ゴリウォーグのケークウォーク
- ひばり
- チャルダーシュ
- 我が母の教え給いし歌
- ツィゴイネルワイゼン
- 瞑想曲
- タイスの瞑想曲
- 愛の喜び
- 愛の悲しみ
- 白鳥
- 黒鳥の歌
- 哀しい鳥
※更新当初、礒絵里子の「礒」の字を間違えていました。失礼いたしました。