格安SIM

使い放題の「ぷららモバイルLTE」がサービス終了へ。競争激化の格安SIM、どれを選んだらいいの?

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NTTぷららは提供している格安SIMの「ぷららモバイルLTE」について2017年11月30日でサービスを終えることを発表しました。

ぷららモバイルLTEは月額税込み2,980円の定額でドコモ回線のデータ通信を通信量無制限で使い放題をうたい、格安SIM業界の中では早期から人気を集めてきたMVNOサービス。

今回のサービス終了については、定額を含む全プラン(定額ライト、定額7GB、定額無制限、二段階定額の各プラン)が終了となります。

使い放題のプランが実質3Mbps程度の速度とはいえ、そこそこ使えるとあって僕も一時期はメインで使っていました。

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(2014年11月 ぷららモバイルLTEの速度)

ですが、テザリングする機会が多くなったタイミングでぷららモバイルLTEに不満を感じ、解約。その様子は解約の方法とともに別記事にてレポートしています。

では、利用者が多い格安SIMサービスはどこなのか。格安SIMのユーザーがメイン回線として使っている格安SIMサービスを調べてみると、ぷららモバイルのシェア数は18位で全体としてはわずか0.8%でした。

これはMMD研究所の「2017年3月格安SIMサービスの利用動向調査」によるシェア数です。ぷららモバイルはずいぶん先行して画期的な使い放題サービスを展開したわりには寂しい数字に。。。

上位3位までは楽天モバイル(20.0%)、OCNモバイルONE(12.3%)、mineo(マイネオ)(11.7%)と続き、後発のUQモバイルは8位で5.2%、LINEモバイルは15位で1.2%となっています。

今後、サービス終了する格安SIMは増える

18位のぷららモバイルはずいぶん厳しい立ち位置になってきたと言えますが、このタイミングでの撤退は潔い気もします。激しい格安SIM競争が続くなか、ずるずると低採算・不採算事業を継続するのは企業として良くありません。また別の見方をすれば、18位以下のJ:COM MOBILE、ワイヤレスゲート、YAMADA SIM、BICモバイルONE、エキサイトモバイルなどの格安SIMサービスはぷらら同様、そう遠くない未来にサービスを打ち切る可能性が高いと言えます。

格安SIMサービスはユーザーが増えれば良いというわけではなく、混雑による速度低下を防ぐため品質維持のために設備の増強を余儀なくされますし、逆にユーザーが少なければコストを回収できなくて赤字を継続することになります。

このことから僕はシェアが上位でも下位でもない、常にちょうどいい「普通」あたりの格安SIMを選ぶのがベストだと思っているので、2017年9月現在は高品質な通信速度が評判の「UQモバイル」や、僕が実際に使っていて不満がなくSNSを無料(ノーカウント)で利用できる「LINEモバイル」が選びやすいかなと感じています。

多くの格安SIMが2年縛りのないサービスとなっていますし、1年くらい使って不満に感じてきたらどんどん乗り換えるのがオススメです。

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