ここ最近、海外旅行に行くことがグッと増えた僕は今まさに英会話スクールで英語を学んでいるところです。外国人に英語で話しかける勇気だけは持てるようになりましたが、肝心の会話はまだまだ(笑)ただ、英語がどこでも役に立つのかというと、そうではありませんよね。
人気の台湾は台北だと日本語や英語が通じる場所が多いので心配いりませんが、ちょっと南部に行くと日本語は通じないし、英語もほとんど通じません。台湾南部の最大都市「高雄(カオシュン)」や南部のリゾート地「墾丁(ケンティン)」では中国語でやり取りできないとかなりキツイです。
そこで、音声翻訳機「ili(イリー)」の出番!iliは日本語を中国語に音声で翻訳でき、中国語がしゃべれなくても、iliを使えばこちらの意思を中国語で伝えることが可能なんです!
iliは各空港のカウンターで借りて返却もできるほか、日本を出発する前に自宅での受取りも可能。海外で使えるモバイルWi-Fiルーター「グローバルWiFi」を提供しているビジョンがレンタルサービスを行っています。
2017年5月、僕はiliを開発したログバーが実施した海外を旅しながらiliを体験するという企画、いわばiliの実地テスト的な旅行企画に参加し、ひとりで台湾の南部へ3日間行ってきました。
このとき、羽田空港のカウンターでグローバルWi-Fiとiliをセットでレンタルしたので、受取り場所や返却方法、実際にどんなシーンで活躍したのかなどをレポートしたいと思います。
(海外でネットが使える「グローバルWiFi」)
早朝でもレンタルできるの?朝5時台でも受け取れる!
僕は事前にグローバルWi-Fiとiliを予約し、出発の際に羽田空港・国際線ターミナルで受け取ることになっていました。グローバルWi-Fiをレンタルしたことがある人はご存知だと思いますが、まったく同じようにiliもレンタルできます。
ただ、羽田空港を出発する飛行機の時間が朝6時の便だったため、そんな早朝にカウンターが営業しているのか!?と心配でした。
時間はまったく問題ありませんでした。羽田空港では受け取るカウンターが時間帯によって異なるものの、受け取りも返却も24時間OKなんです!
僕が5時台にiliとグローバルWi-Fiを受け取った場所は「羽田空港国際線ターミナル 出発ロビー3F JAL ABC カウンター」。こちらのカウンターでは深夜・早朝の受取りに対応しています。
カウンターでの受け取りは名前を言うだけ。搭乗時間が迫っていたのですがサッと素早く借りられて安心しました。
深夜の返却は?
一方、海外から日本に戻ってきたら、当然ですがiliとグローバルWi-Fiを返却しなければなりません。
深夜0時に羽田空港に到着した僕は「羽田空港国際線ターミナル 到着ロビー2F JAL ABCカウンター」で返却しました。
TSUTAYAのような返却ポストがあればそこにポンと入れて返却OK。このときはせっかくカウンターに人がいたのでカウンターで返しました。名簿に自分の名前を書くだけで返却手続きが終わり、ものの1分程度で返却が完了しました。借りるときも簡単でしたが、返却も楽チンですね!
僕はスムーズに返却できるよう、台湾の空港を出発する前にiliとグローバルWi-Fiを収納ケースに入れておいたので羽田空港で焦ることなく返せました。
空港が違くても返却可能
東京から海外へ行く人は羽田空港もしくは成田空港を利用するでしょう。LCCで海外に出掛ける人は、行きは成田空港からジェットスター、帰りはPeachで羽田空港に、といった具合に行き帰りで異なる空港を利用する人も少なくないはずです。
そんなときには、iliやグローバルWi-Fiを成田空港で借りて、帰ってきたらそのまま羽田空港で返却したいはずです。もちろん、その逆のパターンも。
訪ねてみたところ、借りる空港と返却する空港が違っていてもOKなんだそうです!つまり、成田で借りて羽田で返すことも可能。余計な追加料金はかかりません。便利でいいですね!
iliの使い方・実際に使ってみた感想
台湾を旅していた3日間、困った際にすぐiliで会話できるよう常にネックストラップで首からぶら下げていました。
iliの使用方法は実にシンプルで簡単。僕のiliは日本語を中国語に翻訳できるタイプです(日本語を英語にするタイプもあります)。iliの中央にある丸いボタンを押しながら日本語をしゃべるだけで、中国語に変換された音声がiliの背面にあるスピーカーから出ます。
ただ、iliはすべての日本語を理解できるわけではありません。旅行の用語に特化しているのです。そこで活用したいのが、自分がしゃべった日本語をiliがしっかり認識できているかどうかを確認できる左サイドのボタン。
これを押すと、今自分のしゃべった日本語がiliから日本語で出てきます。iliが自分とまったく同じ日本語を返してくればしっかり日本語を認識できているということ。もし、うまく認識できていなかったら、意図していない中国語に翻訳されてしまう恐れがあります。僕は台湾人にiliの音声を聞かせる前に、一度自分でiliの発する日本語を確認し、それから中国語に翻訳した音声を台湾人に聞かせるようにしました。
さて、実際に台湾旅行中ではどんな場面でiliが活躍したのか。
高雄の六合夜市でスイーツの豆花を買った際にトッピングで2つの具を選べたのですが、iliで「オススメはどれですか?」と尋ねたところ、結果として小豆のような甘い豆と風味の良い緑豆をチョイスしてもらい、とても美味しく豆花をいただけました!
甘さ控えめの豆花。うまい♪
また、iliを使って一番役に立ったのが、間違った長距離バスのチケットを買ってしまった際にお金の払い戻しをお願いできたことです。iliで「払い戻しできますか?」と聞いたらうまく翻訳してくれて、バスターミナルの窓口でしっかり全額返金してもらえたんです!
一度買ったバスのチケットをキャンセルしてお金を返してくれって言うのは、日本語でも英語でも中国語でもかなり難易度が高いと思うですよね。精神的にも。iliのおかげであたふたせずに返金に成功し、高速タイプの長距離バスに買い直しできたため、本来8時間かかるはずだったバスの移動がわずか2時間に短縮できました!ほんと、iliに感謝。無事に墾丁(ケンティン)に着きました♪
iliを借りるとUSB充電ケーブルとアダプターもしっかりセットになっているので、宿泊先での充電もバッチリです。ちょっとバッテリーの持ちが短めで、朝から使っていると夕方過ぎにはバッテリーが切れてしまうのが残念ですが、スマホを充電するモバイルバッテリーからmicroUSBで充電できますし、こまめに電源を切ったりスリープモードにすることでバッテリー駆動時間を長持ちさせることが可能です。
(右サイドのボタンを1度押すとスリープモードに)
iliを購入する方法
2018年2月より、「ili(イリー)公式サイト」にて一般販売がスタートしました!
こちらでいつでも購入可能ですよ(^^)
iliをレンタルする方法
台湾の旅ではiliが活躍するシーンが何度もありました。具体的な使用レポートは旅行記に含めて公開していくつもりですので、このあとの記事もぜひチェックしてみてくださいね♪
さて最後に、iliをレンタルする方法を解説しておきます。先程も言ったとおり、グローバルWi-Fiの貸出サービスを行っているビジョンがiliもレンタルしています。つまり、グローバルWi-Fiの申し込みページからiliも申し込めるわけです。海外でいつでもWi-Fiが使えて音声翻訳もできたらもう鬼金棒でしょ!
iliやグローバルWi-Fiはこちらの公式サイトからレンタルの申し込みができます。超便利なiliで快適な海外旅行を楽しんできてくださいね!