韓国料理というと焼肉とかサムゲタンとかキムチが思い浮かびますよね。初めて韓国を訪れた僕は完全に初心者なので、まずはガイドブックにもたびたび登場する“ここなら間違いないお店”へ行くことに!
向かったのはソウルで人気という鍋料理カムジャタンをいただける有名店「イルミチッ」。イルミチッの韓国語表記は「일미집」。英語表記は「Ilmijib」です。
(カムジャタ専門店のイルミチッ)
最寄駅は地下鉄4号線の「淑大入口駅(숙대입구역/Sookmyung Women’s University Station)」で、坂道の登って行って徒歩10分ほど。Googleマップで見ても、100件以上の口コミがあって評価も高い!
イルミチッの定休日は基本的に無く、営業時間は昼11時~夜の22時まで。支払いにはJCBも含めてクレジットカードが使えるので、現金を持ってなくても大丈夫です。
カムジャタン(감자탕)とはジャガイモと豚の背骨肉がそのまま入った、ピリ辛の鍋料理です。カムジャタン専門店であるイルミチッは創業50年ですから、もうね、観光でソウルを訪れた人が多く足を運ぶ名店というわけ。
ドアを開けると、1階は普通の食堂のような着席スタイルのテーブル席がぎっしりの店内。決して小綺麗でオシャレなお店というわけではなく、創業50年を超える老舗でありながらも気軽に雰囲気。イルミチッは一人でも入りやすそうなお店です。
通された2階に行ってみると、靴を脱いで上がるお座敷的なテーブル席になっていました。やはり、観光客がよく行くお店なんですね、聞こえてくる会話から日本人が3組ほど。それもすべて女性(若い子もおばさんも)です。
隣の席は韓国の男性ふたり。すでに13時を過ぎていたものの、店内は混雑していました。どうにか2人分の席はあって良かった~。
イルミチッはカムジャタン専門店なので、みんなが食べている鍋を指差して、「あれ!」と言えば注文完了。何も言わなくても鍋の準備が始まります。そして、まだ「ili」の出番はありません!
そう。この旅は音声翻訳機の「ili(イリー)」を使いながら旅をする体験企画。日本語を韓国語に音声で翻訳してくれるiliを使って現地の方々とコミュニケーションを取りながら韓国旅行を楽しもうって企画です。iliを開発した株式会社ログバーからの依頼で、旅費・宿泊費をいただいて韓国を舞台に1泊2日の旅をしてきました。
店員のおばちゃんが持ってきたのがまさにカムジャタン!鍋にはすでに肉や野菜が入っていて、ガスコンロの火をつけて去っていきました。
ぐつぐつぐつぐつ。。。
奥さんと話をしながら煮えるのを待ちます。
ぐつぐつぐつぐつ。。。
美味しそうなスパイスの香りが漂ってきます。
っていうかこれ、いつになったら食べれるの!?www
今朝、韓国・仁川国際空港に到着してから何も食べていなかった僕たちはお腹ペコペコ。早く目の前のカムジャタンを食べたくて仕方がありません。
さて、あと何分煮込めばいいのか。お店の人に聞いてみないとわからん!
と、ここで音声翻訳機「ili(イリー)」の出番ですね!
iliは本体の丸いボタンを押しながら日本語で話しかけると、翻訳された音声が本体裏のスピーカーから出て来る音声翻訳機。ネットにつながっていなくても翻訳できるのが特徴です。
でも、おばちゃんに「いつまで煮込むの?」と質問するのはハードルが高い。なぜなら、おばちゃんが韓国語で「あと5分煮込んでから中火にして10分待ったら食べ頃よ」と言ってきたら、それを僕が理解することができないからです。iliはあくまでも日本語→外国語の一方通行の音声翻訳機。
そこで、質問する際には一工夫。「もう食べてもいいですか?」と聞けばいいのだ!おばちゃんは「はい」か「いいえ」で答えてくれるはず。
案の定、「もう食べてもいいですか?」と聞いてみたら、iliが放つ韓国語の音声にビックリしながらも、おばちゃんは「OK!」と、ジャスチャーを交えながら教えてくれました。
いただきま~す!うは~!辛いんだけどダシの味が染みた肉が最高にうまい!まるでカニを食べるかのように、骨についた肉を一心不乱に食べまくる。うめぇぇぇ~!!
最初どうやって食べたらいいのかわからなかったけど、カムジャタンの食べ方は豪快に手づかみで良かったみたい。
韓国では器を手で持つのは失礼にあたるとの情報だったので、頑張って骨を持たずに箸で食べちゃった(^_^;)
11月のソウルの気温は最低気温マイナスまで冷え込み、昼間でも最高気温は1桁。寒さの厳しいソウルでは温かくて辛いカムジャタンがピッタリね。
と、初めてのカムジャタンに感激していると、何やら周りの皆さんが鍋にラーメンを入れて食べていることに気が付きました。
奥さんがウチらも麺を入れようよとリクエストしてきたので、追加でラーメンの麺をオーダーすることに。
ここ、イルミチッにはファミレスのようなメニュー表がなく、指差ししてオーダーすることができないのが観光客にとって唯一のハードル。再び韓国語しか通じないおばちゃんを呼んで、麺が欲しいことを伝えなければなりません。
しかし、僕たちにはiliがあります!
日本語で「ラーメンをください」をiliに向かってしゃべれば、ili裏側のスピーカーから韓国語に翻訳された音声が出てくる。
あっさりおばちゃんに通じ、奥から袋に入ったラーメンを持ってきてくれました。そうそう。韓国のラーメンって基本はインスタントタイプの乾麺なんです。日本のような生麺みたいのは珍しい。
ついでにスープも足してももらって、最高においしいピリ辛ラーメンのできあがり♪もう1個入れても良かったくらいラーメン美味かった!!
なんかね、麺そのものに旨味が染み込んでるのかわからないけど、鍋に入れたらスープの味がぜんぜん変わって、めっちゃ美味しかったよ(^^) スープもついつい飲み干しちゃった。
カクテキなどテーブルに置いてある漬物は食べ放題なのも嬉しい~!
韓国料理カムジャタンを食べれる老舗イルミチ
お会計の際にもiliを使って、チェック。ふたりで食べたのにたったの16,000ウォン(約1,600円)だったので驚きましたわ。。。安い!美味しかったし、もっと追加オーダーしておくべきだったなぁ(笑)
韓国のソウルを訪れたときに、美味しい韓国料理を食べたいと思ったらぜひ「イルミチッ」に行ってみて!カムジャタンがマジで美味しいから!!そして、〆はラーメンで。
【イルミチッ(일미집/Ilmijib)】
■営業時間:11時~22時
■定休日:なし
■電話番号:+82 2-776-0670
■住所:194-3 Huam-dong, Yongsan-gu, Seoul, 韓国
※訪問日は2017年11月。開発元の株式会社ログバーが実施した、音声翻訳機「ili(イリー)」の体験モニター企画に参加し、韓国を訪れました。開発機の第2世代「ili」を一足先にお借りし、飛行機と宿泊のみ手配していただきまして1泊2日韓国・ソウルで現地テストしてきました