伝統の「松本ほうき」を世界へ!米澤ほうき工房でミニほうき作りを体験 #信州サイコー

長野県のふるさと割で買える魅力ある特産品に現地で触れ、作り手の想いや製品の良さを一人でも多くの方に知ってもらいたいという目的で始まった“「しあわせ信州ふるさと商品」取材ツアー” 。

長野県出身で都内在住の20代の若者たちに混じってブロガーとして参加している僕ですが、2015年9月5日には伝統的な「松本箒(ほうき)」を手作りしている塩尻市の米澤ほうき工房さんを訪れました。

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2年待ち!?人気の「松本箒」とは

松本箒は江戸時代後期から続く伝統工芸品で、なかでも米澤ほうき工房が作る松本箒の大きな特徴は工房の目の前にある畑で材料となる「ホウキモロコシ」を自家栽培し、ひとつひとつ手作業で編むことで非常に丈夫で長持ち。また斬新なデザインやコラボ商品などを展開することによって若い女性からも支持されているほうきであることが挙げられます。


(材料のホウキモロコシ)

松本箒は用途によって長さも硬さも異なり、長い柄のほうきはやわらかくてフローリングや畳にピッタリ。短い柄のほうきは硬めなのでアスファルトを掃除するときに威力を発揮します。そして、ものすごく丈夫。なんと、おじいさんの代から使っているという40年経過した松本箒が現役だというのです。凄すぎる!ホームセンターで売ってるような1年でボロボロになるほうきとは全くもって別物ですね(^_^;)


(左がホームセンターのほうき)

また、デザインが美しい!
このあとの実演を見ると、おぉ~この模様ってこうやって編んでるのか!っていうのがわかり、今まで何気に気づかなかったほうきのディテールに興味が湧きました。たとえば、この市松模様。ホウキモロコシがちょこっと見える部分は紐の手前にくるように編んである。

ただし、あまりにも人気が出すぎて、欲しくても予約が2年先までいっぱい!なにせ手作業なので、1日に1人で2~3本作るのが限界。圧倒的に需要が供給を上回っていて、嬉しい悲鳴状況です。

かまどを掃除する際に他の場所の掃除と区別するために作られた「荒神ぼうき」も人気で、火から守るという縁起の良さから贈り物にも喜ばれるんだとか。

なんとも可愛い「子ぼうき」はデスクの上とかを掃除するのに良さそう!飾っておいても部屋のアクセントになりそうです。

松本箒作りの実演を見た

作り手が減少するなかで父の後を継ぎ、三代目として松本箒を作っているのが米澤資修(もとなお)さんです。実際に松本箒を作っている様子を見させていただきました。

 

柄とほうきの部分の結合には一切の釘も接着剤も使用しません。ドリルで穴を空けた柄に棒を挿し、出た杭を包み込みような形で編んで結合させるです。この作業はまさに職人技だと感じました。

 

真剣な表情から体力をとても使う作業であることがわかります。

 

先ほども少し触れた市松模様は高級箒の証明。海外の模倣品だとここが単なる刻印だったりしますので、職人さんの技は盗めません。

完成したのは3つ玉タイプの松本箒。美しすぎる!

 

お値段はだいたいこれで1万円くらいでしょうかね。
ちなみに、1本のほうきを作るのに100本のホウキモロコシが必要。この畑でいうと、1列で1本って感覚なんだそうです。

 

超楽しい!ミニほうきを作ってみた!

ここで僕たちもほうき作りに挑戦!ミニほうきを編むことになりました。各自、好きな色の紐をチョイス。女性ウケするといいな~と思い、ここはピンクの紐を選びましたよ(笑)

みんな、作業中は無言で真剣そのもの。

編み方はこんな感じで、束ねたホウキモロコシの上に紐を巻き、紐の上にホウキモロコシを1本乗せ、2本先のホウキモロコシを紐の上に乗せる、を繰り返すだけ(わからん。。。)。これを文章で表現するのは非常に難しいので動画で見てくれれば何となく雰囲気はわかるはず!!

ミニ松本ほうき作り! #信州サイコー

@asuka_xpが投稿した動画 –

 

左手のひねりが大事。

完成したミニほうきはこれ。

みんな良い感じに完成し、褒められちゃいました!

それぞれ個性があっていいなぁ!

 

「世界で販売したい」

サラリーマンを辞めて、三代目として松本箒を作ることにした米澤さん。伝統にとらわれない新しいデザインを取り入れていて、今ではBEAMSとか米シアトルの展示会もこの米澤ほうき工房に注目してるとのこと。ほんと、松本箒は使い心地もデザインもめちゃくちゃイイんですよ。柄だけでもいろいろある!

今ではWebサイトで県外にいながらにして注文できる松本箒ですが、将来的には世界で販売したいんだとか。
しかしながら、先ほど触れたとおり今は注文しても2年待ちの状態。じゃあ、世界で売るために生産体制の見直しが必要なんじゃないかと思って質問してみたところ、作り手を増やす前に材料となるホウキモロコシの生産量を確保するため畑を増やしたんだそうです。また、作り手については修行をしたいという若い女性がいるらしく、何かと徐々に準備は整えている様子。ただ、現在ある組合よりもっとしっかりとした組合を作り、土台を構築してから世界に出て行きたいとおっしゃっていました。

「ほうきは自分で好きなように作れるから今の仕事が凄く楽しい。」

実演しながらそう語る米澤さんはどことなく僕と似ているような臭いがしました。好きなことで生活していく、好きだからこそ四六時中やっていられる。この言葉を聞いて、今後の米澤ほうき工房にものすごくワクワクしました。だって、どんなほうきを世に送り出すのか、楽しみじゃないですか!

そうそう。米澤さんの話で驚いたのは、ご自身が教えているサッカー教室の子どもたちに畑仕事をやらせて、バイトとして職業体験みたいなことを実施してるそうで、「バイト代の数百円じゃサッカーボールは買えない。だからモノは大切に使おうね。」と、教えていること。体験を通じて何かの気づきを与えるって、子どもたちにとって一番の勉強になるし、素晴らしいですよ。

僕はミニほうきを作らせてもらったことで、簡単な作業ではありましたが松本箒を好きになるきっかけになりました。楽しかったし、なにより完成したミニほうきが可愛くて、もうすでに愛着がすごい!これは良い体験ができましたよほんと。

と、こんな感じで非常に魅力のある米澤ほうき工房と松本箒。実用的で使い心地もさることながら、新たにインテリアとしても注目されているんだそうです。人気でなかなか手に入れるのが難しい状況ですが、この“「しあわせ信州ふるさと商品」取材ツアー”実施のタイミングにあわせて、一応は予約注文を若干ですが受け付けてくれるそうです!気になった方はぜひ早めに予約注文してみてくださいね!

オンラインショップ – NAGANOマルシェ

【米澤ほうき工房】
住所:長野県塩尻市広丘吉田276-28
電話:0263-57-3848

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